下記の記事で、みちびき(準天頂衛星システム)の災害・危機管理通報サービスを利用して、台風の位置を地図上に表示した事例を紹介したが、現在、台風7号と8号が接近しているということで、災害・危機管理通報サービスの表示画面を確認したが、やはり、文字情報だけでは、位置・地域が分かりにくいので、AIに図解してもらい、それらの回答を評価したので紹介する。使用したAIは、Claude Opus 4.8、Gemini 3.5 Flash、ChatGPT 5.5 Thinking、NotebookLMである。

(注)本記事の内容は正確性を保証するものではない。
災害・危機管理通報サービスで提供される情報の図解依頼(Claude Opus 4.8)
添付画像(上図)は、みちびき(準天頂衛星システム)の災害・危機管理通報サービスを利用して、災害情報などを表示するように構成したWebページです。この内容を分かりやすい図解にしてください
このGNSSステータスモニターの構成を図解します。
Lアラート(更新)の処理フローを図解します。
みちびきの衛星から送られてくる災害情報が、どのように受信され、画面に表示されるかを示しています。

図解のポイントを補足します。
このシステムは大きく分けて「受信から表示までの流れ」と「画面の構成」の2層になっています。
上半分は信号の流れです。
みちびき衛星が災害情報(災危通報とDCXメッセージ)を電波で送信 → GNSS受信機がそれを受信・解読 → ローカルのWebサーバー(192.168.0.10)がデータを整形 → ブラウザのモニター画面に表示、という一方向の流れです。
下半分は実際の画面の構成です。3つの要素から成っています。
- 上段のステータスバー … 現在時刻、総衛星数(25)、QZSS衛星数(3)、測位状態(測位中)、メッセージ件数といった「今の状態」を一目で確認できる部分。
- DCレポート(左カラム) … みちびきの「災危通報」をそのまま表示する部分。気象・地震・台風など種類別に、震源地名・緯度経度・マグニチュードなどが流れてきます。
- DCXメッセージ(右カラム) … 「Lアラート」形式の通報を表示する部分。災害カテゴリ・重大度・対象地域・避難行動など、より構造化された防災情報が入ります。
DCレポートが「生に近い速報」、DCXメッセージが「自治体向けに整理された情報」という性格の違いがあるので、左右に分けて並べているのは理にかなった設計だと思います。各ボックスはタップすると、それぞれの詳しい解説を呼び出せます。
このサービスの仕組みを図解して欲しいのではなく、どこでどんな警報が出たとか、台風の位置はどのあたりかをわかりやすく図解して欲しいわけです。添付画像のような文字情報だけをみても、位置・対象地域が分かりにくいので、例えば、簡単な地図を表示して、その地図にプロットしてもらいたいです
なるほど、文字情報を地図上にプロットして、どこで何が起きているか一目で分かるようにしたいということですね。
画像から読み取れる情報を整理すると:
- 土砂災害警戒情報:奈良県
- 地震:北緯5度18分0秒 東経125度18分0秒、M6.7(※これはフィリピン付近の海域ですね)
- 台風7号:北緯34度5分0秒 東経138度0分0秒(静岡県沖あたり)
- Lアラート(降雨・気象):広島県呉市(複数件、深刻)
日本周辺の地図にこれらをプロットします。
web_fetchで日本の都道府県トポロジーの中身を確認して、正しい地名キーで使えるようにします。
Datamapsの日本トポロジーが直接取れないので、世界地図ベースで日本周辺を拡大表示し、各災害をプロットする方式にします。
各地点の緯度経度は画像から読み取った値を使います。
座標を整理すると:
- 奈良県(土砂災害警戒):おおよそ 北緯34.5度、東経135.8度
- 地震 M6.7:北緯5.3度、東経125.3度(フィリピン・ミンダナオ付近)
- 台風7号:北緯34.1度、東経138.0度(静岡県沖)
- 広島県呉市(Lアラート 降雨・深刻):北緯34.2度、東経132.6度

画像から読み取った4件の情報を、日本周辺の地図にプロットしました。
各マーカーをタップすると、その災害について詳しく聞けます。
地図で見ると位置関係が分かりやすいですね。
本州側に集中している3件(奈良の土砂災害、静岡沖の台風7号、広島・呉市の大雨)に対して、地震は遥か南のミンダナオ島付近で発生していることが一目で分かります。
文字情報だと「北緯5度」と書かれていてもピンと来ませんが、地図上だとフィリピン沖の出来事だと即座に把握できます。
いくつか補足です。
座標の精度について、台風7号と地震は画像に緯度経度が明記されていたのでほぼ正確です。
一方、奈良県と広島県呉市は「対象地域名」しか出ていなかったので、県庁・市役所のおおよその位置に置いています。
実際の警戒区域とは多少ずれます。
実用化のアイデアとして、もしこれをブログやHome Assistant連携で常時表示したいなら、いまのWebサーバー(192.168.0.10)が吐き出すDCレポート・DCXメッセージをJSONで取得できるようにして、この地図に動的にプロットする形にできます。
地震は震源の緯度経度がそのまま使えますし、台風は基点時刻ごとの予報円を描けば進路も表現できます。
L アラートの対象地域は市区町村名なので、地名→緯度経度の変換テーブル(ジオコーディング)を一枚かませる必要があります。
地図の範囲や、台風の予報円・進路の描画、あるいは特定の地域だけ拡大するなど、調整したい方向があれば対応します。
添付画像のように表示されました。日本を中心にして、拡大してください。また、時刻など、もう少し情報を増やしてください。表示は引き出し線を用いるなどして、重ならないようにしてください。「フィリピン・ミンダナオ付近」の地震などは、図解の下方に表示してください
画像を確認しました。
日本周辺が小さく、ラベルも重なっていますね。
改善点を整理します。
日本を中心に拡大し、ラベルは引き出し線で四方に振り分けて重ならないようにします。
発表時刻などの情報も追加し、地図外(南方海域)の地震は下部に別枠で表示します。
画像から読み取れる時刻情報:
- 土砂災害警戒(奈良県):発表 6月26日20時42分
- 地震 M6.7:26日20時35分ころ発生/発表 20時49分
- 台風7号:基点時刻 27日18時0分(予報)
- 大雨Lアラート(呉市):22:05:29受信(金曜13:05 UTC発生)

日本を中心に拡大し、本州がしっかり見える縮尺にしました。
主な変更点です。ラベルは引き出し線(点線)で各地点から離した位置に配置し、奈良は右上、台風は右下、呉市は左下と振り分けて重ならないようにしています。各ラベルには発表・受信時刻も加えました。
地図の範囲外(はるか南方)で発生したミンダナオ付近の地震は、ご指示どおり図の下部に赤い別枠で表示しています。
発生時刻・座標・マグニチュードをまとめてあるので、地図上の点を探さなくても把握できます。
各マーカーと地震枠はタップで詳細を呼び出せます。
世界地図(110m解像度)ベースなので海岸線が粗く、本州の形が少しカクカクしている点だけご了承ください。
より精細な日本地図にしたい場合や、台風の予報円・進路線を描き加えたい場合は対応できます。
縮尺やラベル位置の微調整もご希望があればどうぞ。
添付画像のように表示がはみ出していますので、表示を地図にプロットした後、表示がはみ出していないかを確認するようにしてください
画像を確認しました。
右側の奈良県と台風7号のラベルが地図の右端からはみ出していますね。
ラベルボックスが右に置かれているため、テキストが切れています。
ラベルを地図枠内に確実に収まる位置へ配置し直します。

今回は右側に置くラベルもボックス全体が枠内に入るよう、配置後に座標を検証して、はみ出す場合は内側へ折り返すロジックを入れます。今回ははみ出しを防ぐために、ラベルの配置ロジックを修正しました。
具体的には、各ラベルボックスの幅を先に計算したうえで、右側に置くものは「地図の右端 − 余白 − ボックス幅」を起点にし、さらに左右・上下とも枠内に必ず収まるようクランプ(強制的に範囲内へ補正)しています。
これで奈良県・台風7号のラベルも全文が枠内に表示されます。
引き出し線は各ラベルから最も近い辺に向かって引いているので、どのマーカーがどのラベルか追いやすいはずです。
下部の地震枠と凡例はそのまま維持しています。
実装上の補足として、SVGのテキストは自動改行されないため、ラベル幅は「文字数 × 約12px」で見積もっています。
日本語は文字幅が広めなので余裕を持たせていますが、もし地名や災害種別がさらに長いケース(複数市町村の連名など)を扱うなら、文字数に応じてボックスを2行に折り返す処理を足すと安全です。
実運用でDCXメッセージから動的に流し込む際は、この点を考慮しておくとレイアウト崩れを防げます。
ラベル位置や縮尺、枠内の余白など、さらに調整したい箇所があれば指示してください。
地図を描画するには苦手なようである。妥当な表示にするまでに数ステップかかった。
表示されている情報は多くないが、ポイントはついている印象。
ただし、台風が「北上」しているという情報は、添付画像には表示されていないので、追加質問したところ、下記の回答があった。ネットを検索して補ったのかと思ったが、それにしても、「北上」というのは実際の進路としては正しくないように思えた。回答を確認したところ、ハルシネーションが発生していたことが分かった。災害情報としては致命的であり修正が必要であることが分かった。
実用化のアイデアとして、「Home Assistant連携で常時表示」を提案してくれたのはClaude Opus 4.8だけであり、HOME Assistantのダッシュボードの1つにという考えも浮かんでいたのでこの提案は評価できる。
台風7号が「北上」しているという情報の情報源はどこですか、添付画像から読み取れるのですか
ご指摘の通りです。
「北上」は画像から読み取れる情報ではありません。
私が補ってしまった推測で、情報源はありません。
最初のスクリーンショットの台風7号の欄に書かれていたのは、台風番号(7号)、基点時刻(27日18時0分 予報、21時間後)、大きさ(なし)、強さ(なし)、緯度・経度(北緯34度5分0秒 東経138度0分0秒)、そして中心気圧(途中で切れていて「中心気圧(hPa):998」あたり)までです。
進行方向に関する記述は画像には写っていません。
「静岡県沖を北上」とラベルに書いたのは、緯度経度が静岡県沖にあたることから私が勝手に進路を想像して付け足したもので、根拠がありません。
台風が実際にどちらへ進んでいるかは、その画面のスクロールされていない部分や元データに進路情報があるかどうか次第で、現時点の画像からは断定できません。
ラベルは「台風7号・静岡県沖(北緯34度 東経138度)」のように、画像から確実に読み取れる位置情報だけの表記に直すべきでした。
修正版を作りましょうか。
その場合、進行方向のように画像に無い情報は入れず、写っている数値のみでラベルを構成します。
災害・危機管理通報サービスで提供される情報の図解依頼(Gemini 3.5 Flash)
添付画像は、みちびき(準天頂衛星システム)の災害・危機管理通報サービスを利用して、災害情報などを表示するように構成したWebページです。この内容を分かりやすい図解にしてください

このサービスの仕組みを図解して欲しいのではなく、どこでどんな警報が出たとか、台風の位置はどのあたりかをわかりやすく図解して欲しいわけです。添付画像のような文字情報だけをみても、位置・対象地域が分かりにくいので、例えば、簡単な地図を表示して、その地図にプロットしてもらいたいです

再度、災害・危機管理通報サービスにより提供された情報の画像を添付します。一般的に気象庁などから発表されている警報などに基づく表示を行うのではなく、添付画像に含まれる情報だけに基づいたプロットにしてください

質問の仕方が悪かったのか、添付画像の「みちびき」に基づく情報の図解ではなく、ネット検索した結果に基づく図解が行われたので、あらためて添付画像に基づく図解を依頼したが、結構でたらめな表示となり、災害情報としては致命的であり、修正は困難であるように思われた。
災害・危機管理通報サービスで提供される情報の図解依頼(ChatGPT 5.5 Thinking)
添付画像は、みちびき(準天頂衛星システム)の災害・危機管理通報サービスを利用して、災害情報などを表示するように構成したWebページです。この内容を分かりやすい図解にしてください

このサービスの仕組みを図解して欲しいのではなく、どこでどんな警報が出たとか、台風の位置はどのあたりかをわかりやすく図解して欲しいわけです。添付画像のような文字情報だけをみても、位置・対象地域が分かりにくいので、例えば、簡単な地図を表示して、その地図にプロットしてもらいたいです

ChatGPT 5.5 Thinkig の図解について下記の追加質問を行った。ChatGPT 5.5 Thinkig でも、程度は軽いがハルシネーションが発生した。Claude Opus 4.8やGemini 3.5 Flashの回答と比べると間違いは少ない。修正も比較的簡単なように思われる。
作成してもらった図解について、下記の質問に回答してください。
・広島県呉市の「大雨・降雨情報」という表示ですが、添付画像には「災害カテゴリー種別:気象・降雨」とだけ表示されていました。「大雨」という情報の情報源はどこですか。添付画像から読み取れますか。
・台風の進路が、点線矢印で表示されていますが、この情報源はどこですか。添付画像から読み取れますか。
ご指摘のとおりです。
作成した図解では、添付画像から読み取れる情報以上の表現を一部足してしまっています。
| 項目 | 図解での表示 | 添付画像から読み取れるか | 正しい扱い |
|---|---|---|---|
| 広島県呉市の「大雨・降雨情報」 | 「大雨・降雨情報」 | 読み取れません | 「Lアラート(気象・降雨)」または「気象・降雨」程度に留めるべきです |
| 台風の点線矢印 | 台風の進路のような矢印 | 読み取れません | 単一地点のプロット、または「予報位置」として表示するのが適切です |
広島県呉市については、添付画像にあるのは 「災害カテゴリ種別:気象・降雨」 と 「対象地域:広島県呉市」 です。
そこから「降雨」は読めますが、「大雨」までは読み取れません。
したがって、図解の「大雨・降雨情報」は不正確で、私が分かりやすくしようとして補った表現です。
修正するなら、「Lアラート(気象・降雨)」 または 「降雨関連情報」 が妥当です。
台風についても、添付画像から読み取れるのは、少なくとも 台風7号、基点時刻、予報であること、緯度・経度らしき位置情報 です。
ただし、進路を示す複数地点や移動方向の情報は、添付画像からは確認できません。
そのため、点線矢印は「台風っぽく見せるための図解表現」になってしまっており、厳密には根拠不足です。
修正版では、次のようにするのがよいです。
- 広島県呉市:「Lアラート(気象・降雨)」
- 奈良県:「土砂災害警戒情報」
- 台風7号:「台風7号 予報位置」 として1点だけプロット
- 台風の点線矢印:削除、または「進路データ取得時のみ表示」と注記
- 地震:緯度経度に基づく概略位置として表示
つまり、今回の図解は「こう表示すると分かりやすい」という方向性としては使えますが、表示内容は、元データに存在する情報だけに制限する必要があります。
災害・危機管理通報サービスで提供される情報の図解依頼(NotebookLM)
プロンプトに何も入力せず、「インフォグラフィック」を作成した。

この画像は、人工衛星を利用した測位システム(GNSS)の稼働状況や、それに関連する緊急防災情報をリアルタイムで表示するモニター画面です。
画面上部では接続されている衛星の総数や、日本独自の測位衛星であるみちびき(QZSS)の受信状況が確認できます。
下段には、気象庁や地方自治体から発信された地震、台風、土砂災害といった最新の警戒情報がリスト形式で整理されています。
また、DCXメッセージと呼ばれる衛星経由の災害通報も含まれており、インフラが遮断された際の情報伝達を想定した構成となっています。
このように、このシステムは地理空間データと災害対策情報を一元管理し、安全確保に役立てるための高度なデジタルダッシュボードです。
このサービスの仕組みを図解して欲しいのではなく、どこでどんな警報が出たとか、台風の位置はどのあたりかをわかりやすく図解して欲しいわけです。添付画像のような文字情報だけをみても、位置・対象地域が分かりにくいので、例えば、簡単な地図を表示して、その地図にプロットしてもらいたいです

ダッシュボードの画像から読み取れる警報・対象地域・台風情報をまとめ、簡易的な地図上にプロットしたインフォグラフィックの作成を開始しました。
今回プロットの対象とした主な情報は以下の通りです。
- 土砂災害警戒情報:奈良県
- Lアラート(気象・降雨による深刻な脅威):広島県呉市
- 台風7号の予報位置:北緯34度5分0秒、東経138度0分0秒
インフォグラフィックの完成までには少し時間がかかる場合があります。
完了次第、スタジオタブからご覧いただけるようになりますのでお待ちください。
他に気になる点や追加で調べたいことがあれば、いつでもお知らせください。
「国内災害警戒状況サマリー」として回答され、ミンダナオ付近の地震の情報は表示対象にならなかった。
NotebookLMは、ソースである添付画像の情報のみによって回答されると期待したが、気になる点もあったので追加質問した。修正は比較的簡単かもしれない。
回答してもらったインフォグラフィックですが、下記の質問に回答してください。
・奈良県に関する情報の地域が「オレンジ色」で表示されているようですが、奈良県以外の地域もオレンジ色になっています。理由を教えてください。
・台風の位置情報はソース画像に含まれていますが、予想進路のように受け取られる可能性がある図解になっていると思います。予想進路に関する情報はありましたか
作成したインフォグラフィックに関するご質問にお答えします。
1. 奈良県以外の地域もオレンジ色になっている理由について
元のダッシュボード画面のソースには、「土砂災害警戒情報:奈良県」とだけ記載されており、他県への言及はありません。
インフォグラフィック上で奈良県の実際の県境を越えて広範囲がオレンジ色にハイライトされているのは、AIが地図の生成・描画を行う際に、奈良県の正確な境界線を認識・反映しきれず、周辺の地域を含めて大まかに色を塗ってしまった(描写の不正確さ)ためです。
ソースデータに基づけば、警戒の対象地域はあくまで「奈良県のみ」となります。
2. 台風の予想進路に関する情報の有無について
元のソース画像には、台風の「予想進路(軌跡や予報円など)」を示す情報は含まれていません。
記載されているのは「27日18時0分 (予報)」時点の「北緯34度5分0秒 東経138度0分0秒」という単一の点(位置情報)のみです。
インフォグラフィックにおいて予想進路のように見える紫色の図解は、実際の進路データに基づくものではありません。
インフォグラフィックのテキストにも「接近する脅威として表現します」とある通り、提供された1点の位置情報を視覚的に分かりやすく強調・表現するためにAIが追加したデザイン上の演出です。
誤解を招きやすい表現となっており申し訳ありません。

