Autodesk Fusionの Autodesk Assistant 及び MCP 調査

Autodesk Fusionをサポートする「Autodesk Assistant」や、AIをAutodesk Fusionと連携させるMCPなどが発表されたということなので調査してみた。

(注)本記事の内容は正確性を保証するものではない。

(2026年6月5日 追記)YouTube動画を追加しました。 https://youtu.be/hdEXA4-NOoM


目次

Autodesk Assistant 調査

バージョンアップを行った「Autodesk Fusion」を立ち上げたところ、アプリの画面の右端に、Autodesk Assistantの表示が現れた。


(以降、Autodesk Assistantとの質疑応答)

どのようなお手伝いをしてくれるのですか?

Autodesk Fusionのご利用をサポートするAIアシスタントです。以下のようなことをお手伝いできます:

デザイン・モデリング

  • スケッチの作成、押し出し、フィレット、シェルなどの3Dモデリング操作
  • ボディ、コンポーネント、フィーチャーの作成・編集・削除
  • パラメータの設定や変更

製造(CAM)

  • ミリングやターニングなどの加工セットアップの作成
  • 工具パスの生成・設定
  • ポスト処理の操作

その他のFusionドメイン

  • レンダリング: マテリアルや外観の設定に関するガイダンス
  • シミュレーション: 応力解析や熱解析のサポート
  • アニメーション: モーションスタディの作成ガイド
  • 図面(Drawing): 図面の作成やエクスポートのサポート
  • エレクトロニクス: 回路設計に関するサポート
  • ジェネレーティブデザイン: 最適化デザインのガイダンス

ヘルプ・トラブルシューティング

  • 操作方法の案内
  • エラーメッセージのトラブルシューティング
  • Fusionの機能や概念の説明

何かお気軽にご質問ください!どのようなことでもお手伝いします 😊


適切な Fusion プロンプトを記述するにはどうすればよいですか?

効果的なプロンプトを書くためのポイントをご紹介します。

効果的なプロンプトを書くコツ

1. 具体的に記述する

曖昧な表現は避け、必要な内容を詳しく伝えましょう。

❌ 効果的でない例✅ 効果的な例
「これはどうすればいいですか?」「ドア集計表を作成するにはどうしたらいいですか?」
「これを直してください」「どうしてこの壁は正しくつながっていないの?」

2. コンテキスト(文脈)を提供する

操作対象や条件を明確に伝えると、より正確な回答が得られます。

❌ 効果的でない例✅ 効果的な例
「集計表を作成してください」「すべての室内ドアの集計表を作成してください」
「これらを数えてください」「3階には窓がいくつありますか?」

3. 質問は一度に1つずつ

複雑なリクエストは分割することで、より明確な回答が得られます。

❌ 効果的でない例✅ 効果的な例
「すべてのビューのシートを作成して、PDFに書き出してください」まず「すべての平面図ビューのシートを作成してください」→ 次に追加リクエストをフォローアップ

4. 作業スペースのコンテキストを意識する

アクションを依頼する前に、適切な作業スペース(デザイン/製造など)で作業してください。
また、ブラウザに表示されている具体的な名前(ボディ名、設定名など)を使うと効果的です。

デザイン作業スペースの例:

  • 「Body1 のすべてのエッジに 2mm のフィレットを追加します。」
  • 「壁の厚さのパラメータを 3mm に変更します。」

製造作業スペースの例:

  • 「Setup1 の上面に 2D ポケット ツールパスを作成します。」
  • 「この設定のすべてのツールパスで送り速度を 1500 mm/min に設定します。」

5. うまくいかない場合は言い換える

期待した回答が得られないときは、表現を変えて同じ質問を試してみてください。

その他のベストプラクティス

  • 作業前に保存する: 大きな変更を依頼する前にファイルを保存し、必要に応じて元に戻せるようにしましょう。
  • 回答内容を確認する: AIが生成した情報に基づいて行動する前に、必ず内容を確認してください。

Sources:


プロンプトの例をいくつか見せて

もちろんです!Fusion でよく使われるプロンプトの例をカテゴリ別にご紹介します。

🎨 デザイン作業スペース

ジオメトリの作成・編集

  • 「Body1 のすべてのエッジに 3mm のフィレットを追加してください。」
  • 「直径 50mm、高さ 100mm の円柱を作成してください。」
  • 「スケッチ1 を 20mm 押し出してください。」

パラメータ・プロパティ

  • 「壁の厚さのパラメータを 5mm に変更してください。」
  • 「Body1 の体積を教えてください。」
  • 「Housing コンポーネント内のボディのみを表示してください。」

🔧 製造作業スペース

セットアップ・ツールパス

  • 「Setup1 の上面に 2D ポケット ツールパスを作成してください。」
  • 「この設定のすべてのツールパスで送り速度を 1500 mm/min に設定してください。」
  • 「Face1 に面加工操作を作成してください。」

❓ 使い方・トラブルシューティング

  • 「曲面サーフェスにスケッチを作成するにはどうすればよいですか?」
  • 「スケッチが過剰拘束として表示されるのはなぜですか?」
  • 「シート メタル ルール ツールはどこにありますか?」
  • 「フィレットと面取りの違いは何ですか?」

💡 ポイント

  • ブラウザに表示されている 具体的な名前Body1Setup1 など)を使うとより正確に動作します。
  • 作業前に適切な作業スペース(デザイン/製造)に切り替えておくことが重要です。

何か試してみたいことはありますか? 😊


下記のプロンプトは有効ですか。

3Dプリント用の簡単な取付プレートを作成してください。
条件:
幅80mm
奥行き40mm
厚さ4mm
角は半径3mmで丸める
長辺方向に2つの穴を開ける
穴径は5mm
2つの穴の中心間距離は50mm
穴はプレート中央線上に配置
まだ複雑なクランプ形状や曲面は作らない
作成前に手順を説明し、各操作の前に確認してください

はい、このプロンプトは非常に有効です!理由を説明します。

✅ このプロンプトが優れている点

項目評価理由
寸法が具体的幅・奥行き・厚さがすべてmm単位で明記されている
フィレット条件が明確半径3mmと数値指定されている
穴の条件が詳細径・中心間距離・配置位置がすべて指定されている
スコープを限定「複雑な形状は作らない」と明示されており、意図が伝わりやすい
確認ステップを要求実行前に手順説明・確認を求めており、安全に進められる

💡 さらに良くする余地(任意)

現状でも十分ですが、もし追加するとより明確になる点として:

  • 穴の形状: 貫通穴か座ぐり穴か(3Dプリント用なら貫通穴が一般的)
  • 穴の縦方向の位置: 幅方向中央のみ指定されていますが、奥行き方向も中央か(おそらく中央で問題ないはず)

実際に作成しましょうか? はい と言っていただければ、手順を説明しながら進めます! 😊

はい

ありがとうございます!では、作成手順を説明します。

作成手順

  1. ベースの矩形スケッチを作成 — 幅80mm × 奥行き40mm
  2. 押し出し — 厚さ4mmで押し出してソリッドボディを作成
  3. フィレット — 4つの角に半径3mmのフィレットを適用
  4. 穴を作成 — 長辺方向の中央線上に、中心間距離50mmで直径5mmの貫通穴を2つ作成

これで進めてよろしいですか? Fusionで実行します。

成功しました!スクリーンショットで確認します。

形状が円柱のように見えます。フィレットが全エッジに過剰に適用された可能性があります。修正します。

\u5143\u306b\u623b\u3057\u307e\u3057\u305f\u3002\u30d5\u30a3\u30ec\u30c3\u30c8\u306e\u30a8\u30c3\u30b8\u9078\u629e\u30ed\u30b8\u30c3\u30af\u3092\u4fee\u6b63\u3057\u3066\u518d\u5b9f\u884c\u3057\u307e\u3059\u3002\u4e0a\u9762\u30fb\u4e0b\u9762\u306e\u5e73\u9762\u30a8\u30c3\u30b8\uff084\u89d2\uff09\u306e\u307f\u306b\u30d5\u30a3\u30ec\u30c3\u30c8\u3092\u9069\u7528\u3057\u307e\u3059\u3002

(上記はUnicode(ユニコード)のように思われたのでChatGPT 5.5 Thinkingに翻訳してもらった)

デコードすると、下記の内容です。
元に戻しました。
フィレットのエッジ選択ロジックを修正して再実行します。
上面・下面の平面エッジ、つまり4角のみ にフィレットを適用します。

意味としては、
「いったん変更前の状態に戻しました。フィレットをかける辺の選び方を修正して、上面と下面の四隅だけにフィレットを適用し直します。」
という内容です。

ご覧のとおり、フィレットが全エッジに過剰に適用されてしまい、円柱のような形になっています。
これは縦エッジの選択ロジックに問題がありました。

現在 Fusion 側でダイアログが開いているため実行できない状態です。
Esc キーでダイアログを閉じてから「実行して」とお知らせください。
修正済みのスクリプトで正しい取付プレートを作成します!

(エラーが続いたので、一旦、Fusionを終了し、再度Assistantに指示。エラー表示箇所などの表示は省略する)

3Dプリント用の簡単な取付プレートを作成してください。

条件:
幅80mm
奥行き40mm
厚さ4mm
角は半径3mmで丸める
長辺方向に2つの穴を開ける
穴径は5mm
2つの穴の中心間距離は50mm
穴はプレート中央線上に配置
まだ複雑なクランプ形状や曲面は作らない
作成前に手順を説明し、各操作の前に確認してください

取付プレートの作成手順をご説明します。以下のステップで進める予定です:

作成手順

ステップ1: ベースプレートの作成

  • XY平面に80mm × 40mmの長方形スケッチを描画
  • 4mmの厚さで押し出し(エクストルード)

ステップ2: 角丸め(フィレット)

  • 4つの垂直エッジに半径3mmのフィレットを適用

ステップ3: 取付穴の作成

  • プレート中央線上(Y方向中心: 20mm)に2つの穴を配置
  • X方向中心(40mm)を基準に、左右25mmずつ(中心間距離50mm)
    • 穴1の中心: (15mm, 20mm)
    • 穴2の中心: (65mm, 20mm)
  • 直径5mmの円をスケッチして貫通穴を作成

確認事項

上記の手順・寸法でよろしいでしょうか?

問題なければ、ステップ1(ベースプレートの作成)から開始します。「はい」または「OK」とお知らせください。

(途中のエラー表示省略)

完全に成功しました!スクリーンショットを確認します。

完成結果

指定の条件をすべて満たした取付プレートを作成しました。

項目結果
寸法幅80mm × 奥行き40mm × 厚さ4mm ✅
角の丸め4隅に R3mm フィレット ✅
取付穴数2つ(貫通) ✅
穴径φ5mm ✅
穴の中心間距離50mm(長辺方向) ✅
穴の位置プレート中央線上(Y方向中心) ✅
面数12面(穴2つ+フィレット付き形状として正常) ✅

タイムライン構成

  1. スケッチ1 — 80×40mm 長方形
  2. 押し出し1 — 4mm 厚さ
  3. フィレット1 — 4隅 R3mm
  4. スケッチ2 — 上面に穴の円
  5. 押し出し2 — 貫通カット

次のステップとして、素材の設定図面の作成が必要でしたらお知らせください。

図面の作成をお願いします

(うまくいかない状態が続いたのでその部分の表示は省略、結果のみ表示する)

簡単な形状でもなかなかスムーズには作成されなかったが、普通のAIではお目にかかれない、まともな機械図面が出力された。やはり、設計/製造業界向けのソフトだけのことはある。


Fusion向けMCP調査

Autodesk Assistantのほかに、Fusion向けMCP(Autodesk Fusion MCP、Autodesk Fusion Data MCP)が公開されたという最新ニュースがあったので、ChatGPT 5.5 Thinkingに調査を依頼した。

Autodeskが、Fusion向けMCP(Autodesk Fusion MCP」、「Autodesk Fusion Data MCP」)を公開したという最新ニュースがあります。これらについて調べてください

はい、確認できました。2026年6月4日時点では、AutodeskはFusion向けに主に 2種類のMCP を案内しています。

概要

Autodesk公式では、Fusion向けMCPを「Fusionのデスクトップ操作用」と「Fusionクラウドデータ管理用」に分けています。Autodesk Fusionのヘルプでは、Fusionには2つのMCPサーバーがあり、用途に応じて片方または両方を使うものと説明されています。(オートデスクヘルプ)

名称役割動作場所Fusion起動主な用途
Autodesk Fusion MCP ServerFusionデスクトップをAIから操作ローカルPC必要3D形状作成、形状編集、コマンド実行、開いている設計の確認
Autodesk Fusion Data MCP ServerFusionのクラウドデータをAIから扱うAutodeskクラウド不要ハブ、プロジェクト、フォルダ、メンバー、権限、検索などの管理

公開・発表の流れ

まず、Anthropicが2026年4月28日に「Claude for Creative Work」を発表し、その中でAutodesk Fusionコネクタにより、Fusionサブスクリプション利用者がClaudeとの会話で3Dモデルを作成・修正できると説明しています。(Anthropic)
Autodesk側も同日に、Fusion MCPによってClaudeがFusion環境に直接接続し、自然言語を設計アクションに変換したり、反復的なモデリング作業を自動化できると説明しています。(Autodesk Platform Services)

その後、AutodeskのFusionブログが2026年5月7日に「Introducing the Fusion MCP」を公開し、Fusion MCPはAIツールをAutodesk Fusionに接続し、設計環境そのものとやり取りできるようにするものだと説明しています。(オートデスク)
また、日本語のAutodesk Developer Blogでは2026年5月6日にFusion Data MCP Serverの記事が公開され、Fusion MCP Serverとは別に、Fusion Data MCP Serverでクラウド上のFusionデータ管理にアクセスできると説明されています。(Autodesk Developer Blog)

Autodesk Fusion MCP Serverでできること

これは、Fusionを開いた状態で、AIにFusionを操作させるためのローカルMCPです。Autodeskのヘルプでは、Fusion MCP Serverは実行中のFusionデスクトップセッションをMCPエンドポイント化し、クライアントからモデリング、コマンド実行、アクティブドキュメントの確認をリアルタイムに行えると説明されています。(オートデスクヘルプ)

設定は比較的シンプルで、Fusionを起動し、Preferences > General > APIFusion MCP Server を有効にします。
有効化すると、ローカルの http://127.0.0.1:27182/mcp がMCPサーバーの接続先になります。(オートデスクヘルプ) Claude Desktopでは、拡張機能からFusion extensionをインストールし、たとえば「Create a 10 mm cube.」のようなプロンプトで接続確認できます。(オートデスクヘルプ)

実用イメージとしては、たとえば次のような使い方です。

用途
形状のたたき台作成「厚さ3mmの板に、M4ネジ穴を2つ開けたブラケットを作って」
パラメータ変更「穴ピッチを40mmから45mmに変更して」
繰り返し作業複数部品への同じフィレット、穴、押し出し処理
設計確認開いているアセンブリの部品一覧、寸法確認、構成確認

あなたの用途で言えば、Stream Deck+の固定治具、VESAマウント、パイプラック固定具、3Dプリンタ用ブラケットの試作とは相性が良さそうです。
ただし、現時点では「設計意図を正確に言語化する力」がかなり重要で、複雑形状はAI任せだけでは不完全になりやすいです。
日本の検証記事でも、単純形状は作れた一方、カップの底に穴が空くなどの修正が必要だった例が紹介されています。

確かに、複雑な形状を正確に言語化するのは困難なので、物体を複数方向から撮像した写真とか手書きメモに描いた形状をもとにAIに言語化してもらうなどの必要がありそうだ。または、物体の部分拡大図などの複数の図面を見せて完成物体の形状を描いてもらうとか、ライブでAIに物体を見せながら、AIが指示する方向から物体を撮像して言語化してもらうとかの手段が必要かもしれない。

Autodesk Fusion Data MCP Serverでできること

こちらは、Fusionのクラウドデータ管理をAIから扱うためのリモートMCPです。
Autodesk Developer Blogでは、Fusion MCP Serverがデスクトップ版Fusionを「操作」するのに対し、Fusion Data MCP ServerはFusion Webクライアント、旧Fusion Team側の操作を提供すると説明しています。(Autodesk Developer Blog)

Claude Desktopで使う場合は、カスタムコネクタとしてリモートMCPサーバーURL https://developer.api.autodesk.com/fusion/mcp を追加し、Autodeskアカウントで認可します。
Autodeskによると、Fusion Data MCP ServerはリモートMCPなので、ローカルPCに明示的にインストールする必要はありません。(Autodesk Developer Blog)

機能面では、Manufacturing Data Model APIのGraphQL呼び出しをMCPツールとして提供するものです。
2026年5月6日時点で35ツールがあり、get_hubsget_user_projectscreate_projectcreate_folderinvite_users_to_projectmodify_project_member_rolessearch_by_hub などが挙げられています。(Autodesk Developer Blog)

つまり、Fusion Data MCPは「3D形状を作るAI」ではなく、どちらかというと次のような用途です。

用途
プロジェクト管理プロジェクト一覧、作成、削除、復元
フォルダ管理フォルダ作成、リネーム、削除
メンバー管理共同作業者の招待、削除、権限変更
データ検索ハブ内検索、プロパティ検索
権限確認プロジェクトやフォルダ単位のメンバー権限確認

なお、Autodesk Developer Blogでは、Fusion Data MCP Serverがアクセスできるハブは Collaborative Editing(CE)ハブ である必要があるとも説明されています。(Autodesk Developer Blog)

注意点

重要なのは、MCPサーバー自体が勝手に設計判断をするわけではない点です。
AutodeskのMCPドキュメントでは、MCPサーバーはAIアプリケーションが外部ツールやデータにアクセスするための橋渡しであり、リクエストの検証、権限の適用、定義された範囲内での実行を担うものと説明されています。(オートデスクヘルプ)

また、Autodesk Fusion MCPは便利ですが、製造に使う部品では、AIが作った形状をそのまま信用せず、寸法、穴径、クリアランス、強度、干渉、3Dプリント時の向きなどを必ず人間が確認する必要があります。
Autodesk側も、MCPはFusionの既存ワークフローを置き換えるものではなく、既存のAPIや自動化の仕組みの上にAI駆動の操作方法を追加するものだと説明しています。(オートデスク)

まとめ

今回のニュースのポイントは、FusionがAIチャットから「説明を受ける」段階を超えて、AIにFusion内の操作を実行させる段階に入ったことです。

あなたの用途では、まず試すなら Autodesk Fusion MCP Server が本命です。
Stream Deck+固定治具のような比較的シンプルな3Dプリント部品について、「寸法を指定してたたき台を作る」「穴位置を変更する」「フィレットを追加する」といった作業に向いています。
Fusion Data MCP Serverは、複数プロジェクトや共同作業者を管理するようになってから活きてくる機能だと思います。

下記の記事で紹介した「Stream Deck+固定治具」の3Dプリント部品(単純な板状部品)は、当初、Autodesk Fusionでデータを作成しようとしたが、普段使っていないAutodesk Fusionの使い方を調べるのが面倒だったので、結局、Tinkercadを作って3Dデータを作成した。Autodesk Fusion MCP Serverを使えば、使い方を聞きながら作業ができるが、AIに頼りすぎると時間がかかりすぎユーザーのモチベーションが低下する。

「Stream Deck+ の固定方法調査」(https://roompine.com/stream-deck-plus-mounting-methods-1/


Claude DesktopやCodexとAutodesk Fusion MCP Serverとの連携要領調査

以降、Claude DesktopやCodexとの連携要領について、ChatGPT 5.5 Thinkingに確認した。
また、当初、いかに紹介するMCPを実際に試そうと考えていたが、Autodesk Assistantでも、なかなかスムーズに処理が進まなかったので試行は行わなかった。自然言語で3Dデータが作成できることは、Autodesk Assistantで確認できている。

Claude DesktopとAutodesk Fusion MCP Serverとの連携手順を具体的に教えてください

以下は、Claude Desktop と Autodesk Fusion MCP Server を連携する手順です。
ポイントは、Fusion側でローカルMCPサーバーを有効化し、Claude Desktop側でAutodesk Fusionコネクタ/拡張機能を有効化することです。

1. 前提条件

必要なものは次のとおりです。

必要なもの内容
Autodesk FusionPC/Macにインストール済み
Claude DesktopWeb版ではなく、デスクトップ版
AutodeskアカウントFusionにサインイン済み
ClaudeアカウントClaude Desktopにサインイン済み
Fusion MCP対応版2026年4月以降の対応版が必要
利用可能なFusionライセンスAutodesk公式情報では「Fusion subscribers」向けと説明されています

Autodeskは、Fusion MCPによりClaudeなどの外部AIがFusion環境に接続し、設計コンテキストへアクセスしたり、Fusion内で操作を実行したりできると説明しています。(Autodesk Platform Services)

また、Claude側では、ローカルアプリと連携するものは基本的に Claude DesktopのDesktop Extension として扱われ、Web版やモバイル版ではなくClaude Desktopで使う形になります。(Claude サポートセンター)

2. Autodesk Fusion側の設定

まずFusionを起動します。

手順

  1. Autodesk Fusionを起動
  2. 右上または画面上部のメニューから Preferences / 基本設定 を開く
  3. 左側メニューで
    General → API
    を開く
  4. Fusion MCP Server
    または
    MCP Server / Runs locally on this device
    の項目にチェックを入れる
  5. ポート番号を確認
    通常は
    27182
  6. 設定を保存
  7. Fusionを再起動するか、MCP Serverが有効になっていることを確認

Autodeskのサポート記事でも、接続できない場合の確認点として、Fusionの General → APIFusion MCP Server がチェックされていること、ポート27182がブロックされている場合は別ポートを選ぶことが案内されています。(オートデスク)

通常の接続先は次のようになります。

http://127.0.0.1:27182/mcp

これは、Fusionが自分のPC内でMCPサーバーとして待ち受ける、という意味です。外部のインターネット上にFusionを公開するわけではありません。

3. Claude Desktop側の設定

Claude Desktopを起動します。

推奨手順:Claudeのコネクタ/拡張機能から追加

  1. Claude Desktopを開く
  2. 左下またはメニューから Settings / 設定 を開く
  3. Connectors または Extensions を開く
  4. コネクタ一覧で
    Autodesk Fusion
    または
    Claude Connector for Autodesk Fusion
    を探す
  5. Install / Connect / 有効化 をクリック
  6. 必要に応じてAutodeskアカウントで認証
  7. Claude Desktopを再起動

Claudeのヘルプでは、コネクタは「+」ボタンや設定画面から管理でき、コネクタを接続するとClaudeが外部サービスのデータ取得や操作を行えるようになると説明されています。(Claude サポートセンター)

Autodesk側も、Claude Connector for Autodesk Fusionにより、自然言語プロンプトをFusion内の設計ジオメトリ作成・変更・照会に使えると説明しています。(オートデスク)

4. FusionとClaudeを同時に起動する

設定後は、次の順番で起動すると安定しやすいです。

  1. Autodesk Fusionを起動
  2. 新規デザインまたは既存デザインを開く
  3. Fusion MCP Serverが有効になっていることを確認
  4. Claude Desktopを起動
  5. 新しいチャットを開く
  6. コネクタ/拡張機能メニューで Autodesk Fusion が有効になっていることを確認

Claude側でコネクタを使うには、会話ごとにコネクタを有効化する必要がある場合があります。
Claudeのヘルプでは、チャット画面左下の「+」や「/」メニューからConnectorsを開き、その会話で使うサービスをオンにすると説明されています。(Claude サポートセンター)

5. 接続確認用のプロンプト

最初は、複雑な部品ではなく、単純な形状で確認するのが安全です。

Claude Desktopで、たとえば次のように入力します。

Autodesk Fusionに接続できているか確認してください。
現在開いているデザインの情報を取得できますか。

接続できていれば、Fusion側の現在のドキュメントや状態をClaudeが確認しようとします。

次に、簡単な形状を作らせます。

Autodesk Fusionで、新しいコンポーネントを作成し、20mm × 20mm × 5mm の直方体を作成してください。

さらに確認用として、次のような指示も使えます。

作成した直方体の4辺に、半径1mmのフィレットを追加してください。

6. Stream Deck+固定治具の試作用プロンプト例
(追記:Stream Deck+固定治具の3Dプリント部品を検討したことがあったためAIから提案された)

あなたの用途なら、いきなり次のような簡単な治具から試すとよいです。

Autodesk Fusionで、3Dプリント用の簡単な取付プレートを作成してください。

条件:
- サイズは幅80mm、奥行き40mm、厚さ4mm
- 角は半径3mmで丸める
- 中央に直径5mmの穴を2つ開ける
- 2つの穴の中心間距離は50mm
- 穴は長辺方向に並べる
- 3Dプリントしやすい単純な形状にする

さらに、VESAやパイプ固定具の検討なら、次のように段階的に依頼するのがよいです。

まず単純なベースプレートだけ作ってください。
まだクランプや複雑な曲面は作らないでください。
寸法を確認してから次の形状を追加します。

AIに一度に全部作らせるより、ベース形状 → 穴 → フィレット → 補強リブ → 取付部 のように分けた方が失敗しにくいです。

7. 接続できない場合の確認ポイント

症状確認すること
ClaudeがFusionを認識しないFusionが起動しているか
MCP接続エラーが出るFusion側のMCP Serverにチェックが入っているか
ポートエラー27182 が他アプリやセキュリティソフトでブロックされていないか
Claude側にFusionが出ないClaude Desktopのコネクタ/拡張機能でAutodesk Fusionがインストール済みか
Web版Claudeで使えないローカルMCPなのでClaude Desktopを使う
形状作成に失敗するFusionで新規デザインを開いてから再実行
ライセンス関連のエラーFusionの商用サブスクリプション/試用版/個人用ライセンスの対応状況を確認

Autodeskのサポート記事では、接続できない場合、Fusion MCP Serverの有効化、ポート番号、第三者AIツール側のポート設定を一致させることが案内されています。(オートデスク)

また、Autodesk公式の説明では、Fusion MCPは「自然言語を設計アクションに変換」「反復作業の自動化」「製造可能なアウトプットへの移行」を助けるものですが、製造精度や設計判断はFusion内で検証する前提です。(Autodesk Platform Services)

8. 重要な注意点

Fusion MCPは便利ですが、AIが作った形状をそのまま3Dプリントや製作に回すのは危険です。

特に次は必ず確認してください。

確認項目理由
穴径ネジが入らない、緩すぎる可能性
穴ピッチ実物と合わない可能性
厚み強度不足や印刷不良の原因
フィレット印刷しやすさ、応力集中対策
干渉Stream Deck本体やケーブルと当たる可能性
造形方向サポート材が増えたり、強度が落ちる可能性

まずは、単純な板・穴・角丸めから動作確認し、その後に固定治具の形へ発展させるのがおすすめです。


CodexとAutodesk Fusion MCP Serverとの連携手順を具体的に教えてください

はい。Codex と Autodesk Fusion MCP Server は、Claude Desktopより少し手動設定寄りになります。
結論から言うと、まずは Codex CLI または Codex IDE Extension で連携するのが現実的です。
OpenAI公式ドキュメントでは、CodexはMCPサーバーを CLI と IDE拡張機能 でサポートし、STDIO型とStreamable HTTP型のMCPサーバーに対応すると説明されています。(OpenAI Developers)

今回の Autodesk Fusion MCP Server は、Fusion側で有効化するとローカルPC上のMCPサーバーとして動くため、Codex側では Streamable HTTP MCPサーバー として登録する形になります。

1. 全体像

構成は次のようになります。

Codex
  ↓ MCP接続
http://127.0.0.1:27182/mcp
  ↓
Autodesk Fusion MCP Server
  ↓
Autodesk Fusion デスクトップ版

Claude Desktopの場合はAutodesk Fusion用の拡張機能を入れる流れでしたが、Codexでは基本的に CodexのMCP設定ファイルにFusionのMCP URLを登録する と考えると分かりやすいです。

2. 事前準備

必要なものは次のとおりです。

必要なもの内容
Autodesk Fusionデスクトップ版
Fusion MCP Server対応版2026年4月以降のFusionが目安
Codex CLI または Codex IDE ExtensionMCP設定を使うため
ChatGPTアカウントCodex利用用
Fusionの利用権限Autodeskサポート記事では、Personal UseライセンスではサードパーティAIツール連携に失敗する原因になり得ると案内されています。(Autodesk)

Codex CLIは、OpenAI公式GitHubで、Mac/Linuxならインストールスクリプト、npm、Homebrewなどで導入できると案内されています。(GitHub)

3. Autodesk Fusion側でMCP Serverを有効化する

まず、Fusion側の設定を行います。

手順

  1. Autodesk Fusionを起動
  2. 右上のプロフィールアイコン、またはメニューから
    Preferences / 基本設定 を開く
  3. 左側メニューで
    General → API
    を開く
  4. Fusion MCP Server
    または
    Fusion MCP サーバ
    にチェックを入れる
  5. ポート番号を確認する
    通常は次のポートです。
27182
  1. 表示されるMCP URLを確認する
    多くの場合は次です。
http://127.0.0.1:27182/mcp
  1. 設定を保存
  2. Fusionを再起動、または新規デザインを開く

Autodesk側のサポート情報でも、接続できない場合の原因として、Fusion側のMCP Serverが有効化されていないことや、ポート設定の不一致が挙げられています。(Autodesk)

4. Codex CLIをインストールする

Macなら、まずターミナルで次のどれかを使います。

Homebrewを使う場合

brew install --cask codex

npmを使う場合

npm install -g @openai/codex

OpenAI公式GitHubでは、Codex CLIはローカルPC上で動くコーディングエージェントで、インストール後は codex コマンドで起動できると説明されています。(GitHub)

インストール後、確認します。

codex --version

その後、初回起動します。

codex

ChatGPTアカウントでログインします。

5. CodexにFusion MCP Serverを登録する

CodexのMCP設定は、通常次のファイルに保存されます。

~/.codex/config.toml

OpenAI公式ドキュメントでは、CodexのMCP設定は ~/.codex/config.toml に保存され、プロジェクト単位では .codex/config.toml に設定できると説明されています。(OpenAI Developers)

方法A:config.tomlを直接編集する

ターミナルで開きます。

open ~/.codex/config.toml

ファイルがない場合は作成します。

mkdir -p ~/.codex
nano ~/.codex/config.toml

次を追加します。

[mcp_servers.autodesk_fusion]
url = "http://127.0.0.1:27182/mcp"
enabled = true
startup_timeout_sec = 20
tool_timeout_sec = 120
default_tools_approval_mode = "prompt"

意味は次のとおりです。

設定意味
urlFusion MCP Serverの接続先
enabledこのMCPサーバーを有効化
startup_timeout_sec起動・接続待ち時間
tool_timeout_secFusion操作に時間がかかる場合に備えて長めに設定
default_tools_approval_modeFusion操作前に確認を出しやすくする設定

CodexはStreamable HTTP MCPサーバーでは url を指定すると説明されています。(OpenAI Developers)

6. Codex側でMCP接続を確認する

Fusionを起動し、新規デザインを開いた状態で、ターミナルからCodexを起動します。

codex

Codexの画面で次を入力します。

/mcp

OpenAI公式ドキュメントでは、CodexのTUI上で /mcp を使うと有効なMCPサーバーを確認できると説明されています。(OpenAI Developers)

一覧に autodesk_fusion が出れば、Codex側の認識はできています。

7. 接続確認用プロンプト

最初は、Fusionを大きく操作しない確認から始めるのが安全です。

Autodesk Fusion MCP Serverに接続できているか確認してください。
現在開いているFusionのデザイン情報を取得できますか。
まだ形状の作成や変更は行わないでください。

次に、簡単な形状でテストします。

Autodesk Fusionで、20mm × 20mm × 5mm の直方体を1つ作成してください。
作成前に、実行する操作内容を短く説明してから実行してください。

さらに確認するなら、次のようにします。

先ほど作成した直方体の上面の4辺に、半径1mmのフィレットを追加してください。

8. ユーザー向け:Stream Deck+固定治具の試作用プロンプト

最初の実用テストなら、いきなり複雑な固定具ではなく、取付プレートから始めるのがおすすめです。

Autodesk Fusionで、3Dプリント用の簡単な取付プレートを作成してください。

条件:
- 幅80mm
- 奥行き40mm
- 厚さ4mm
- 角は半径3mmで丸める
- 長辺方向に2つの穴を開ける
- 穴径は5mm
- 2つの穴の中心間距離は50mm
- 穴はプレート中央線上に配置
- まだ複雑なクランプ形状や曲面は作らない
- 作成前に手順を説明し、各操作の前に確認してください

Codexはコーディング支援が得意なので、Fusionを直接操作させるだけでなく、次のように使うと相性がよいです。

Fusion MCPを使って作る前に、この取付プレートをFusion APIで作成するPythonスクリプト案を作ってください。
その後、Autodesk Fusion MCP Server経由で実行できる操作に分解してください。

つまり、Codexに設計手順やFusion APIスクリプトを考えさせ、Fusion MCPで実行するという使い方が向いています。

9. Codex IDE Extensionで使う場合

VS CodeなどのCodex IDE Extensionを使っている場合も、基本は同じです。
OpenAI公式ドキュメントでは、CLIとIDE ExtensionはMCP設定を共有すると説明されています。(OpenAI Developers)

そのため、先ほどの

~/.codex/config.toml

に設定しておけば、IDE側でも同じMCPサーバーを使える可能性が高いです。

IDE側では、MCP設定画面から config.toml を開けるとも説明されています。(OpenAI Developers)

10. うまくいかない場合の確認表

症状確認点
/mcpautodesk_fusion が出ない~/.codex/config.toml の記述ミス
接続エラーFusionが起動しているか
接続エラーFusion側でMCP Serverにチェックが入っているか
ポートエラーFusion側のポート番号と config.toml のURLが一致しているか
操作が失敗するFusionで新規デザインまたは既存デザインを開いているか
Codexが勝手に大きく変更しそうdefault_tools_approval_mode = "prompt" にして、毎回確認させる
Personal Useで失敗するAutodeskサポート情報では、Personal UseライセンスがサードパーティAI連携失敗の原因になり得るとされています。(Autodesk)

11. Claude Desktopとの違い

項目Claude DesktopCodex
連携方法Autodesk Fusion拡張機能を入れるMCP設定ファイルにURLを登録
使いやすさ初心者向けやや開発者向け
得意なこと自然言語でFusion操作Fusion操作+APIスクリプト作成
設定場所ClaudeのExtensions~/.codex/config.toml
おすすめ用途すぐFusionを操作治具設計手順、スクリプト化、再利用

あなたの場合、すぐ形を作って試すならClaude Desktop、Fusion APIや3Dプリント治具の設計手順まで整理したいならCodex という使い分けがよいと思います。

12. 最小構成のまとめ

最小限なら、この流れです。

1. Fusionを起動
2. Preferences → General → API → Fusion MCP Server をON
3. ポート27182を確認
4. Codex CLIをインストール
5. ~/.codex/config.toml に下記を追加
6. codex を起動
7. /mcp で autodesk_fusion を確認
8. 簡単な直方体作成でテスト

設定ファイルはこれです。

[mcp_servers.autodesk_fusion]
url = "http://127.0.0.1:27182/mcp"
enabled = true
startup_timeout_sec = 20
tool_timeout_sec = 120
default_tools_approval_mode = "prompt"

まずはこの構成で、20mm角の直方体を作れるかを確認するのがよいです。


MacのCodexアプリで連携できますか

はい、MacのCodexアプリでも連携できる可能性が高いです。
根拠は、OpenAI公式のCodexアプリ設定に 「Integrations & MCP」 があり、外部ツールをMCPで接続できると説明されているためです。
さらに、そのMCP設定は config.toml に保存され、Codex CLIやIDE拡張とも共有されると説明されています。(OpenAI Developers)

ただし、Claude Desktopのような「Autodesk Fusion専用コネクタを選ぶだけ」の形ではなく、Codexアプリ側でMCPサーバーを追加するになると思います。

結論

項目回答
MacのCodexアプリでFusion MCPを使えるか使える可能性が高い
接続方式Streamable HTTP MCP
Fusion側のURLhttp://127.0.0.1:27182/mcp
Codex側の設定場所Codexアプリの Settings → Integrations & MCP、または ~/.codex/config.toml
Fusionの起動必要
注意点Fusion側でMCP ServerをONにしておく必要あり

Autodesk公式ドキュメントでも、Autodesk Fusion MCPは ローカルで動作するFusionが公開するMCPサーバーで、MCPクライアントが実行中のFusionセッションに対して操作できるものと説明されています。(オートデスクヘルプ)

具体的な手順

1. Fusion側でMCP Serverを有効化する

Autodesk Fusionを起動して、次の設定を確認します。

Preferences / 基本設定
→ General
→ API
→ MCP Server / Fusion MCP Server を有効化

ポート番号は通常、次です。

27182

接続URLは通常、次になります。

http://127.0.0.1:27182/mcp

Autodeskのサポート情報でも、接続できない場合はFusion側の General → API でMCP Serverが有効になっているか、ポートが一致しているかを確認するよう案内されています。(Autodesk)

2. Codexアプリ側でMCPを追加する

MacのCodexアプリを開きます。

Codexアプリ
→ Settings
→ Integrations & MCP
→ Add custom MCP server

のような項目があれば、そこにFusion MCP Serverを追加します。

入力する内容は、おそらく次のようになります。

項目入力例
Nameautodesk_fusion
TypeStreamable HTTP または HTTP
URLhttp://127.0.0.1:27182/mcp
Authenticationなし

OpenAI公式ドキュメントでは、Codexは STDIOサーバーStreamable HTTPサーバー のMCPに対応しており、Streamable HTTPでは url を指定すると説明されています。(OpenAI Developers)

3. UIから追加できない場合は config.toml を編集する

CodexアプリのMCP設定画面で直接追加できない場合は、設定ファイルを編集します。

Macのターミナルで次を実行します。

mkdir -p ~/.codex
open ~/.codex/config.toml

ファイルが開かない場合は、次でもよいです。

nano ~/.codex/config.toml

次を追加します。

[mcp_servers.autodesk_fusion]
url = "http://127.0.0.1:27182/mcp"
enabled = true
startup_timeout_sec = 20
tool_timeout_sec = 120

保存したら、Codexアプリをいったん終了して再起動します。

OpenAI公式ドキュメントでは、CodexのMCP設定は既定で ~/.codex/config.toml に保存され、MCPサーバーは [mcp_servers.<server-name>] の形で設定すると説明されています。(OpenAI Developers)

接続確認の方法

Codexアプリで新しいスレッドを開き、次のように聞きます。

Autodesk Fusion MCP Serverに接続できているか確認してください。
現在開いているFusionのデザイン情報を取得できますか。
まだ形状の作成や変更は行わないでください。

接続できていれば、CodexがFusion MCPのツールを使おうとするはずです。

次に、簡単なテストとして次のように依頼します。

Autodesk Fusionで、20mm × 20mm × 5mm の直方体を1つ作成してください。
作成前に、実行する操作内容を説明してから進めてください。

うまくいかない場合

症状確認点
CodexにFusion MCPが出ないCodexアプリを再起動
接続できないFusionが起動しているか
接続できないFusion側でMCP ServerがONか
ポートエラーFusion側ポートと config.toml のURLが一致しているか
Codexアプリで見えない~/.codex/config.toml にユーザー共通設定として書く
プロジェクト内設定で読まれないまずは .codex/config.toml ではなく ~/.codex/config.toml に書く

おすすめの進め方

まずは、MacのCodexアプリの Settings → Integrations & MCP から追加を試すのがよいです。そこで追加できなければ、~/.codex/config.toml に上記設定を書いて再起動してください。

Claude Desktopより少し設定は手動寄りですが、CodexアプリでもMCP接続の仕組み自体は用意されています。特に、Fusion APIのPythonスクリプトを考えさせながらFusion MCPで実行する用途では、Codexとの相性は良いと思います。


Autodesk Fusionで、下記の機能を使うための費用をそれぞれ調べてください。Fusionのサブスク費用との関係の調べてください。
・AUTODESK ASSISTANT
・Autodesk Fusion MCP
・Autodesk Fusion Data MCP

2026年6月4日時点で確認した範囲では、結論は次のとおりです。

3つとも「単体の有料オプション」としての料金表は確認できませんでした。
ただし、Fusion本体のサブスク、ライセンス種別、API利用量、外部AIアプリの料金との関係がそれぞれ違います。

結論一覧

機能個別料金Fusionサブスクとの関係注意点
AUTODESK ASSISTANT公式の個別料金表は確認できずFusion内のAI機能/Tech Previewとして提供Fusionの権限・地域・サポート条件で使える範囲が変わる可能性あり
Autodesk Fusion MCP公式の個別料金表は確認できずFusionデスクトップをAIから操作する機能。実質的にFusion利用権が前提個人用無償ライセンスではサードパーティAI連携ができない可能性が高い
Autodesk Fusion Data MCPMCP自体の個別料金表は確認できずFusionクラウドデータ/Manufacturing Data Model APIと関係API利用量によっては、将来的にAPS課金・Flex・Pay as You Goが関係する可能性あり

Fusion本体のサブスク費用との関係

Autodesk日本語公式ページでは、通常の Autodesk Fusion は年払いの場合、1か月あたり8,434円相当と表示されています。単純計算では年額約101,208円相当ですが、税・キャンペーン・地域・契約条件で変わるため、最終金額は購入画面で確認する必要があります。Autodesk自身も、価格や機能は国・地域によって異なり、予告なく変更される場合があると案内しています。(オートデスク)

Fusion本体には、CAD/CAM/CAE/PCB、PDM、コラボレーション、図面自動化などが含まれると説明されています。(オートデスク) 一方、個人用Fusionは無料ですが、非商用・年間総収入1,000米ドル未満などの条件があり、機能やサポートも制限されます。(オートデスク)

1. AUTODESK ASSISTANT の費用

現時点では、Autodesk Assistantだけを別料金で購入する形の公式料金は確認できませんでした。

Autodeskは、Autodesk Assistant in Fusionを Fusion内のTech Preview として案内しています。Fusionの画面内から呼び出し、自然言語で設計、製造、コラボレーション関連の操作を支援する機能です。(オートデスク)

ただし、AutodeskはAssistantについて、機能やコマンド対応範囲は変化する可能性があり、利用できる内容が Fusionの権限、地域、サポートアクセス によって制限される場合があると説明しています。(オートデスク)

したがって費用面では、現時点では次の理解がよさそうです。

項目内容
Assistant単体料金確認できず
FusionサブスクFusionを使うための基本費用として必要
追加AIアプリ費用不要。Fusion内の機能として使う
注意点Tech Previewのため、正式提供時に条件が変わる可能性あり

2. Autodesk Fusion MCP の費用

Autodesk Fusion MCPについても、MCP機能そのものの個別料金表は確認できませんでした。

Autodesk Fusion MCPは、ローカルで起動中のFusionをMCPサーバーとして公開し、Claude、Cursor、CodexなどのMCPクライアントからFusion上の設計操作を実行できるようにする仕組みです。Autodesk公式ドキュメントでは、Fusion MCPは「Local」とされ、実行中のFusionセッションに対して操作を実行できるものと説明されています。(オートデスクヘルプ)

つまり、費用関係は次のように考えるのが自然です。

項目内容
Fusion MCP単体料金確認できず
FusionサブスクFusionデスクトップを使うために必要
外部AIアプリ費用Claude、Cursor、Codexなどの利用料金が別途必要になる場合あり
個人用無償FusionサードパーティAI連携に制限がある可能性が高い

特に注意したいのは、Autodeskのサポート情報で、Personal UseライセンスではサードパーティAIツールをAutodesk Fusionに統合できないという趣旨の案内が確認できる点です。(オートデスク)

したがって、Fusion MCPを実用的に使うなら、無料の個人用Fusionではなく、有料のFusionサブスクまたは対象ライセンスが必要になる可能性が高いと見ておいた方がよいです。

3. Autodesk Fusion Data MCP の費用

Fusion Data MCPは、Fusion MCPよりも費用面の注意が必要です。

Fusion MCPが「起動中のFusionデスクトップを操作するローカル機能」なのに対し、Fusion Data MCPは Fusion Web/Fusion Team側のクラウドデータを扱うリモートMCP です。Autodeskの説明では、プロジェクト、フォルダ、メンバー、権限、ハブなどを扱う機能で、リモートMCP URLとして https://developer.api.autodesk.com/fusion/mcp が案内されています。(Autodesk Developer Blog)

Fusion Data MCPは、内部的に Manufacturing Data Model API のGraphQL APIをMCPツールとして提供するものと説明されています。(Autodesk Developer Blog) ここが費用面のポイントです。

Autodeskは、2026年8月17日から AEC Data Model API と Manufacturing Data Model API に新しい価格体系を導入すると発表しています。無料枠はありますが、対象のAutodesk製品サブスクを持つユーザーには月間API利用量が含まれ、超過分はAPSの有料提供、Flex、Pay as You Goなどが関係すると説明されています。(Autodesk Platform Services)

つまり、Fusion Data MCPの費用関係は次のようになります。

項目内容
Fusion Data MCP単体料金確認できず
Fusionサブスク対象サブスクがあればAPI利用枠が含まれる可能性あり
API超過利用Manufacturing Data Model APIの利用量次第でAPS課金の可能性
Fusionデスクトップ起動不要
対象データ環境Collaborative Editing、CEハブが必要と説明あり

現時点、2026年6月4日はまだ2026年8月17日のAPI新価格導入前ですが、今後Fusion Data MCPを本格利用する場合は、Fusion本体のサブスク費用だけでなく、API利用量課金も確認すべきです。

ユーザー向けの判断

3Dプリンタ用の固定治具をAIに作らせたい、という用途なら、まず関係するのは Autodesk Fusion MCP です。

目的使う機能費用面の見方
Fusion内で形状を作る・修正するAutodesk Fusion MCPFusion有料サブスク+外部AIアプリ料金の可能性
Fusion内で自然言語操作するAutodesk AssistantFusion内機能。個別料金は確認できず
プロジェクト、フォルダ、メンバー管理Fusion Data MCPFusionサブスク+API利用量課金に注意

一番安全な理解は、次のとおりです。

Autodesk AssistantとFusion MCPは、今のところ「Fusion本体の利用権に付随するAI機能」と見るのが近いです。
一方で、Fusion Data MCPはクラウドAPI利用と関係するため、将来的に利用量課金を確認する必要があります。


Autodesk Assistantでは、Claude系のAIモデルを使っているのですか

Autodesk Assistantの回答

それについてはお答えできません。使用しているモデルや技術的な実装の詳細はお伝えする立場にありません。

何かFusionの操作や設計についてお手伝いできることがあれば、お気軽にどうぞ!

目次