Obsidianのメニュー「Share」調査

Obsidianのメニュー「File」に、「Share」の項目があり、下図のように共有先の候補が表示されたので、この機能について、GPT-5やPerplexity Proに聞いてみた。
(注)本記事の内容は正確性を保証するものではない。

obsidianのメニュー「File」に「Share」の項目があり、その選択肢として、添付画像のように、下記の選択肢があります。それぞれの選択肢を選択した場合、どのように情報が共有されるか説明してください。
・AirDrop
・iCloud共有
・フリーボード
・Evernote

GPT-5 の回答(抜粋)

Obsidian 側は現在開いているノート本文(Markdown テキスト)を共有対象として渡すのが基本です。
(埋め込み画像や添付は含まれません)。

項目\共有先AirDropiCloud共有フリーボードEvernote
概要近くのAppleデバイスへ
ファイル転送(.md/.txt)
iCloud Drive 上の共同編集用共有(リンク招待)Freeform のボード要素としてテキストを追加Evernote に新規ノートとして保存
文字列の扱いMarkdown の生テキストそのまま共有対象の.mdファイルをそのまま共同編集プレーンテキストのボックス
(Markdown記法は記号のまま)
プレーンテキストとして保存
(Markdownは基本レンダリングされない)
画像の扱い含まれない
(必要ならPDF化して共有)
含まれない
(画像ファイルも同フォルダ共有なら可)
含まれない含まれない
添付の扱い含まれない含まれない
(フォルダ共有なら同梱可)
含まれない含まれない
リンクの扱い外部URLは文字列として残る(受け手アプリ次第でクリック可)

内部リンク([[ノート]])は切れる
内部リンクは対象ノートも共有&相対パス維持で有効

/外部URLは有効
外部URLは多くの環境でクリック可能

内部リンクは無効(文字列化)
外部URLはリンク化されることが多い

内部リンクは無効
埋め込みの扱い(例:![[画像]]![[ノート#見出し]]テキストとして残るだけ/実体は送られない埋め込み先の実体(画像/ノート)も共有すれば機能。未共有なら切れる埋め込みは不可
(プレーンテキスト化)
埋め込みは不可
(プレーンテキスト化)
保存場所受信側のダウンロード等(相手設定による)iCloud Drive(VaultがiCloudなら元ファイル

/外ならコピー生成の可能性)
Freeform ボード(iCloud経由で同期)Evernoteの指定ノートブック
その他の注意点レイアウト維持や画像同梱はPDF化→AirDropが無難共同編集は元ファイルに影響対象ファイル/専用フォルダのみの共有が安全長文や厳密な体裁には不向き。要点メモや図解の共有向き体裁を保ちたい/画像も含めたい場合はPDFで共有が確実

うまく共有するためのヒント

  • レイアウト維持/画像同梱したい → 先に「PDFとしてエクスポート」→ 共有先(AirDrop/Evernote/Freeform など)へ送る。
  • 共同編集したい → Vault を iCloud Drive 上に置き、iCloud共有で対象ファイル(または専用フォルダ)だけを共有。既存リンク崩れを避けるため、共同編集用に複製を作るのが安全です。
  • 一部だけ共有したい → ノート内で範囲選択してから共有すると、その選択テキストだけ渡せます。

必要なら、「画像も含めたい」「閲覧のみで配布したい」など目的別の最適手順も提案します。

共同編集なら「iCloud共有」を検討すべきだが、そうでなければ、AirDropやEvernoteに文字列を送る程度にしか、使い道がなさそう。iCloudにvaultを保存すれば、iPhoneでもアクセスできる。
また、obsidianに情報を集約することが多いので、Evernoteにデータを送る機会も限られている。Evernoteを使うのも、画像内の文字列の検索を手軽に行いたい場合とか、iPhoneのEvernoteのカメラで撮影した書類画像を手早く保存したい場合とかに限られるのではないかと思う。

以降、Perplexity Proとの質疑応答を紹介する。

Perplexity Pro の回答

以下の表は、Obsidianの「共有」メニューから各共有先へノートを送信した際の、情報の扱いや保存先などを比較したものです。iphone-manual

項目AirDropiCloud共有フリーボードEvernote
概要ファイルを元形式で直接転送Vault内データをフォルダ単位で丸ごと同期テキスト部分をキャンバス上に貼り付けテキスト・一部書式・添付のみ転送
文字列の扱いMarkdown形式そのまま
(メタデータ含む)iphone-manual
全て保持
(*.md, メタデータ含む)
iphone-manual
テキスト化され貼り付け。書式なしpublish.obsidian一部Markdownが書式付きで反映、それ以外はプレーンテキスト
316-jp
画像の扱い元ファイルごと送信・保存
iboysoft
Vaultに含まれる画像全て同期
iphone-manual
本文テキストのみ、画像は個別貼り付け必要
publish.obsidian
添付として送付可能だが反映保証なし316-jp
添付の扱いZIP, PDF等も元ファイルで送信
iboysoft
添付ファイルも全て同期
iphone-manual
送られない。必要なら個別操作publish.obsidian添付による反映は手動・一部のみ
316-jp
リンクの扱い[[リンク]]可。Obsidianや対応エディタで動作
iphone-manual
完全保持。Obsidian同士で相互リンク動作
iphone-manual
テキストとして貼り付け
(リンク機能なし)
publish.obsidian
リンク表現は装飾扱いorそのままテキスト
316-jp
埋め込みMarkdown記法のままテキストで送信iphone-manual埋め込み
(画像・PDF等)含めて同期
iphone-manual
埋め込み要素は送られず
publish.obsidian
埋め込みは非対応、個別添付必要
316-jp
保存場所ダウンロードフォルダ
iboysoft
iCloud Drive内Vaultフォルダ
iphone-manual
フリーボード内キャンバスpublish.obsidianEvernoteノートブック
316-jp
その他注意点受信端末のアプリ依存、メタデータはテキスト扱い
iphone-manual+1
Apple端末同士のみ。設定ファイル一部注意
iphone-manual
書式、添付、埋め込みは保持不可
publish.obsidian
Markdownの一部記法のみ反映
316-jp
質問Perplexity Pro の回答
AirDropで送るとファイルはどの形式で相手の端末に保存されるかAirDropでObsidianのノートやファイルを送信した場合、基本的には元のファイル形式のまま相手の端末に保存されます。iboysoft
ファイル形式について
Obsidianのノートの場合、ファイルはプレーンテキストのMarkdown(.md)形式のまま送信されます。publish.obsidian

画像やPDFファイルなど、Obsidian内で管理している他形式のファイルも元の拡張子を保持したまま送信されます。appllio

保存場所
Macの場合、AirDropで送信されたファイルは基本的に「ダウンロード」フォルダに保存されます。akibakan

iPhoneやiPadの場合、ファイルの種類によって保存先が変わり、たとえばテキストファイルなら「ファイル」アプリで管理されます。classmethod

したがって、ObsidianからAirDropで送った場合、相手の端末にはMarkdown(.md)ファイルや元のファイル形式そのままで保存されます。iboysoft
AirDropでPDFやZIPはどのフォルダに保存されるかAirDropでPDFやZIPファイルを送信すると、Macでは「ダウンロード」フォルダに自動的に保存されます。iboysoft

Finderのサイドバーや「移動」メニューから「ダウンロード」フォルダを開くと、AirDropで受信したPDFやZIPファイルを確認できます。drbuho

保存先の変更は基本的にできず、必ず最初は「ダウンロード」フォルダに保管されます。qiita

iPhoneやiPadの場合も、多くは「ファイル」アプリ内の「ダウンロード」フォルダに保存される場合が多いです。clip-studio
iCloud共有を選ぶとVault内のファイルはどこまで同期されるかiCloud共有を使うと、Vaultフォルダ内のすべてのファイル(Markdownノート、画像、PDF、ZIPなどを含む)がまるごと同期されますqiita

Obsidianで使っているVaultフォルダ自体をiCloud Drive上に置くことで、フォルダ内の構成やファイルがそのままクラウド経由でMac、iPhone、iPadなどAppleの複数端末間で同期されます。iphone-manual

.mdファイルだけでなく、Vault内に保存している画像・PDF・ZIP・添付ファイルなども、そのままiCloud経由で転送・同期が行われます。silme.zelo-loop

ただし、一部の設定ファイル(.obsidianなど)は、端末間で個別運用を推奨される場合がありますが、基本的にはフォルダ内のデータはすべて同期されます。iphone-manual

つまり、iCloud共有を選択するとVaultフォルダ直下およびサブフォルダのすべてのファイルが同期の対象となります。pouhon
フリーボードに送るとObsidianのノートはどのように表示されるかフリーボードにObsidianのノート(Markdownファイル)を送ると、その内容はテキストオブジェクトとしてフリーボード上のキャンバスに表示されます。publish.obsidian

ノートの内容は書式付きテキスト、つまりMarkdownとして記載された内容がプレーンテキスト化されて貼り付けられる形となります。tegaki

貼り付け後、フリーボード上ではテキストとしてそのまま閲覧・編集・移動が可能です。

画像やファイル添付がある場合は、テキスト部分のみが転送されることが多く、添付画像等は個別にドラッグ&ドロップする必要があります。tegaki

つまり、Obsidianのノートから送った場合、ノート内のテキスト内容をフリーボード上の自由な位置に貼り付けるイメージです。tegaki
Evernoteへ送るとMarkdownの見た目や添付はどう変わるかObsidianのノートをEvernoteに送ると、Markdownの見た目や添付ファイルの扱いは下記のようになります。316-jp

Markdownの見た目
Evernoteは一部のMarkdown記法に対応していますが、完全なMarkdownレンダリングではありませんbamka

見出し・リスト・強調(太字や斜体)・チェックボックス・コードブロック・テーブルなど、対応する書式はEvernote上で装飾されます。nelog

一方で、引用・画像埋め込み・数式表示などは未対応やプレーンテキスト表示となる場合があります。316-jp

Markdown記法としてそのまま反映される部分と、Evernote独自のリッチテキスト化される部分が混在します。

添付ファイル
ノート内の画像やPDFなどの添付ファイルは、送信時にEvernoteノートへ自動でアップロード・挿入されるケースもありますが、うまく反映されずテキストのみになる場合もあります。note

添付が正常に移転されるかは、送信方法・Evernoteアプリ側の仕様により異なるため、事前に添付の有無を Evernote上で再確認するのが安全です。note

したがって、Markdownの見た目は一部反映・一部崩れ、添付は基本的に個別添付が推奨となります。nelog
それぞれの共有でメタデータやリンクは保持されるかObsidianのノートを各種共有方法で渡した場合、メタデータ(YAML front matter等)や内部リンクの保持状況は以下の通りです。

AirDrop
ファイルは元のMarkdown(.md)形式で転送され、メタデータや内部リンクもそのまま保持されます。zenn
ただし、受信先がObsidianやMarkdown対応エディタで開いた場合のみ正しく認識されます。他のアプリだとメタデータは単なるテキストとして見えることが多いです。

iCloud共有
Vault全体がそのまま同期されるため、メタデータ(YAML front matter)もリンク構造も完全に保持されます。0120
すべての端末でVaultをObsidianとして開く限り、リンク機能やタグなども活用できます。

フリーボード
フリーボードに送った場合、テキスト部分のみコピーされる形となり、YAMLメタデータや内部リンク([[ノート名]])はプレーンテキストとして貼り付けられます。publish.obsidian
フリーボード側でリンクやメタデータが機能することはありません。

Evernote
ノート内容は一部Markdown装飾としてEvernote内でリッチテキスト化されますが、YAMLメタデータやObsidian特有の内部リンクは基本的にプレーンテキスト扱いとなります。aruse
[[ノート名]]形式のリンクやタグなどはEvernote独自のリンク・タグ等に自動変換されることはありません。

まとめると、AirDropやiCloud共有では完全保持フリーボードやEvernoteではほぼ保持されないままテキスト化されます。iphone-manual
共有先は添付画像のようになっていますが、共有先を追加することができますか。Macの共有メニュー(添付画像の一覧)は、共有先を追加・削除・並び替えできますapple

追加やカスタマイズの方法
システム設定>「一般」>「ログイン項目と機能拡張」>「共有」 から、「共有メニュー」に追加したいアプリやアクションをオンにできます。lifehacker

Finderやアプリの「共有」ボタンから「その他」や「編集」を選ぶことで、リストの表示・非表示や順番も変更可能です。mac.point-b

すべてのアプリが共有拡張に対応しているわけではありませんが、対応アプリならインストール後に追加できる場合があります。news.mynavi

つまり、共有先のアプリやサービスはシステム設定や共有メニューの編集を通じて追加・カスタマイズ可能です。apple
「共有」にNotionのアプリが表示されていなかったのですが、共有拡張に対応していないアプリということでしょうか。はい、その通りです。現在のMacの「共有」メニューにNotionのアプリが表示されない理由は、NotionのMacアプリが「共有拡張」に対応していないためです。reddit

NotionはWebブラウザや独自のアプリ内でのコラボレーション・共有機能が充実していますが、Macのシステム共有メニューには対応していませんsmart-ops

iOS(モバイル版)の場合は「共有メニュー」にNotionが現れる(Web Clipper機能など)ことがありますが、Mac版では標準共有先として追加することができません。notion

したがって、NotionはMacの共有拡張には未対応なので「共有」メニューには表示されません。apple

GPT-5とPerplrxity Ptoの回答をまとめると、おおよそ下記の通り。今回の調査では、あまり、有用な情報はなかった。唯一、AirDropは使う機会があるかもしれないと言った程度。

AirDropの場合、文字列以外にも、画像、添付ファイル、リンクを送れる可能性がある。
ただし、外部URLは文字列として残る(受け手アプリ次第でクリック可)が、内部リンクは切れると思われる。

iCloud共有の場合は、制限条件が少ないが、Apple端末同士のみの場合に限る。

フリーボードの場合、この共有機能を使う意味がないと思われる。

Evernoteの場合、複数の文字列をプレーンテキストとして、複数の新規ノートに送るという使い方しか期待できそうにない。

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