Perplexityのコレクションは、Perplexityで行った複数の検索(スレッド)をまとめて管理できる仕組みということなので、下記の記事などの作成時に使ってみた。使用したのはPro版である。まとめて管理できるのは便利だが、不便な点もあったのでその点を紹介する。
上記の記事では、Perplexity Proで、使用するAIモデルを切り替えて、その回答の違いを紹介したのだが、同じ質問を、6つのAIモデルに対して行い、その回答(6スレッド)を1つのコレクション「OpenAI ソーシャル検索」に保存した。
このように構成することによって、ライブラリを表示させた際、コレクションの一覧も表示され、そのコレクションを選択することによって、コレクション内のスレッドの一覧を表示させることができる。
スレッドの一覧を見ると、各スレッドの1行目に質問の冒頭部分が表示され、2行目から、AIモデルの回答の冒頭部分が表示されていることがわかる。また、フォーカスを「ソーシャル」としたスレッドであることがわかる。しかし、どのAIモデルの回答かわかりにくい。今回の6スレッドが、同じ質問を複数のAIモデルに対して行うという特殊なものであるという事情はあるが、各スレッドを区別しやすくするような仕組みがほしい。スレッドを開くと、回答の最後に「GPT-4 OMNI」のようにAIモデルの名称が表示されるのだが、表示されないAIモデルも複数ある。
スレッドを区別しやすように、スレッドの名称を後で付けられるような機能がほしい。
これまでの例は、検索を行なってスレッドを作成し、それらのスレッドをコレクションに追加するという方法でコレクションを作成した。
次にネットで紹介されていた方法(コレクションのAIプロンプトの欄に指示内容を入力し実行させてスレッドを作成する方法)を試した。このように構成しておけば、「実行して」と入力だけで同じ検索処理を実行させることができる。
AIプロンプトの欄に「AIに関する最新のニュースを10個回答してください。その際、各ニュースには、参照サイトを表示し、そのニュースへのリンクをつけてください」と入力して実行させた。(AIモデルはデフォルト(Perplexity)を使用)
上図のように回答が行われたが、リンク先のほとんどは、ページがない(404エラー)という表示になり、正しいページは表示されなかった。
その後、コレクションからではなく、新しいスレッドで同じ質問をしたところ、下記の回答があり、回答されたニュースは違ったが、リンクは正しいページにリンクされていた。
現状では、コレクションのAIプロンプト欄の検索指示に対する回答には有効なリンクがつかなかった。