Dia 初見

The Browser CompanyのDiaブラウザ(現在はAppleシリコンのMacが対応)が使えるようになったので試してみた。
すでにYoutube動画等で紹介されており、魅力的な機能が搭載されているようである。
Diaをインストールすると、Youtubeの紹介動画「Diaを使い始める」が再生される。動画の内容に補足説明を追加して紹介(抜粋)する。
ただし、本記事の内容は記事作成時点の内容であり、その正確性や信頼は保証できるものではない。

Diaの概要

Diaの紹介


Diaは、AIを活用したブラウザで、どのページからでもチャットでき、作業を効率化・個人化できるツール。

どのページからでもチャット


右上のチャットボタンやショートカット(command+E)で、今見ているページの内容に即した質問や要望をすることができ、AIにURLを送る必要がない。YouTube動画の要約記事の内容の説明なども可能である。

下図はYouTube動画の要約を行なった例で、右のチャットウィンドウで、「この動画の内容を要約してください」と入力すると、チャットウィンドウに要約が表示された。

ブラウザに表示された文書の一部を選択すると、選択された部分が、チャットウィンドウに、Selected Textとして表示されるので、この状態で、「Ask another question」の欄に、選択されたものに対する質問等を入力することもできる。

タブをメンションしてコンテキストを取得


他のタブ過去に開いたページブックマークしたページを「@メンション」することで、複数の情報を組み合わせて活用できる。例えば、電子メールのページと、カレンダーのページを表示し、チャットウィンドウで自分の空き時間を調べて予定を返信したり、複数タブの内容をまとめたりできる。

また、企業や団体で「文章を作成する際の決まり(ライティングルールや文章作法)」として定められるものがあり、「スタイルガイド」「ライティングポリシー」「ブランドガイドライン」「エディトリアルガイドライン」などと呼ばれているが、一方のページに作成中の文章を表示させ、他方のタブに「スタイルガイド」を表示させた状態で、「文章をスタイルガイドにしたがって修正して」と入力して文章の校正を行うというようなこともできる

チャットウィンドウの入力欄に「@」を入力すると、開いているページのタイトルが表示され、いずれかを選択して、質問等の対象となるページを増やすことができる。下記の例は、2つのYoutube動画のページを選択した状態であり、この状態で質問や2つのページの比較などを行うことができる。

さらに、Notionの新規ページを開き、その状態で、「2つのページの比較結果を新規ページに出力できるようにして」と指示すると、チャットウィンドウに比較結果と「Insert」というボタンが表示されるので、そのボタンをクリックして、Notionの新規ページに比較結果を挿入するという使い方もできるらしい

組み込みスキルとカスタムスキル


ライティングやコーディングのためのスキルが最初から搭載されており、好みに合わせてカスタマイズできる。たとえば、メール返信の文体(カジュアル・箇条書きなど)を設定可能。

チャットウィンドウの入力欄に「/」を入力すると、あらかじめ組み込まれたスキル「Write」や「Code」が表示される。スキルとは処理対象に対して所定の処理を施す命令であり、「/Write」のように使って、予め設定された所定の処理を行うことができる。

独自のカスタムスキルを作成し、ワークフローに合わせて自動化や定型作業を効率化することもできる。例として「morning」というスキルを作り、毎朝決まった作業を自動で実行できるようにすれば、毎回、長いプロンプトを入力する必要がなくなる。

「New Tab」をクリックして新規タブを表示させ、チャット入力欄の右端の「V」をクリックすると、スキルの一覧が表示され、「New Skill」(カスタムスキル)を作成することができる。

「When I prefix a query with:」の欄に「/morning」のようにスキルの名称を入れ、「Run the following prompt:」の欄に、所定の処理の内容を入力する。

ブラウザに表示されているものについて簡単に質問できたり、表示されている文書に含まれる用語について、必要に応じたレベルですぐに調査できるのは便利。
複数のページ(複数のWebベースアプリ)を臨機応変に組み合わせて処理できるので、ブラウザの新しい使い方ができる。

質疑応答

次にDiaとの質疑応答の内容を紹介する。

Diaは、開いている画面を見てくれていると思いますが、カメラのアイコンの「add a screen capture」の機能も備えています。どのように使い分けたらいいですか

Diaの回答

Diaは「画面の内容」と「add a screen capture」機能を状況に応じて使い分けます。

使い分けのポイント

1. Diaが自動で画面を見てくれる場合

  • Diaは、今開いているウェブページやタブの内容を自動的に認識し、その情報をもとに質問に答えたり、要約や説明をしてくれます。
  • たとえば「このページの内容を要約して」と聞くと、今見ているページのテキストや情報をもとに返答します。

2. add a screen capture」機能を使う場合

  • ページ上の特定の部分や、画像・図表・グラフなど、テキストとして認識できない情報をDiaに伝えたいときに使います
  • たとえば「このグラフの意味を教えて」「この画像の中身を説明して」など、画面の一部を切り取って質問したいときに便利です。
  • また、ウェブページ以外のアプリや、Diaが自動で認識できない画面の内容も伝えられます

まとめ

  • テキストやページ全体の内容→Diaが自動で認識
  • 画像・図・特定の画面部分→「add a screen capture」で伝える

状況に応じて使い分けることで、より正確で便利にDiaを活用できます。

ECサイトのページをブラウザで表示させておき、表示されている商品について質問できますか。その場合、文字データとして取り出せる部分についてのみ回答できるということですか。

Diaの回答

はい、ECサイトの商品について質問できますが、テキスト情報のみ自動で認識します。

詳しい説明

1. テキスト情報について

  • Diaは、ECサイトのページに表示されている「商品名」「価格」「説明文」など、テキストとして取得できる情報を自動で読み取り、質問に答えることができます。
  • たとえば「この商品のスペックを教えて」「価格はいくら?」など、ページ上の文字データに基づいて回答します。

2. 画像や図、テキスト化されていない情報について

  • 商品画像や、画像内に書かれている文字、図表などは自動では認識できません
  • その場合は「add a screen capture」機能を使って、画像部分を切り取ってDiaに送ることで、画像の内容についても質問できます

3. できること・できないこと

質問内容例
Diaが自動で回答できる?
商品名や価格、説明文
〇(テキスト情報なら可)
商品画像の色やデザイン
×(自動では不可)
画像内の文字や図表の内容
×(自動では不可)
画像をキャプチャして質問
〇(キャプチャ送信時)

まとめ

  • テキスト情報自動で認識・回答可能
  • 画像や図add a screen capture」で質問可能

このように、質問内容によって使い分けると便利です。

Diaは、2つのページを比較して質問に答えることができますか

Diaの回答

はい、Diaは2つ以上のページを比較して質問に答えることができます。

どのように比較できるか

  • Diaは、複数のタブやページの内容を同時に参照し、比較やまとめを行うことができます
  • たとえば「AのページとBのページの商品スペックを比較して」「2つのニュース記事の主張の違いを教えて」などの質問が可能です。

使い方のポイント

  1. タブをメンションする
    比較したいページを両方開き、質問の中で「@タブ名」や「@ページタイトル」などで参照したいタブを指定します。
    例:「@Aのページと@Bのページの違いを教えて」
  2. 自動で内容を取得
    Diaは指定されたタブのテキスト情報を自動で取得し、比較や要約を行います。
  3. 画像や図の比較
    画像や図表などテキスト化されていない情報は、「add a screen capture」機能を使って両方の画像を送ることで比較も可能です。

注意点

  • 比較できるのは、主にテキスト情報(商品名、価格、説明文、記事内容など)です。
  • 画像や図表の比較は、キャプチャ機能を活用してください。

このように、Diaは複数ページの情報を横断して比較・分析するのに便利です。

毎朝9時に、AIに関する最新のニュースを電子メールで届けてとお願いすることはできますか

Diaの回答

いいえ、現時点のDiaには「毎朝9時にAIに関する最新ニュースを自動でメールで送る」ような自動配信・通知機能や、メール送信の自動化機能はありません。

Diaは、ブラウザ内での質問応答や情報整理、ページの比較・要約などは得意ですが、定期的な自動メール配信や外部サービスとの連携による通知はまだ対応していません。

もしこのような機能が欲しい場合は、help.diabrowser.com からリクエストすることをおすすめします。今後のアップデートにご期待ください。

ブラウザの履歴を参照し、キーワードを指定して、過去に開いていたページを検索して教えてもらうことはできますか

Diaの回答

はい、Diaはブラウザの履歴からキーワードで過去のページを検索し、参照できます。

できること

  • Diaは、あなたのブラウザ履歴やブックマークにアクセスし、「キーワード」を指定して過去に開いたページを検索できます。
  • たとえば「去年見たAIに関する記事を探して」「“レシピ”というキーワードで過去のページをリストアップして」などのリクエストが可能です。

使い方の例

  1. 質問欄で「“○○”というキーワードで過去に見たページを教えて」と入力します。
  2. Diaが履歴やブックマークから該当するページを探し、リストアップしてくれます。

注意点

  • 検索できるのは、Diaで記録されている履歴やブックマークに限られます
  • プライバシー保護のため、履歴の利用範囲や設定はご自身で管理できます

この機能を使えば、過去に見た情報をすばやく再発見できます。

「検索できるのは、Diaで記録されている履歴やブックマークに限られます」と回答されましたが、どれぐらい遡って検索できますか。それとも、Diaを使い始めてからのページが全て検索対象ということですか。

Diaの回答

Diaで検索できるのは、Diaを使い始めてから記録された履歴やブックマークのみです。

詳しい説明

  • Diaは、インストール・利用開始以降に記録された「履歴」や「ブックマーク」が検索対象となります
  • それ以前(Dia導入前)のブラウザ履歴は、特別にインポートしない限り検索できません。
  • 遡れる期間に制限はなく、Diaを使い始めてからの全ての履歴・ブックマークが対象です(ただし、手動で履歴を削除した場合は除きます)。

まとめ

  • Dia導入後の全履歴・ブックマークが検索対象
  • Dia導入前の履歴は自動では対象外
  • 必要に応じて他ブラウザから履歴やブックマークをインポートすることも可能です

何か他に知りたいことがあれば教えてください。

アクティビティは7日分保存されるという情報もあります。ブラウザ履歴も保存期間は7日間ですか。

Diaの回答

Diaのアクティビティ履歴は7日間保存ですが、ブラウザ履歴の保存期間は異なる場合があります。

詳細

  • アクティビティ履歴
    Diaの「アクティビティ」(質問履歴やチャット履歴など)は、デフォルトで7日間保存される仕様になっている場合があります。
  • ブラウザ履歴
    一方で、ウェブページの閲覧履歴(ブラウザ履歴)は、通常はより長期間(数週間~無制限)保存されることが多いです。
    ただし、Diaの仕様や設定によっては、ブラウザ履歴も保存期間が制限されている可能性があります。
  • 設定やアップデートによる違い
    保存期間はDiaのバージョンや設定、今後のアップデートによって変更されることがあります。
    正確な保存期間を知りたい場合は、Diaの設定画面やhelp.diabrowser.comで最新情報を確認してください。

ご不明な点があれば、さらに詳しくお調べしますのでお知らせください。

「新商品発表会などのYoutube動画を参照して、登場人物(プレゼンター)をリストアップしてください。その際、氏名、経歴、実績、所属組織などの情報も付加してください」というようなお願いもできますか

Diaの回答

はい、そのようなお願いは可能ですが、情報の精度や網羅性には限界があります。

詳しい説明

Diaや他のAIツールは、YouTube動画の内容(特に新商品発表会など)を参照し、登場人物(プレゼンター)をリストアップすることは「ある程度」可能です。ただし、以下の点にご注意ください。

できること

  • 動画の自動文字起こし(字幕やトランスクリプト)が利用できる場合、話者名や発言内容から登場人物を抽出できます。
  • 動画説明欄や公式サイトにプレゼンター情報が記載されていれば、その情報も活用できます。
  • 追加で、ネット検索や公開プロフィールから氏名・経歴・実績・所属組織などを補足できる場合があります。

限界・注意点

  • 動画内で明確に氏名や経歴が紹介されない場合、AIだけで正確に全員を特定するのは困難です。
  • 経歴や実績などの詳細情報は、外部の公式サイトやSNS、プレスリリースなどを参照しないと網羅できません。
  • 顔認識や画像解析を使えば登場人物の「顔」をグループ分けすることはできますが、氏名や経歴の自動特定は難易度が高いです。

実現するための方法例

  • 動画のトランスクリプト(自動字幕)を取得し、話者名や発言から登場人物を抽出する。
  • 必要に応じて、PythonなどのプログラムやAIサービスを使い、動画から顔画像を抽出・グループ分けし、ネット検索で氏名や経歴を調べる。
  • 公式の発表会ページやプレスリリース、SNS投稿なども併用して情報を補完する。

まとめ

  • 「登場人物リスト+氏名・経歴・実績・所属組織」を自動でまとめることは、AIの力で“ある程度”可能ですが、最終的な精度や網羅性は動画や公開情報の充実度に依存します。
  • より正確なリストを作るには、AIの自動抽出+人の目による確認・補足が推奨されます。

ご希望の動画URLや具体的な発表会名があれば、さらに具体的な手順やアドバイスも可能です。

ブラウザ履歴はどこに記録されますか

Diaの回答

Diaのブラウザ履歴は、あなたのローカル端末(パソコン)上に記録されます。

詳しい説明

  • Diaで記録されるブラウザ履歴は、あなたが使っているパソコンのローカルストレージ(端末内の保存領域)に保存されます。
  • この履歴データは、通常は他のユーザーや外部サーバーからは直接アクセスできません。
  • Diaの設定や履歴管理画面から、履歴の確認や削除が可能です。

注意点

  • 履歴の保存場所や管理方法は、今後のアップデートで変更される可能性があります。
  • プライバシーやセキュリティが気になる場合は、Diaの設定画面で履歴の管理方法を確認してください。

ご不明な点があれば、help.diabrowser.com もご参照ください。

質問履歴もローカルに保存されるのですか

Diaの回答

はい、Diaの質問履歴も基本的にローカル端末に保存されます。

詳しい説明

  • Diaで行った質問やチャットの履歴は、あなたのパソコン(ローカル端末)上に保存されます。
  • この履歴は、他のユーザーや外部サーバーからは直接アクセスできません。
  • 履歴の保存や削除、管理はDiaの設定画面から行える場合があります。

注意点

  • 今後のアップデートや設定によって、履歴の保存方法や保存期間が変更される可能性があります。
  • プライバシーやセキュリティが気になる場合は、Diaの設定画面やhelp.diabrowser.comで詳細を確認してください。

何か他に知りたいことがあればお知らせください。

このページを日本語に翻訳してください

Diaの回答

このページの内容を日本語に翻訳します。

プライバシーポリシー

施行日
2025年6月11日

要約

あなたのブラウザは個人的な空間です

私たちは、あなたがオンラインでどこへでも行けるべきだと考えていますが、その際にプライバシーを犠牲にする必要はありません。しかし、Diaで役立つ回答を得るためには、質問や閲覧中のページなど、少しだけ情報を共有する必要があります。

Diaブラウザの仕組みはこうです:ユーザーデータは暗号化され、あなたのデバイス上にローカル保存されます。Diaとチャットする際、リクエストは検索エンジンまたは信頼できるAIパートナーに送信されます。AIの場合、リクエストに必要なデータ(質問や開いているタブなど)が一時的に当社サーバーに送信され、信頼できるパートナーに渡され、数秒で回答が返されます。

私たちの目標は、あなたのデータを安全に保ちつつ、快適な利用体験を提供することです。

プライバシー・バイ・デザイン

Diaはあなたのデータを守るために設計されています。私たちの行動指針となる4つの原則をご紹介します:

1. データはあなたのデバイス上に保存されます。

チャット、履歴、ブックマーク、閲覧コンテキスト、ファイルは暗号化され、ローカルに保存されます。Diaのチャットに質問する際は、そのリクエストに関連するデータのみがデバイス外に送信されます。閲覧コンテキストにより、過去7日間のアクティビティについてDiaに質問できます。これはサーバー上で要約が作成され、デバイスに保存されることで実現しています。閲覧コンテキストはいつでも設定で無効にできます。

2. 必要なときだけデータを共有します。

リクエストがサーバーに送信される場合、必要最小限のデータ(質問や閲覧中のページなど)のみをパートナーに送信します。パートナーは、リクエスト完了後にデータを保存したり、モデルの学習に使用したりしない契約を結んでいます。Diaは銀行や医療などの機密性の高いサイトのデータ保存・処理も回避するよう努めます。

3. いつでもデータを削除できます。

チャット、ファイル、履歴を消去すると、それらは完全に削除されます。シークレットモードで閲覧した場合、何も保存されません。コンテンツデータの共有を選択した場合、そのデータはあなたのプロフィールに紐づけられず、30日後に削除されます。(コンテンツデータについては下記参照)

4. データを販売しません。

あなたの個人データを販売することは決してありません。データはDiaが正確で役立つ結果を提供するためだけに使用されます。

コンテンツデータを共有する場合

コンテンツデータには、閲覧したページ、質問内容、チャットで受け取った回答などが含まれます。コンテンツデータを共有していただくことで、モデルの速度や精度の向上に役立ちます。私たちはその過程でもプライバシー保護に細心の注意を払っています。

仕組みは以下の通りです:

  1. コンテンツデータがデバイスから送信されると、プロフィールとの紐付けは解除されます。その後、データはデバイスとサーバーの両方に30日間保存され、Diaの改善に利用されます。サーバーで処理する際、私たちが見られるのはデータそのもので、誰が送信したかは分かりません。
  2. データは30日後にサーバーから削除されます。一度紐付けが解除されているため、リクエストされてもそれ以前に削除することはできません。
  3. Diaは銀行や医療などの機密性の高いサイトのデータ保存・処理も回避するよう努めます。

Diaの利用中は、常にあなたがコントロールできます。設定のプライバシーパネルから、いつでもコンテンツデータの共有を停止できます。

詳細は、下記の完全なプライバシーポリシーをご覧ください。

ご質問があれば、help@diabrowser.com までお気軽にご連絡ください。

この翻訳は要約部分と主要なポイントを日本語化したものです。ご要望があれば、全文の詳細な翻訳も可能です。

Diaの回答

Diaは、Web検索はGoogle検索を用い、LLMはChatGPTを用いているのですか

Diaの回答

Diaは、Web検索やAIパートナーについて具体的なサービス名を公開していません。

Diaのプライバシーポリシーによると、Web検索やAIによる回答の際に「信頼できるパートナー」を利用していると記載されていますが、Google検索やChatGPT(OpenAI)など、具体的なサービス名は明記されていません。

  • Web検索の場合:リクエストは検索エンジンに送信されますが、どの検索エンジンかは公開されていません。
  • AIによる回答の場合:信頼できるAIパートナーにデータが送信されますが、ChatGPTや他のLLM(大規模言語モデル)かどうかは明記されていません。

このように、Diaは利用している検索エンジンやAIモデルの詳細をユーザーに明示していません。プライバシー保護の観点から、必要最小限のデータのみをパートナーに送信し、パートナーもデータを保存・学習に利用しない契約となっています。

もし今後、公式に利用サービス名が公開された場合は、その情報がプライバシーポリシーや公式サイトに記載されるはずです。

このような質問を行ったのは、Diaに関する解説動画「I loved Arc. Is Dia my next browser?」(https://www.youtube.com/watch?v=Wqf1amvQWuI&t=316s)では、GPT-4系のモデルを使っているという話が出ていたからである。
この動画についてDiaに質問した内容について紹介する。

DiaのAI modelについての内容はありますか

Diaの回答

はい、動画内でDiaのAIモデルについて触れられている部分があります。

Diaは「GPT API」、つまりGPT-4系のモデルを使っていると説明されています。ただし、どのようなカスタムプロンプトや追加設定がされているかなど、詳細な情報は公開されていません。製品内でさらに詳しく聞こうとしたものの、それ以上の情報は得られなかったと述べています。

該当部分は以下の通りです:

「So just if you were curious, it is running on GPT API, so one of the GPT-4. I tried to poke it in product to give me more info, but it won’t tell me more about, like, its custom prompt or anything.」

要約すると、DiaのAIチャットはGPT-4系のAPIを利用しているが、詳細なカスタマイズ内容は不明です。

(参考)
また、Diaの privacy policy ではないが、arc.net/privacy(https://arc.net/privacy)には、下記の記載(抜粋)があったため、Diaにモデルなどについて質問を行なった。

(サードパーティとの接続について)
サードパーティとの接続。ブラウザの一部機能は、その機能のためにサードパーティのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)に依存しています。この場合、ブラウザはユーザーをサードパーティに直接接続します。これらの機能を使用することを選択した場合、サードパーティは以下に詳述する特定のデータを受け取る場合があります。これらのデータは当社のサーバーを通過することはなく、当社はその内容を知ることはできません。

Google カレンダーと Outlook プレビュー:プレビューを使用すると、現在のタブを離れることなく、人気のサイトを一目見ることができます。Google アカウントを Google カレンダー プレビューに接続する場合、または Microsoft アカウントを Outlook プレビューに接続する場合、サインインして Arc に特定の権限を付与するよう求められます。アクセスを許可すると、Arc はこの情報を読み取り、プレビューに表示します。これらの情報は当社のサーバーに保存したり、他の目的に使用したりすることはありません。Google の場合、このデータの詳細については、Google API サービス ユーザーデータ ポリシーをご覧ください。

ウェブサイト翻訳:ウェブサイト翻訳機能を使用する場合、翻訳するテキストは Google Translate API に送信されます。

検索候補:検索クエリまたはURLを入力すると、ブラウザはデフォルトの検索エンジンから検索候補を取得します。ブラウザをインストールすると、検索候補はデフォルトでオンになります。デスクトップアプリでは、「環境設定」>「一般」でデフォルトの検索エンジンを変更したり、検索候補をオフにしたりできます。モバイルアプリでは、デフォルトの検索エンジンはGoogleで、現時点では変更できません。

(Arc Maxについて)
Arc Max バンドルに含まれる機能の一部またはすべてが有効になっている場合、以下に詳述する特定のデータが、当社の AI サブプロセッサ(OpenAI と Anthropic)の一方または両方に送信されます。

特徴処理されたデータデータが処理される時期処理の目的サブプロセッサーと所在地
整理されたタブタイトルタブタイトル名、タブURLタブが固定されています有効にすると、ピン留めしたタブの名前が変更され、一日を通して整理しやすくなります。OpenAI、米国
整理されたダウンロードタブタイトルの名前、ダウンロードしたファイルのファイル名ファイルがダウンロードされました有効にすると、ダウンロードしたファイルの名前が変更され、一日を通して整理しやすくなります。OpenAI、米国
5秒プレビューウェブページの内容リンクにマウスを合わせる有効にすると、URL の上にマウスを移動すると Web ページの概要が表示されます。OpenAI、米国
コマンドバーのChatGPTコマンドバーの内容コマンドバーからChatGPTを使用してクエリを送信する有効にすると、ChatGPT サイト検索を介してコマンド バーで質問すると、ChatGPT で回答が開きます。OpenAI、米国
ページで質問するウェブページの内容、ウェブページのURLページ内検索から質問を送信有効にすると、Web ページに関する質問に対して、そのページの内容に基づいた回答が提供されます。アントロピック、米国
整理されたタブタブタイトル名、タブURLほうきアイコンが押された有効にすると、ほうきアイコンを押すとタブがグループに整理されます。OpenAI、米国
インスタントリンクコマンドの内容Shift + Enter キーを押してクエリを送信します有効にすると、上位の検索結果が即座に開きます。OpenAI、米国

Arc Maxは、商用アプリケーション向けにOpenAIのAPIプラットフォームとAnthropicのClaudeを使用しています。OpenAIにデータを送信するすべてのArc Max機能は、ゼロデータ保持(ZDR)の対象です。これらの機能はデスクトップアプリではデフォルトでオフになっていますが、設定パネルの「Max」にアクセスして、一部またはすべてを有効にすることができます。既存のArc Max機能をすべて有効にすると、特定の新しいArc Max機能がデフォルトで有効になることがありますが、これは、新しい機能が既存のArc Max機能で処理および送信されるのと同じデータを処理してAIサブプロセッサに送信する場合にのみ行われます。新しい機能が既存の機能と比較してまったく新しいデータまたは異なるデータを処理または送信する場合、新しい機能はデフォルトでオフになります。設定パネルの「Max」にアクセスして、Arc Max機能のステータスを確認し、一部またはすべてをオンまたはオフにすることができます。

(Browse for Meについて)
Browse for Meは、AIを活用して、検索クエリに関連するウェブページの要約を提供します。Browse for Meをご利用いただくと、以下に詳述する特定のデータが、当社のAIサブプロセッサーであるOpenAIに送信されます。

処理されたデータデータが処理される時期処理の目的サブプロセッサーと所在地
コマンドバーの内容「私を検索」ボタンをタップ検索クエリに基づいてウェブページの概要を提供しますOpenAI、米国
検索結果の内容。これにより、あなたに関する特定の追加情報(おおよその所在地など)が明らかになる場合があります。検索結果のウェブページが要約されます検索クエリに基づいてウェブページの概要を提供しますOpenAI、米国

Browse for Meは商用アプリケーション向けにOpenAIのAPIプラットフォームを使用しており、Browse for Me経由でOpenAIに送信されるすべてのデータはゼロデータリテンション(ZDR)の対象となります。この機能はArc Searchアプリでのみご利用いただけます。

ブラウザを介してGoogleとOpenAIが急接近か?
OpenAIがブラウザという汎用インターフェースを手に入れた?

目次