下記の記事で、iPhoneのショートカットのアクション(AI関連)について説明したが、AIの回答に「共有シート」が多く含まれていたので、あらためてどのようなものかを確認した。
(注)本記事の内容は正確性を保証するものではない。
GPT-5に確認したところ、下図のようにブラウザの画面に表示されるアイコン(上向きの矢印が付いた四角形の図形)をクリックした際に表示される画面が共有シートとのことだった。


この共有シートに、作成したショートカット「test」が表示されるので、クリックすると、iPhoneのChatGPTアプリの画面に、ブラウザで表示されているページの要約が表示されるようになっている。翻訳もしてくれている。


ショートカット「test」の設定画面は下図の通り。

このショートカットの設定手順をGPT 5 Thinkingに聞いた。
GPT 5 Thinking の回答(抜粋)
(補足) 下記の回答で、画像は別途追加したものである。
了解です。画像と同じ構成を“最短手順”で再現します。
手順(iPhoneのショートカット)
1.新規作成(事前準備)
- ショートカットApp → 右上「+」→ 名前をつける(例:test)
- 右上「…」→ 共有シートに表示 をオン
- 受け取る種類で「SafariのWebページ」(+必要なら“URL/ファイル/テキスト”等を追加)
- 「もし入力がない場合」→ 続ける を選択
→ この設定で、先頭に「共有シートから…の入力を受け取る」ブロックが自動で入ります。



受け取る情報の種類を選択できるようになる

2.記事を取り出す(Safariリーダー)
- アクション追加で「Safari」と検索 → Safariリーダーで記事を取得 を追加
- アクション内の 入力 をタップ → ショートカットの入力 を選択
(これで出力名が記事になります)

3.ChatGPTを前面に(任意)
(補足)任意となっているが、これを入れていないと、ログインしていませんというエラーが出たので入れている。
また、下記では、「ChatGPTを開く」というアクションを選択することになっているが、
正しくは、「アプリを開く」を選択し、その詳細設定画面で、ChatGPTのアプリを選択する。
- アクション追加 → 「ChatGPT」で検索 → ChatGPTを開く を追加
(画面表示をChatGPTに切り替えたい時だけ。省略可)

4.要約を依頼


画面下部の「○記事」を選択

- アクション追加 → 「ChatGPT」で検索 → Ask ChatGPT を追加
- プロンプト欄に:
要約してください
- 入力(または「with/コンテンツ」欄)に 記事 を差し込み
- フィールドをタップ → 変数ボタン(または「▽」)→ 記事 を選択
5.使用方法
Safariで任意のページを表示 → 共有ボタン → ショートカット「test」を実行。
GPT-5やPerplexity Proに、ショートカットの設定方法を質問したが、アクションの名称が違っていたり、「右上のアイコン」と回答されたアイコンが、画面の最下部に表示されていたりと、AIが回答した手順通りには設定できない。
確かに、iOSのバージョンで、アクション名が違っていたりすると、使用されている機種に応じた回答は難しいのかもしれないが、設定手順を説明させるような質問の回答には、このような誤りがあることを想定すべきことが分かった。使用すべきアクションを探す場合も、実際にはないアクションを回答してきた場合は、その名称のアクションはない旨伝え、再度質問すると、正解に近いアクションが回答される場合がある。