ブラウザでのChatGPTの画面で、右上のユーザー名の丸いアイコンをクリックすると、「ChatGPTをカスタマイズする」というメニューが現れ、そのメニューを選択すると、2つの入力欄が現れる。YouTube動画で「どのようにChatGPTに回答してほしいですか?」の欄にプロンプトを入力して、AIに英語教師の役をやってもらう例が紹介されていたので、その欄の使い方をChatGPT 4oに確かめてみた。
質問は、2つの入力欄についての質問から始めた。
2つの入力欄がありますが、それぞれどのように使用するのか教えてください。また、このカスタマイズにより、どのようなことができるか、いくつか例を教えてください
1. 「回答を向上させるために、自分について ChatGPT に知っておいてほしいことは何ですか?」
この欄では、ChatGPTがあなたに関する情報を知ることで、よりパーソナライズされた回答を提供できるようにするための内容を入力します。例えば、職業や関心分野、作業環境、好きなトピックなどを記載することで、ChatGPTの回答があなたのニーズに沿ったものになる可能性が高まります。
使用例:
「私はプログラマーで、Pythonをよく使います。」→ ChatGPTが技術的な質問に関してより適切なアドバイスを提供しやすくなります。
2. 「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」
この欄では、ChatGPTの回答スタイルやトーンに関する希望を設定します。あなたが望むコミュニケーションのスタイルや、使いたい言語、形式などを指定できます。これにより、回答があなたにとってより快適で分かりやすくなります。
使用例:
「簡潔で分かりやすい説明を求めます。」→ ChatGPTは回答をシンプルにし、冗長な情報を避けるようになります。
「専門的なトーンで答えてください。」→ 回答がより専門用語を使ったフォーマルなスタイルに変わります。
「日本語で回答してください。」→ ChatGPTがすべての回答を日本語で提供します。
カスタマイズによってできることの例
職業や趣味に合わせたアドバイス
あなたがエンジニアなら、技術的な話題に関して詳細なコード例や専門的な解説を受け取ることができます。たとえば、具体的なプログラミングの課題を解決するサポートや、プロジェクト管理に関するアドバイスを提供できます。
学習支援
学生であれば、学んでいる科目やレベルに合わせた教材や情報を提供します。例えば、「中学生で数学を勉強しています」と記載すると、そのレベルに適した解説を受けられます。
ビジネスの支援
あなたがビジネスオーナーやフリーランサーであれば、ChatGPTは経営戦略やマーケティング、クライアント対応に関するアドバイスを、よりカスタマイズされた形で提供できます。
このように、自分の情報や希望する回答スタイルを伝えることで、ChatGPTはよりあなたにフィットした形でサポートしてくれるようになります。
「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄に、プロンプトを入力して、AIにその役割を果たしてもらうというようなことができますか
はい、「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄にプロンプトを入力して、ChatGPTに特定の役割を果たしてもらうことができます。この欄を使って、ChatGPTに期待する役割やトーン、スタイルを指示することで、より具体的な形での応答を引き出せます。
例えば、以下のようなプロンプトを入力することで、ChatGPTが特定の役割を果たすように指示できます。
役割を設定するプロンプト例:
ビジネスコンサルタントとしてアドバイスを提供してもらう場合
「あなたはビジネスコンサルタントとして私にアドバイスを提供してください。企業戦略やマーケティング、財務計画について具体的なアドバイスを求めます。」
教育者として解説を求める場合
「あなたは教師として、シンプルな言葉で初心者にも理解できるように説明してください。数学の基本的な概念を学びたいです。」
特定の専門家としてのアドバイスを求める場合
「あなたは心理学者としてカウンセリングのアドバイスを提供してください。ストレス管理についての専門的なアドバイスを求めます。」
ストーリーテラーとして活動してもらう場合
「あなたは物語作家として、ファンタジーの世界で冒険する短編小説を書いてください。」
カスタマイズの応用例:
クリエイティブな役割を指定
「あなたは脚本家として、短編映画のシナリオを考えてください。キャラクターやプロットに関するアイデアを提供してください。」
コーチとしての役割を設定
「あなたはライフコーチとして、私の目標達成をサポートしてください。モチベーション維持のためのアドバイスを求めます。」
プロフェッショナルなトーンの設定
「あなたはプロのビジネスパートナーとして、フォーマルなトーンでアドバイスをしてください。」
まとめ:
「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄を活用することで、ChatGPTに特定の役割を果たすような指示を行い、状況に応じた応答を引き出すことが可能です。プロンプトを工夫することで、ビジネスアドバイザー、ライフコーチ、ストーリーテラー、専門家など、さまざまな役割を設定でき、よりパーソナライズされた体験が得られます。
「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄にプロンプトを入力して、特定の役割を果たしてもらう場合と、GPTを作って、その「指示」の欄にプロンプトを入力して、特定の役割を果たしてもらう場合とでは、どのような違いがありますか。できることに違いがあれば教えてください
1. 「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄を使う場合
この欄にプロンプトを入力して役割を果たしてもらう方法は、セッションごとに一時的な指示を与える形になります。次の点が特徴です。
特徴:
一時的なカスタマイズ: この指示は、セッション中のみ有効です。次のセッションが始まるとリセットされるため、同じ役割を果たしてほしい場合は、再度指示を入力する必要があります。
シンプルなカスタマイズ: ユーザーの指示に従って特定のトーンやスタイルで回答を提供しますが、カスタマイズの範囲は比較的シンプルであり、特定のセッションに合わせて役割を変更するための柔軟性があります。
瞬時の設定変更: その都度、役割や指示を変更することで、異なる会話スタイルを気軽に試すことができます。
使用例:
「簡潔で具体的なアドバイスを日本語でください。」
「次の質問に対して、専門的なトーンで答えてください。」
2. GPTを作成して「指示」の欄にプロンプトを入力する場合
GPTを作成し、特定の役割を果たしてもらう方法は、カスタマイズされたモデルを作成し、それを繰り返し利用することができます。以下の点が特徴です。
特徴:
持続的なカスタマイズ: 指示がGPTに保存され、特定の役割やトーンが長期にわたって保持されます。毎回同じ指示を入力する必要がなく、常に一貫した対応が得られます。
詳細なカスタマイズ: より詳細な指示を与え、複雑な役割や特定の条件での応答を求めることができます。特定の業務、教育、クリエイティブプロジェクトなどに役立つように、継続的に使える専用モデルを作成できます。
複雑なワークフローのサポート: より複雑な設定や一連の指示を入力することで、ChatGPTに特定のワークフローやルールに従わせることができます。
使用例:
「このGPTは、私はフリーランスのプログラマーとしてクライアント向けに最適なソリューションを提案する役割を持っています。クライアントの要件に基づいて、実用的な提案を作成してください。」
「教育者として、大学レベルの物理学のトピックについて丁寧な解説を提供し、必要に応じて図解も行ってください。」
3. 違いについてのまとめ
一時的 vs 持続的: 「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄は一時的なカスタマイズのため、セッションを超えて指示を保持することはできません。一方、GPTを作成して指示を与える場合、作成されたGPTは特定の役割やスタイルを継続的に保持します。
簡単な設定 vs 詳細な設定: 「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄は簡単なトーンやスタイルの変更に向いていますが、GPTを作成することで、より詳細で複雑な指示を与えたり、長期的に使う役割を設定したりできます。
柔軟性 vs 専用モデル: 一時的な設定は柔軟にその場で変えられるメリットがありますが、GPTを作成することで、特定の役割や専門的な応答を持つ専用モデルを作ることができ、特定の業務やプロジェクトに役立つツールとして利用できます。
できることの違い:
短期的なコミュニケーション改善(「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄を使う)セッションごとにトーンや役割をカスタマイズし、その場のニーズに応じた回答をもらう。
長期的なプロジェクトサポート(GPTを作成して指示を与える)繰り返し使える専門的なツールとして、特定の役割(例: プロジェクト管理者、エンジニア)を持たせたモデルを作り、効率的に仕事を進める。
どちらの方法を使うかは、目的やニーズに応じて選択できます。短期的な変更を希望する場合は「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」、長期的に特定の役割を果たすカスタムGPTを作成したい場合は「GPTを作成して指示を与える」方法が有効です。
どちらの場合も、音声会話に対応していますか
(一部省略)
どちらの場合も、ChatGPTは現在、テキストベースの会話がメインとなっており、音声会話自体には対応していません。ただし、音声をテキストに変換して使用する場合や、テキストでのやりとりを音声合成で読み上げるツールを利用すれば、間接的に音声のやりとりを行うことは可能です。
スマートフォンでは、ChatGPTボイスモードを使ってリアルな音声対話ができるようになったのではないですか
(一部省略)
はい、おっしゃる通りです!スマートフォンのChatGPTアプリでは、ボイスモードを使ってリアルな音声対話が可能になっています。この機能は、スマートフォン向けのChatGPTアプリ(iOSおよびAndroid)で利用できるようになっており、ユーザーは音声を使ってChatGPTと会話し、ChatGPTも自然な音声で応答します。
スマートフォンのアプリで、「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄に、プロンプトを入力して、AIにその役になってもらい、音声対話をすることができますか
(一部省略)
はい、スマートフォンのChatGPTアプリでも、「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄にプロンプトを入力して、AIに特定の役割を果たしてもらいながら音声対話をすることができます。
(2024年9月26日訂正)
「スマートフォンではカスタム指示は入力できず」と記載していましたが、画面左上の2本線のアイコンをクリックし、最下行に表示されている丸いアイコン(ユーザー名が入っているアイコン)をクリックし、「パーソナライズ」→「カスタマイズ」と進むと、2つの入力欄が現れ、修正が可能で、右上の「保存する」をクリックすることにより保存できました。この修正はPCのChatGPTにも反映されました。(PCのChatGPTのページのリロードは行いました)スマートフォンでは、カスタム指示は入力できず、パソコンのChatGPTの画面で、「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」にカスタム指示を入力して、スマートフォンに、そのカスタム指示が反映されるのを待てばいいのですか
(現状ではスマートフォンでも入力可能)
PCのChatGPTの画面で「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄を修正した場合、その修正がスマートフォンのChatGPTにも反映されるのは間違っていませんが、スマートフォンでも修正が行えます。はい、その通りです。現在、スマートフォンのChatGPTアプリでは直接カスタム指示を入力できません。そのため、PCのChatGPTの画面で「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄にカスタム指示を入力して設定する必要があります。
一度PCでカスタム指示を設定すれば、その設定内容はスマートフォンのアプリにも自動的に反映されます。これにより、スマートフォン上での会話でも、PCで設定したカスタム指示が反映された状態でやり取りを行うことができます。
手順:
PC版ChatGPTでカスタム指示を入力: 「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の欄に、特定の役割やトーンなどのカスタム指示を入力します。
スマートフォンで反映を待つ: カスタム指示が入力されると、その設定はChatGPTのアカウント全体に適用されるため、スマートフォンのChatGPTアプリにも同じ設定が反映されます。
スマートフォンで会話を続ける: スマートフォンアプリで会話を開始すると、PCで設定したカスタム指示が適用された状態で、役割やトーンに応じた応答が得られます。
ポイント:
一度設定されたカスタム指示は、同じアカウントを使用している限り、PCとスマートフォンの両方で反映されます。
スマートフォンでの操作を行う際にも、カスタム指示が反映された状態で会話が進行します。
まとめ:PCでカスタム指示を設定し、その後スマートフォンでその設定が反映されるのを待てば、スマートフォン上でもカスタム指示が適用された会話を楽しむことができます。
カスタム指示はアカウントに紐付いているため、PCとスマートフォンの両方で同じ設定が反映されます。
これにより、PCで細かくカスタマイズした設定をスマートフォンのアプリでも活用できるので、統一された体験が得られます。
スマートフォンの音声対話で、AIが役を果たしてくれるのは、セッション内に限るということですか。
(一部省略)
はい、スマートフォンの音声対話で、AIが特定の役割を果たすのはセッション内に限ることが多いです。つまり、セッションが終了すると、その役割に関する指示はリセットされます。次回の会話や新しいセッションを開始すると、再度同じ役割を果たすように指示を入力する必要があります。
「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の内容を消さなければ、次回もその内容を使えるのではないですか
(一部省略)
おっしゃる通り、「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」の内容を消さなければ、次回のセッションでもその内容が引き継がれます。これは、アプリ上でその設定が保存されている場合に限ります。
つまり、同じプロンプトをそのまま保持した状態で新しいセッションを開始すれば、再度その役割やトーンが適用されるということです。ChatGPTは前のセッションの文脈を覚えてはいませんが、「どのように ChatGPT に回答してほしいですか?」に入力された内容が保存されている限り、その役割やスタイルで応答するようになります。