要約の先(動画編)

次の記事では、PDFファイルをMapifyでマインドマップ化し、マインドマップの各見出し項目が記載されているページ数を出力させたが、今回はYouTube動画について、マインドマップの各見出し項目が話されている時間(タイムスタンプ)の出力を行う。

ChatGPT 4oには、動画の内容を直接分析する機能はないので、MapifyからエクスポートしたMarkdown形式のファイルと、YouTube動画のTranscript(タイムスタンプ付き)のテキストファイルを、ChatGPTにアップロードして、マインドマップの各見出し項目にタイムスタンプを付与するようにChatGPTに指示した。

使用するYoutube動画は、「#MadeByGoogle ‘24: Pixel Hardware」(2024/08/15公開)である。

マップの一部を拡大
Markdown形式ファイル(抜粋)
Transcript(タイムスタンプ付き)のテキストファイル(抜粋)
(使用したプロンプト)

添付したMarkdownファイルは、動画の内容を要約したものです。
添付したテキストファイルは、その動画のtranscriptです。
Markdownファイルのすべての見出しおよび小項目に対応する動画内の再生時間(タイムスタンプ)を、以下の条件に従って追加してください:

Markdownファイルの見出し構成と階層は絶対に変更しない。
すべての見出しおよび小項目にタイムスタンプを追加する。未処理の項目や小項目がないよう、完全に対応させること。
見出しや小項目が独立している状態を保つ。
すべての項目に漏れなくタイムスタンプを追加し、未処理がないようにする。
Markdownファイルの最後の項目が処理されるまで、タイムスタンプの付与をやめないでください。

Markdown形式のファイルの読み込みでエラーが発生した。Markdown形式のファイルの先頭行にはリンクの記載などが含まれていたため、それらの記述を削除し、Markdown形式のファイルの先頭行を「# Pixcel9」とした。

次の出力が得られた。見出し及び小項目にタイムスタンプが付与されている。(抜粋)

# Pixel9

## Pixelファミリーの大規模アップデート - [00:24]

### Gemini AIの統合 - [00:43]

- Pixelデバイスに完全に組み込まれたGemini機能 - [00:43]

- AIの能力を最大限に活用するためのプラットフォーム - [00:43]

- 日常生活のあらゆる面でAIが活躍 - [01:05]

### Tensor G4チップの導入 - [03:05]

- GoogleとDeepMindの共同開発による第4世代プロセッサ - [03:05]

- 高速かつ効率的な処理能力 - [03:05]

- AIモデルに最適化された設計 - [03:05]

一部の項目(見出し、小項目)しかタイムスタンプを付与してくれないことが多く、何度も、「指示」の内容を修正した。まだ、「指示」を改良する必要があるかもしれない。

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