Perplexityの入力画面に「フォーカス」というメニュー項目があり、検索範囲を、「ウェブ」、「学術」、「数学」、「ビデオ」などに変えられるが、その選択肢の1つに「推論(BETA)」があることに気がついた。
Perplexity Proに聞いたところ、次のように回答された。
回答には参照サイトのリンクがついているが、日本のサイトも含まれており、すでにこの機能が取り上げられていた。
(一部省略)
はい、Perplexity AIに新しく追加された「推論」(Reasoning)機能についてご説明いたします。
推論機能の概要
Perplexity AIの有料プランであるProユーザー向けに、OpenAIのo1-miniモデルを活用した「推論」(Reasoning)機能がベータ版として追加されました[1][2]。この機能は2024年9月17日に導入されたものです。
主な特徴
推論機能には以下のような特徴があります:
高度な推論能力: パズル、数学、コーディングなど、複雑な推論を要するタスクに強みを発揮します[2]。
ステップバイステップの解決: 高度なステップを要する問題に対して、正確な推論を提供することを目的としています[2]。
使用制限: 現時点では、Proユーザーでも1日に10回までの利用に制限されています[4]。
処理速度: 現在はやや処理速度が遅いという特徴があります[2]。
注意点
この機能は現在ベータ版であり、今後改善や変更が加えられる可能性があります。
現時点では検索統合が含まれていないため、インターネットからの最新情報は反映されません[2]。
処理速度や使用回数の制限は、o1-miniのAPIの利用制限によるものです[2]。
この新機能により、Perplexity AIはより高度な推論タスクに対応できるようになり、ユーザーにとってさらに有用なツールとなることが期待されています。
活用例
推論機能は、以下のような場面で特に有効です:
複雑な数学的問題の解決
プログラミングの論理的思考
多段階の推論を必要とするパズルの解決
高度な分析や予測を要する課題
OpenAIのo1-miniモデルを使うということなので、推論能力はそれと同じということかもしれないが質問してみた。
他のAIサービスと比べて「推論」機能の強みは?
Perplexity AIの「推論」機能には、他のAIサービスと比較して以下のような強みがあります:
高度な推論能力:
OpenAIの最新モデル「o1-mini」を採用しており、パズル、数学、コーディングなど、複雑な推論を要するタスクに特化しています。これにより、高度なステップを必要とする問題に対して、より正確な推論が可能となっています。
特定タスクへの特化:
複雑な数学的問題の解決や高度なプログラミングの論理的思考、多段階の推論を必要とするパズルの解決など、特定の高度なタスクに強みを発揮します。
正確性と信頼性:
Perplexity AIは一般的に信頼性の高い情報源を重視することで知られており、「推論」機能においてもこの特徴が活かされていると考えられます。複数のAIモデルを活用し、複数のソースをもとにした応答を提供することで、情報の信頼性を担保しています。
透明性:
Perplexity AIは回答に必ず出典を明示する特徴があります。「推論」機能においても、推論プロセスの透明性が確保されている可能性が高く、これは他のAIサービスにはない強みとなります。
最新情報の活用:
Perplexity AIは常に最新の情報を参照する能力があります。「推論」機能においても、この特徴が活かされ、最新のデータや知見に基づいた推論が可能となる可能性があります。
ただし、現時点では「推論」機能はベータ版であり、処理速度や使用制限などの課題もあります。今後の改善と進化が期待されます。
「正確性と信頼性」、「透明性」、「最新情報の活用」が、正式版でどのように実現されるのか、OpenAIの「o1-mini」に付加価値をつけられるのかが気になるところである。
次に、下記の記事で、ひらがなをAIがどう扱うかについて取り上げ、その際はo1-previewの回答を紹介したので、今回も同じ質問をしてみた。
次の手順を実行してください。
#手順
1.日本語のひらがなで、物の名前の中に、同じひらがなが複数含まれるものを15個提案してください。
2. 提案してもらった言葉でクロスワードパズルを作りたいと思います。交差させることができる組み合わせを10個あげてください。
(○×は後から追加した)
同じひらがなが複数含まれる物の名前15選
× かっぱ
○ ばなな
○ しんぶん
○ ふたたび
○ たたみ
○ もも
× おもち
× こっか
× ほっけ
× きっぷ
× こっぺぱん
× かっこう
○ しんしん
× めっき
× かっさ
クロスワードパズルで交差させる組み合わせ10選
× かっぱ ↔ しんぶん
× ばなな ↔ たたみ
× しんぶん ↔ こっか
× ふたたび ↔ かっこう
× たたみ ↔ もも
× もも ↔ めっき
× おもち ↔ きっぷ
○ こっか ↔ ほっけ
○ きっぷ ↔ こっぺぱん
○ かっさ ↔ かっぱ
一旦、「×」の沼に落ちると、なかなか抜け出せないような結果となった。API 経由のせい?
回答の最後には「01 MINI」が表示されていた。
現在、OpenAIのo1-miniモデルやo1-previewモデルにはファイルを添付できないが、「推論」を選択しても、ファイルの添付は行えるようであった。