Mapifyは文章を要約するため、文章の内容や構造は変えずにマップ化したいという用途には不向きである。
意匠法の条文(第1条から第10条)のマップ化例
意匠法の条文(第1条から第10条)をMarkdown形式にして、MindNodeとMapify(Proモード)に読み込ませてみた。
Markdown形式データ(抜粋)
MindNode
・「項」や「号」の階層が番号付きで表示され、それらの内容はメモに収められた。
・アウトラインには、マインドマップのメモの内容が表示される。
・別ウィンドウにもメモの内容が表示される。
Mapify(Proモード)
・「項」の階層まで「項番号」付きで表示されたが、それらの下位層は、「号番号」がない要約となり、MindNodeのメモに収められていた内容は表示されなかった。
・メイントピックは、「意匠法の概要」となった。
Mapify(Proモード) (「長文」を選択し、読み込ませる文章の最初に下記指示を入れた例)
指示:「下記の文章の全ての記載を、マインドマップにいれてください」
・「項番号」の非表示や、「項」の非表示が発生した。
上図の例では、第2条の項の「項番号」が表示されず、「第3項」が非表示となった。
・第8条までしか表示されず、代わりに「指示」に対する応答のような表示が行われた。
Mapify(Proモード) (「長文」を選択し、「要約について指示する欄」に下記指示を入れた例)
指示:「要約はしないでください」
・マップは生成されなかった。
「長文」の文字制限
長文には、このような制限があるらしい。
また、マップは4階層程度にまとめられてしまい、階層が多いMarkdown形式のデータを入れても、多階層のマップを生成してくれず、下位層の情報は失われ、大量のクレジットを消費するだけになってしまうこともある。要約の恩恵を受けるためには、適度な構造の文章にマップ化を施すのが望ましい。