Arduino UNO QのSBC(Single-Board Computer)モードで、ロジクールのマウス(M750)とキーボード(MX Keys Mini)を、BluetoothでArduino UNO QのLinuxに接続した。マウスとキーボードは接続先を切り替えられるように構成されているので、キーボードの接続先をMacに切り替えた後、再度、Arduino UNO Qに切り替えてみた。すると、マウスは動作したが、キーボードが動作しないという現象が見られた。この時点では、根本的な解決法かどうはか不明だったが、接続先をArduino UNO Qに戻し、「fnキー+Arduino UNO Qに割り当てたキーの短押し」の操作により、動作するようになる現象が確認できたので紹介する。

(注)本記事の内容は正確性を保証するものではない。
ハードウェア構成
Bluetoothでのマウスとキーボードの接続状態は下図の「Bluetooth デバイス」の画面で確認することができ、下図(左)はキーボードが動作しない状態の画面、下図(右)はキーボードが動作する状態の画面である。
ペアリングは、キーボード(MX Keys Mini)もできている状態である。


下図はキーボード(MX Keys Mini)の接続先を切り替える3つのキー(F1などにもなるキー、以降、「接続先1キー」)であり、いずれかの接続先キーを押すことによって、その接続先キーに予め設定した接続先の機器に接続を切り替えることができる。
今回、接続先1キーをArduino UNO Qに割り当て、接続先3キーをMacに割り当てていた。

OS・カーネルの構成
OSのディストリ名・バージョンは下記の通り。カーネルのバージョンは「6.16.7-g0dd6551ae96b」
○○@○○:~$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 13 (trixie)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="13"
VERSION="13 (trixie)"
VERSION_CODENAME=trixie
DEBIAN_VERSION_FULL=13.2
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
○○@○○:~$ uname -r
6.16.7-g0dd6551ae96b
不具合の現象
前述したように、図2(右)の状態(キーボードが使える状態)で、接続先3キーを押し、接続先をMacに切り替えた後、接続先1キーを押し、接続先をArduino UNO Qに切り替えても、Bluetoothの接続状態が図2(右)のようにはならず、キーボードが動作しない状態となった。
動作させるための操作
キーボードが動作しない状態で、fnキーを押しながら、Arduino UNO Qに割り当てた接続先キー(接続先1キー)を短押ししたところ、キーボードが動作するようになった。
ただし、この方法によって確実に動作が回復するかどうかは不明で、この方法でしか回復しないかどうかも不明なので、この時点では、あくまでも参考情報であった。
そこで、これらの現象について何か情報がないかを、ChatGPT 5.4 Thinkingに調べてもらった。
これらの現象についてのChatGPT 5.4 Thinkingの回答
「MX Keys Mini」を「Arduino UNO Q」のLinuxにBluetoothで接続しましたが、「MX Keys Mini」の接続先をMacに切り替えると、接続先を「Arduino UNO Q」に戻しても、「MX Keys Mini」が動作しなくなりました。しかし、fnキーを押しながら、「Arduino UNO Q」に割り当てたキーを短押ししたところ、動作するようになりました。
動作しなくなった原因と、動作するようになった理由の情報を収集し説明してください
調べた範囲では、今回の現象は 「MX Keys Mini の Bluetooth ペアリングが壊れた」可能性よりも、Easy-Switch の切り替え操作が Fn ロックの状態に左右されていた 可能性が高いです。MX Keys Mini は最大3台までペアリングでき、短押しでチャンネル切替、3秒長押しで再ペアリング待ち になる仕組みです。つまり、Mac に切り替えた時点で、キーボードの送信先は Arduino UNO Q ではなく Mac 側のチャンネルに移っており、UNO Q では入力を受け取れなくなります。これは Easy-Switch の通常動作です。(Logitech Support)
そのうえで重要なのが Fn ロック です。Logitech 公式は、Fn + Esc で F-row 機能と通常の F1–F12 を切り替える と案内しており、さらに Easy-Switch のトラブルシュートでは、「Easy-Switch ボタンが反応しない場合は、Fn キーがロックされていないか確認する」 と明記しています。したがって、Mac に切り替えたあと UNO Q に戻すとき、割り当てたキーを普通に押しても Easy-Switch として働かず、Fキー側の動作として処理されていた可能性があります。(Logitech)
そして、Fn を押しながら UNO Q に割り当てたキーを短押ししたら復帰した という点は、この推定とよく一致します。Logitech 公式ページは「Fn ロックが Easy-Switch に影響する」と示しており、実際に MX Keys Mini ユーザーの報告でも、Fn+F2/F3 でないと Easy-Switch できなかったが、Fn+Esc で Fn ロックを解除すると直った という例があります。公式文書だけでは「Fn ロック時は必ず Fn+割当キーになる」と一文で断定しているわけではありませんが、公式の説明と実例を合わせると、今回の復帰理由は Fn を併用したことで Easy-Switch のレイヤーが有効になり、送信先が UNO Q のチャンネルへ戻ったため と考えるのが自然です。(Logitech)
つまり、今回の「動作しなくなった原因」は、Mac に切り替えたことでアクティブな接続先が UNO Q から外れたこと と、その後の戻し操作で Easy-Switch キーが Fn ロックの影響を受けていたこと の組み合わせだった可能性が高いです。逆に「動作するようになった理由」は、Fn + 割り当てキーで Easy-Switch が正しく発動し、UNO Q 側のチャンネルに戻れたから と説明できます。これは、Fn ロックが Easy-Switch に影響するという Logitech 公式の案内と整合します。(Logitech)
補足すると、MX Keys Mini は Linux でも基本機能に対応していますが、Windows/macOS 以外ではソフトなしの基本動作が中心 です。そのため UNO Q の Linux 側では、Mac のように設定アプリや通知で Fn ロック状態を把握しにくく、「急に効かなくなった」ように見えやすいです。再発防止としては、まず Fn + Esc を一度押して Fn ロック状態を確認 し、そのうえで Easy-Switch の割当キーを短押し する、という順番を覚えておくのが安全です。(Logitech)
必要であれば次に、UNO Q 側で「今どのBluetoothデバイスが接続中か」を確認するコマンド と、MX Keys Mini の Fn ロック確認手順を1枚にしたメモ を作ります。
どうやら、F1キーが有効なモードになっていたため、接続先1キーなどのEasy-Switch キーが効かない状態になっており、fnキーを押している状態で、一時的にEasy-Switch キーが有効なモードになり、その状態で接続先1キーを押すことによって接続先1キーがEasy-Switch キーとして正常に機能するようになるということのようである。
また、回答されているように、Fn + Esc を一度押してモードを切り替えた後、接続先1キーを短押しすることによってもArduino UNO Qでキーボードを動作可能な状態にすることができた。
ロジクール Logi Bolt USB レシーバーを使った場合
USBハブに、ロジクール Logi Bolt USB レシーバーを接続し、そのレシーバーを介してArduino UNO Qに接続する方法も試していた。


Arduino UNO QのLinuxに「Solaar」というソフトウェアをインストールし、「デバイスの追加」を押し、USBレシーバー(Bolt Receiver)を介してマウスとキーボードをペアリングすると、下記の図5の状態となった。キーボードの接続先をMacに切り替えると、キーボード「MX Keys Mini」の文字がグレーになり動作しなくなるが、上記で説明した操作により、動作するようになった。
つまり、Logi Bolt USB レシーバーを介してキーボードを接続した場合も、キーボードを直接、Arduino UNO Qに接続した場合と同じ挙動を示した。

