TickTickの機能調査(AI機能など)

予定とToDoの両方を表示できるのアプリとして、TickTickをiPhoneで使っているが、その設定ページに「AI機能」という項目があり、音声入力や、MCPやCLIが使えるようだったので、本記事ではその機能や活用方法の調査をChatGPT-5.6 Solを使って行う。
また、CarPlay中にTickTickに音声で入力する方法の最適解を検討する。さらにGoogleアプリとの比較を行う。

TickTickの月表示で特定の日の詳細を表示した状態
TickTickのショートカット
設定項目:AI機能
AI機能の各項目

(注)本記事の内容は正確性を保証するものではない。

目次

AI機能調査

TickTickには添付画像(上記画像)の設定ページがあります。どのようなことができるか調べて下さい

添付画像を見ると、TickTickに新しく追加された 「AI機能」 の設定画面です。
現時点では次の3つの機能が利用できます。

1. AI音声追加(AI Voice Add)

この機能でできること

音声で話した内容をAIが解析し、自動的にタスクへ変換します。

画面の説明にあるように、

  • タイトルを自動生成
  • 日時を自動認識
  • 優先度などの属性を推定
  • 1回の音声から複数タスクを抽出

まで行います。(TickTick ヘルプセンター)

例えば、

「明日の午後2時に病院へ行く。そのあとスーパーで牛乳を買う。来週までにブログ記事も仕上げたい。」

と話すだけで、

  • 病院(明日14:00)
  • スーパーで牛乳購入
  • ブログ記事作成(来週期限)

のように複数タスクへ分割して登録できます。(note(ノート))

2. MCPサーバー

これが一番大きな新機能です。

MCP(Model Context Protocol)はChatGPT・Claude・VS Code・CursorなどからTickTickを直接操作するための仕組みです。
TickTickが公式にMCPサーバーを公開しています。(TickTick ヘルプセンター)

ChatGPTやClaudeからできること

例えば、

  • 今日のタスク一覧取得
  • 今週締切のタスク抽出
  • タスク作成
  • タスク更新
  • 完了処理
  • プロジェクト一覧取得

などをAIとの会話だけで実行できます。(AnythingMCP)

例えばChatGPTに

今日の予定を教えて

と聞くとTickTickを参照して答えられます。

さらに

明日15時に歯医者を追加して

だけでTickTickへ登録できます。(note(ノート))

あなたの使い方との相性

これまで何度か

  • Codex
  • Work
  • Claude Code
  • Home Assistant
  • Stream Deck

との連携について相談されていました。

TickTick公式MCPは非常に相性が良く、

Codex
   ↓
TickTick
   ↓
Home Assistant

という構成も十分考えられます。

例えば

  • Codexが記事執筆開始
  • TickTickへ「ブログ執筆中」登録
  • Home Assistantが現在のジョブを表示
  • 完了するとTickTickのタスクを自動完了

という連携も可能です。(TickTick ヘルプセンター)

3. TickTick CLI

CLIはCommand Line Interfaceです。

つまり

ticktick add "ブログを書く"

のようにターミナルからTickTickを操作できます。

対象は

になります。

例えば

毎朝8時
↓
シェル実行
↓
今日のタスク取得
↓
Slackへ送信

のような自動化も可能です。

CodexやClaude Codeとの組み合わせにも向いています。(TickTick ヘルプセンター)

あなたに特におすすめなのはMCP

これまでのご相談内容からすると、一番活用できそうなのは MCPサーバー です。

活用例としては、

活用例効果
ブログ記事作成AIが執筆タスクを自動登録
Home Assistant今日のタスクをダッシュボード表示
Stream Deckボタン1つで今日のタスク取得
Codex作業開始・終了時にTickTickを更新
ChatGPT会話だけでタスク管理

特に、現在構築を進められている Codex・Work・Home Assistant の環境とは親和性が高く、「AIがタスクを管理し、人は会話するだけ」という運用に近づけられる機能です。

TickTickのMCP・CLIでできることと活用方法

MCPとCLIでできることと活用方法をまとめてください

TickTickのMCPとCLIは、同じTickTickデータを操作する仕組みですが、役割が異なります。

  • MCPChatGPT、Claude、CodexなどのAIに、自然な言葉で考えながら操作させる
  • CLIターミナル、スクリプト、Home Assistantなどから、決められた処理を確実に実行する

できること一覧

分類操作・機能MCPCLI活用例
タスクタスク一覧を取得今日、期限切れ、特定リストのタスクを表示
タスクタスク詳細を取得タイトル、期限、優先度、説明を確認
タスク新規タスクを作成「明日、病院へ電話」を追加
タスクタスクを更新タイトル、期限、優先度などを変更
タスクタスクを完了買い終えた商品を完了にする
タスクタスクを削除不要なタスクを削除
タスク別リストへ移動受信箱から「ブログ」へ移動
タスク完了済みタスクを取得今週完了した作業を確認
タスク条件で絞り込む「期限切れのブログ関連タスク」
タスク複数タスクを一括作成牛乳、卵、パンを3件に分けて追加
タスク複数タスクを一括更新複数タスクの期限を一括変更
チェック項目チェック項目を作成記事作成の工程をチェックリスト化
チェック項目チェック項目を更新・完了「校正済み」などを更新
リストリスト一覧を取得買い物、ブログ、用件などを表示
(補足)リストはカテゴリーとして機能
リストリストを作成「Android Auto検証」を作成
リストリスト名などを更新プロジェクト名を変更
リストリストを削除終了したリストを削除
習慣習慣一覧・詳細を取得散歩、ブログ更新などを確認
習慣習慣を作成・更新「毎日30分歩く」を登録
習慣習慣をチェックイン今日の散歩を実施済みにする
習慣チェックイン履歴を取得直近1か月の実施状況を集計
フォーカス集中時間を取得今週のポモドーロ時間を確認
フォーカス期間を指定して集計月間のブログ執筆時間を集計
カウントダウン一覧・詳細を取得車検、公開日までの日数を表示
カウントダウン作成・更新・削除「車検まで30日」を登録
出力AIが内容を要約・整理今日やるべきことを優先順にまとめる
出力JSONなど機械処理向け形式内部利用Home AssistantやPythonへ渡す
自動化自然言語で操作「期限切れを来週へ延期して」
自動化定期実行クライアント次第毎朝8時に今日のタスクを出力
自動化シェルやPythonとの連携jq、Python、通知処理へ接続
外部連携Home Assistant連携間接的ダッシュボードに今日のタスクを表示
外部連携Stream Deck連携間接的ボタンでタスク追加・完了
外部連携Codex・Claudeから操作作業開始・終了時に進捗を更新
ログ操作結果を保存クライアント次第成功・失敗をログファイルへ記録
バックアップタスクを定期保存毎日JSONファイルへ書き出す

「○」の機能でも、実際に変更できる項目はTickTick側がMCP・CLIへ公開している範囲に限られます。

MCPとCLIの違い

比較項目MCPCLI
操作方法AIへ自然な文章で依頼コマンドやスクリプトを実行
得意分野解釈、整理、要約、タスク分解定期処理、一括処理、外部連携
複数用件の理解得意スクリプト側で処理が必要
曖昧な依頼への対応AIが質問や確認を行える明確な引数が必要
再現性AIの解釈で多少変わる同じコマンドなら同じ結果
大量処理件数やAI利用枠の影響を受けるバッチ処理に向く
定期実行AIクライアント側に依存cron、LaunchAgentなどで容易
Home Assistant直接利用はやや複雑シェルやJSON経由で使いやすい
Stream Deck中継が必要ボタンからコマンド実行可能
操作前の確認会話で確認しやすい確認処理をスクリプトに組み込む
向いている処理人がその都度依頼する処理無人で繰り返す処理

MCPの具体的な活用方法

1. 複数の用件を整理して登録する

例えばAIに次のように依頼します。

明日、病院へ電話する。牛乳と卵を買う。Android Autoの接続試験もするので、適切なリストに分けて登録して。

想定される処理は次のとおりです。

タスク登録先期限
病院へ電話する用件明日
牛乳を買う買い物なし
卵を買う買い物なし
Android Autoの接続試験検証なし

AIが文章を解釈して、複数のタスクへ分割できる点がMCPの強みです。

2. ブログ記事を工程に分解する

Home Assistant 2026.7の記事を書くタスクを、調査、構成、執筆、画像作成、校正、公開に分けて登録して。

これにより、大きなタスクを複数のタスクやチェック項目へ展開できます。

3. 今日のタスクを整理する

今日のタスクを重要度と期限で整理して、無理のない順番を提案して。

MCPでTickTickのタスクを取得し、AIが優先順位や実行順を考えます。

4. 期限切れタスクを整理する

期限切れのタスクを表示して、今週中に必要なものと延期してよいものに分けて。

AIの判断結果を確認してから、期限を変更できます。

5. 週間レビューを作る

今週完了したブログ関連タスクと、来週に持ち越したタスクをまとめて。

TickTickの実績を、読みやすい報告書として整理できます。

CLIの具体的な活用方法

1. Home Assistantダッシュボードへ表示する

TickTick CLI
    ↓ JSON出力
変換スクリプト
    ↓
Home Assistant

表示例:

  • 今日のタスク数
  • 期限切れの件数
  • 買い物リスト
  • ブログ作業の進捗
  • CodexやWorkに関連する作業

定期的にCLIを実行し、結果をJSONやMarkdownファイルへ保存すれば、Home Assistantから参照できます。

2. Stream Deck+のボタン操作

ボタンCLIで行う処理
今日のタスク今日のタスク一覧を表示
買い物追加定型入力または音声入力結果を追加
ブログ開始ブログ作業タスクを「進行中」へ更新
作業完了現在のタスクを完了
次の作業未完了タスクから次候補を表示
期限切れ期限切れ件数を表示

ボタン操作なので、AIを介さず高速で安定して動かせます。

3. 毎朝のタスク一覧生成

毎朝決まった時刻に、

  1. 今日のタスクを取得
  2. 期限切れを抽出
  3. Markdownへ変換
  4. Home Assistantやメールへ表示

という処理を自動化できます。

4. Codex作業終了時の更新

Codexがブログ記事やコードの作業を完了した際に、

  • 元の作業タスクを完了
  • 「動作確認」を追加
  • 「ブログ記事へ反映」を追加
  • 「GitHubへコミット」を追加

といった後続処理をCLIで自動実行できます。

5. TickTickの定期バックアップ

タスクやリストをJSONで保存しておけば、

  • 誤削除への備え
  • 過去の状態確認
  • 作業履歴の集計
  • ブログ活動の統計作成

に利用できます。

6. 期限切れ通知

期限切れタスクが存在するときだけ、

  • Home Assistant通知
  • LaMetric表示

を送る処理が作れます。

あなた向けの活用候補

優先順位活用方法適した仕組み理由
1複数の用件を整理して登録MCPAIによる分類・分解を生かせる
2ブログ記事の工程管理MCP+CLI作成はAI、定期更新はCLIが適する
3Home Assistantへの表示CLIJSON出力と定期実行が使いやすい
4毎朝のタスクブリーフィングCLI+AICLIで取得し、AIが要約できる
5Stream Deck+から操作CLIボタンから確実に実行できる
6Codex作業後の後続タスク作成CLIまたはMCP定型処理ならCLI、状況判断ならMCP
7AIニュースの記事候補管理MCP記事内容を分類してタスク化できる
8週間レビューMCP+CLICLIで履歴取得、AIで文章化
9習慣・集中時間の集計CLI定期的な数値集計に向く
10CarPlay音声入力後の整理MCP登録済みタスクの分類・修正に使える

推奨構成

あなたの環境では、MCPかCLIのどちらか一方ではなく、次の役割分担が適しています。

CarPlay・Siri・TickTick AI音声追加
        ↓
     TickTick
      ↙     ↘
    MCP      CLI
     ↓        ↓
AIによる整理  定期処理・外部連携
ChatGPT       Home Assistant
Codex         Stream Deck+
Claude        LaMetric

MCPに任せる処理

  • 複数の用件を分解する
  • 買い物と通常タスクを分類する
  • ブログ作業を工程化する
  • 今日の優先順位を考える
  • 完了タスクを要約する
  • 曖昧なタスクを整理する

CLIに任せる処理

  • 毎朝の一覧取得
  • Home Assistantへのデータ出力
  • Stream Deckボタンからの操作
  • 定期バックアップ
  • 期限切れ通知
  • Codex終了後の定型更新
  • 集中時間や習慣の集計

導入する順番

最初は次の3段階が現実的です。

段階内容
第1段階MCPを接続し、AIからタスクの取得・追加・更新を試す
第2段階CLIで今日のタスクをJSON出力し、Home Assistantに表示する
第3段階Stream Deck、Codex、定期処理へ拡張する

最初に作るなら、MCPによる「複数用件の整理・登録」と、CLIによる「今日のタスクをHome Assistantへ表示」の2つが、効果を確認しやすい組み合わせです。

1つのタスクをTickTickに登録するようにAIに依頼し、その際、そのタスクを実行するための複数のステップも考えてサブタスクとして紐づけて入力するように指示すれば、入力の手間が軽減でき、どのステップまで完了したかをAIに教えてもらうこともできそうだ。


CarPlayで用件や買い物をTickTickに入力する方法

iPhone単体では、ショートカットを使って、音声でTickTickに入力できるように設定しているので、今度は、CarPlay使用中に音声で入力する方法の最適解を検討する。

CarPlay使用中に、音声で、用件や買う物の名前を入力し、TickTickに反映させたいと思います。その方法を全て提案してください。その際、下記の点などで分類し、複数の表にするなどして分かりやすくまとめてください。また、TickTickで表示するだけか編集まで行えるかや、長所、短所も表示してください。

・どのAIを使うか
・どの機能を使うか

以下では、CarPlay使用中に音声で用件・買い物項目を入力し、最終的にTickTickへ反映する方法を、現時点で実用になるものから、将来・自作構成まで整理します。

大きく分けると、入口となるAIは次の4系統です。

ただし、CarPlayではSiriがOS標準の音声入口です。
AppleはCarPlay上でSiriを使ってリマインダーなどを操作でき、対応アプリのアクションやショートカットも音声で実行できると案内しています。(Appleサポート)

1.全方式の比較一覧

表示」はTickTick内で内容を確認できること、「編集」は既存タスクの変更・完了・削除まで行えることを示します。

No.使用するAI機能・経路TickTickへの反映表示編集複数用件の分割CarPlayでの実用性
Siriを使う方法
1SiriTickTickのSiri直接追加直接
2SiriSiri+iOSショートカット+TickTick「タスクを追加」直接△~○
3SiriSiri+ショートカット+文章分割処理直接
4SiriAppleリマインダー+IFTTT間接
5SiriAppleリマインダーをTickTickに表示・同期間接
6Siri音声メール+TickTickのメール登録間接××
7Siriショートカット+TickTick URL Scheme直接または画面起動
8Siri+外部AIショートカット+Webhook+AI+TickTick MCP/API/CLI直接○~◎
9Siri+GoogleGoogleカレンダーへ予定登録+TickTick表示表示中心カレンダー側で○
10将来のSiri高度化したSiri+TickTick App Intents直接○~◎将来本命(後述)
TickTick AIを使う方法
11内蔵AIAI Voice Add直接
ChatGPTを使う方法
12ChatGPTCarPlay版ChatGPT音声直接登録不可××◎※整理のみ
13ChatGPTChatGPTテキスト+TickTick MCP直接CarPlay中は×
その他の方法
14GeminiGemini+Google Tasks+IFTTT間接CarPlayでは△
15Google AssistantIFTTTシーン+TickTick直接・定型××
16自作AISiri+Home Assistant/Webhook+TickTick CLI直接

Siriを使う方法が有効なので、以下、それらの方法を中心に詳細な調査内容を紹介する。

2.Siriを使う方法

方法1:SiriからTickTickへ直接追加

構成
CarPlay
  ↓
Siri
  ↓
TickTick

TickTickはiOSでSiriから直接タスクを追加する機能を提供しています。
TickTickの設定でSiri連携を有効にすると利用できます。(TickTickヘルプセンター)

発話例

TickTickに牛乳を追加して

TickTickに明日、病院へ電話すると追加して

対応範囲
操作対応
新規追加
日時指定
登録先リスト指定
複数の商品を別タスク化
タイトル変更
完了・削除△~×
一覧の読み上げショートカット併用で○
長所
  • 経路が短い
  • CarPlayのステアリングボタンから起動できる
  • 外部サービスが不要
  • 反映が速い
  • 設定が簡単
短所
  • 長い発話や複数用件の分解は安定しにくい
  • 買い物と通常用件を自動分類しにくい
  • 既存タスクの編集には向かない
  • Siriの聞き取り結果に左右される
評価

1件ずつ確実に記録する用途では最も簡単です。

短所として、「Siriの聞き取り結果に左右される」と指摘されているように、「ティックティック」という音声を正確に聞き取れるか怪しいことは容易に想像できる。

方法2:SiriショートカットからTickTickへ追加

構成
CarPlay
  ↓
Siri
  ↓
iOSショートカット
  ↓
TickTick「タスクを追加」

TickTickはショートカットアプリ向けに「Add Task/タスクを追加」アクションを提供しています。登録先リストなどをあらかじめ指定できます。(TickTickヘルプセンター)

作るショートカットの例
ショートカット名登録先発話例
買い物を追加TickTick「買い物」「買い物を追加」→「牛乳」
用件を追加TickTick「受信箱」「用件を追加」→「病院へ電話」
ブログ用件を追加TickTick「ブログ」「ブログ用件を追加」
車の用件を追加TickTick「車」「車の用件を追加」
対応範囲
操作対応
新規追加
登録先リスト指定
優先度の固定
タグの固定
登録結果の読み上げ
複数項目の追加工夫すれば◎
既存タスク編集TickTickのアクション次第
完了・削除対応アクションがあれば○
長所
  • 「買い物」「用件」を明確に分けられる
  • Siriへの発話が短くなる
  • 登録先、優先度、タグを固定できる
  • 登録内容を音声で復唱できる
  • AIサービスの通信障害に左右されにくい
短所
  • 最初にショートカットを作る必要がある
  • 高度な文章理解はしない
  • 既存タスクの検索・編集は作り込みが必要
評価

現時点で最もバランスがよい方法です。

方法3:ショートカット内で複数項目を分割する

例えば次のように話します。

牛乳、卵、パン、トイレットペーパー

ショートカット内で読点や改行を区切り文字にし、それぞれを別タスクとして登録します。

構成
音声入力
  ↓
「、」や改行で分割
  ↓
各項目を繰り返し処理
  ↓
TickTickへ個別登録
対応範囲
操作対応
複数商品を個別登録
用件と買い物の自動分類×
日時の自然言語解析
既存タスク編集×
処理結果の読み上げ
長所
  • AIを使わず複数項目を分割できる
  • 高速で安定する
  • 利用回数やAI料金を気にしなくてよい
  • 買い物リスト用途には十分
短所
  • 「牛乳と卵を買い、明日は病院へ電話」のような文章には弱い
  • 区切り方を一定にする必要がある
  • 日時・分類の高度な理解はできない
評価

商品名をまとめて入力する用途には非常に適しています。

区切り記号を音声で認識させる方法が有効かは、試行による確認が必要。

3.Siriと外部AIを組み合わせる方法

方法8:Siriショートカット → Webhook → AI → TickTick

構成
CarPlay
  ↓
Siriショートカット
  ↓
Webhook
  ↓
AIによる解析
  ↓
TickTick MCP/CLI/API
発話例

明日病院へ電話して、牛乳と卵を買う。Android Autoの記事も直す。

AIが次のように分解します。

内容登録先期限
病院へ電話する用件明日
牛乳を買う買い物なし
卵を買う買い物なし
Android Autoの記事を修正ブログなし
使用できるAI
  • OpenAI API
  • Gemini API
  • Claude API
  • Home Assistant経由の会話エージェント
  • ローカルLLM
TickTickへの書き込み手段
  • TickTick MCP
  • TickTick CLI
  • TickTick API
  • IFTTT
対応範囲
操作対応
新規追加
複数用件の分割
自動分類
日時解析
既存タスク検索
更新・完了・削除
結果の読み上げ
長所
  • 最も自由度が高い
  • 一度の発話で複数リストへ登録できる
  • 既存タスクの編集も実装できる
  • Home Assistantと連携できる
  • ログや失敗時の再処理を残せる
短所
  • 構築が複雑
  • API料金がかかる場合がある
  • 認証情報の管理が必要
  • サーバーやHome Assistantが停止すると利用できない
  • AIの誤分類対策が必要
評価

高度な音声登録と編集まで求める場合の最強構成です。

API料金が発生したり、認証情報の管理が必要など、課題が多い。

4.TickTick内蔵AIを使う方法

方法11:AI Voice Add

TickTickのAI Voice Addは、話した内容からタスク名、日時、属性、複数タスクなどを生成する機能です。(TickTickヘルプセンター)

発話例

明日病院へ電話する。牛乳と卵を買う。金曜日までにブログ記事を修正する。

想定される結果:

タスク期限・分類
病院へ電話する明日
牛乳を買う買い物
卵を買う買い物
ブログ記事を修正する金曜日
対応範囲
操作対応
長い自然文の理解
複数タスクへの分割
日時の抽出
優先度などの推定
新規登録
既存タスク編集主用途ではない
CarPlay画面から直接起動現時点では不明・非標準

長所

  • 複数の用件を一度に話せる
  • 文脈から日時や属性を推定できる
  • 買い物項目を複数タスクに分けられる
  • TickTick内で直接処理される

短所

  • 基本的にTickTickアプリ内の機能
  • CarPlayから完全ハンズフリーで呼び出せるとは確認できない
  • (TickTickの)AI利用枠がある
  • 誤分割・誤分類の可能性がある
  • 既存タスクの編集用途には向かない

評価

停車中や乗車前後のまとめ入力には最適ですが、CarPlay運転中の第一候補ではありません。

5.カレンダーとして表示する方法

方法9:Siri → Apple/Googleカレンダー → TickTick表示

日時が決まっている用件は、タスクではなく予定として登録する方法があります。

発話例

明日の10時に病院へ電話する予定を追加して

TickTickはGoogleカレンダーやiCloudカレンダーを連携・表示できます。(TickTickヘルプセンター)

対応範囲
操作対応
TickTickで予定を表示
予定の編集元カレンダー側で◎
TickTickタスクとして完了×
買い物管理不向き
人との予定・通院予約
長所
  • Siriから予定を登録しやすい
  • TickTickの予定表に表示できる
  • GoogleカレンダーやiCloud側で編集できる
  • 時刻のある予定に適している
短所
  • タスクではなく予定になる
  • 完了チェックや優先度が使いにくい
  • 買い物には不向き

Apple/Googleカレンダーを経由して、TickTickに、別層のカレンダー項目として表示させることはできるが、内容修正・日付変更がTickTickではできず、それぞれのカレンダーで行わなければいけないので不採用。

6.TickTickで「表示だけ」と「編集まで」の違い

表示だけでよい場合

目的が次の範囲なら、複雑なAI連携は不要です。

  • 思いついたことを忘れずに残す
  • 買う物を記録する
  • 後でTickTickを見て整理する
  • カレンダーの予定をTickTickで確認する
適した方法
優先方法評価(追記)
1Siriショートカット → TickTick
2Siri → TickTick直接追加
3Siri → Appleリマインダー → TickTick× 予定が入力できない
4Siri → Google/iCloudカレンダー → TickTick表示× ☑️ 付きのToDoが入力できない

TickTickで編集まで行いたい場合

必要になる操作は次のとおりです。

  • タイトル変更
  • 期限変更
  • リスト移動
  • 優先度変更
  • 完了
  • 削除
  • 一覧取得
  • 複数タスクの一括整理
適した方法
優先方法評価(追記)
1TickTick MCPをテキストモードで利用× 編集は目視で行いたい
2Siri+Webhook+AI+MCP/CLI× AIのAPI料金が発生
3停車後にTickTickアプリで手動編集○ 編集は目視で行いたい
4将来のSiri+TickTick App Intents△ 期待したいが現時点では詳細不明

7.目的別の推奨方法

目的推奨方法理由
商品を1件ずつ追加Siri→TickTick直接追加最も簡単
商品を複数まとめて追加Siriショートカット+区切り分割AI不要で安定
買い物と用件を分ける「買い物を追加」「用件を追加」の2ショートカット登録先を固定できる
長い文章から複数タスクを作るTickTick AI Voice Add分解能力が高い
CarPlay中に長文をAI分類Siri+Webhook+外部AI高度だが自作が必要
とにかく記録を失わないSiri→Appleリマインダー→TickTickApple側にも残る
TickTick内の既存タスクを編集TickTick MCP検索・更新・完了が可能
日時のある予定を登録Siri→カレンダー→TickTick表示予定表用途に適する
Android Autoでも使いたいGemini→Google Tasks→TickTickGoogle環境と相性がよい
将来的に最も自然新しいSiri→TickTick App Intents中継サービス不要

8.現時点でのおすすめ構成

第一段階:簡単で安定

次の2本のショートカットを作ります。

呼び出し語登録先
買い物を追加TickTick「買い物」
用件を追加TickTick「受信箱」

ショートカットの処理は次の形です。

音声入力
  ↓
TickTickへ追加
  ↓
「○○を追加しました」と読み上げ

複数商品は、

牛乳、卵、パン

と話して、読点で分割します。

第二段階:停車後にAIで整理

運転中は受信箱へ登録し、停車後にTickTick MCPを使って、

今日追加した受信箱のタスクを、買い物・用件・ブログに分類して。日時が含まれていれば期限も設定して。

と整理します。

第三段階:高度な一括処理

必要になったら、

CarPlay
  ↓
Siriショートカット
  ↓
Home Assistant Webhook
  ↓
AIで分割・分類
  ↓
TickTick CLIまたはMCP

へ拡張します。

総合評価

方法簡単さ安定性複数用件編集おすすめ度
Siri→TickTick直接★★★★☆
Siriショートカット○~◎★★★★★
TickTick AI Voice Add★★★★☆
Appleリマインダー経由★★★☆☆
ChatGPT CarPlay音声×★★☆☆☆
ChatGPT+TickTick MCP停車後なら★★★★★
Gemini+Google TasksCarPlayでは★★☆☆☆
Siri+Webhook+AI×構築できれば★★★★★
将来のSiri+App Intents○~◎将来の本命

現時点では、SiriショートカットでTickTickへ直接登録し、複数商品はショートカット内で分割、複雑な整理や既存タスクの編集は停車後にTickTick MCPで行う構成が、最も現実的です。


将来のSiriの可能性

Siriは、将来、Geminiを元にしたモデルを基盤にすることが予定されています。その前提では、Siriに、複数の用件を依頼するなどの、高度な依頼をすることができると思っていますがどう思いますか。情報を集めて、その可能性について考察してください

結論

あなたの見方は、方向としてはかなり正しいと思います。

Gemini系モデルを基盤にした新しいSiriでは、将来的にCarPlay上で、

「明日、病院に電話する。帰りに牛乳と卵を買う。ブログ記事用にAndroid Autoの接続テストも忘れないようにして」

と一度に話し、それを、

  • 病院へ電話する:明日期限
  • 牛乳を買う:買い物リスト
  • 卵を買う:買い物リスト
  • Android Autoの接続テスト:ブログ関連リスト

のように、複数のタスクへ分解することは十分に現実的です。

Appleは実際に、1回の発話に含まれる複数の依頼をSiriが処理する機能をテストしていると報じられています。
また、新しいSiriはGoogleのGeminiモデルを基盤の一部として採用する複数年契約が結ばれています。(Reuters)

ただし、重要なのは次の点です。

Siriが複数の用件を理解できることと、それらをTickTickへ正しく登録・編集できることは別問題です。

成否を決めるのはGeminiの理解力だけではなく、TickTickが新しいSiri向けのApp Intentsをどこまで実装するかです。


新しいSiriを構成する3つの層

新しいSiriによるTickTick操作は、次の3段階に分けて考えると分かりやすくなります。

① 発話の理解
Gemini系モデル/Apple Intelligence
        ↓
② 作業の分解・計画
「これは買い物2件、用件1件」と判断
        ↓
③ アプリの操作
TickTickのApp Intentsを呼び出して登録・編集

① 発話の理解

ここはGemini系モデルの採用によって、大きく向上する可能性があります。

従来のSiriは、基本的に一つの命令を決まった形式で解釈する傾向がありました。

「リマインダーに牛乳を追加」

新しいSiriは、より会話的な文章や、文脈を含む依頼を理解できる設計です。
Appleは、個人のメッセージ、メール、写真、画面上の情報などを参照しながら、アプリをまたいで操作できることを公式に説明しています。(Apple)

したがって、

「明日、車の点検を予約して、帰りにホームセンターでESP32用のケーブルを買うのを忘れないようにして」

という発話から、

  • 車の点検を予約する
  • ESP32用ケーブルを買う

を別々の用件として認識する可能性は高まります。

② 複数タスクへの分解

これは、まさにAppleが強化を進めている部分です。

2026年3月には、AppleがSiriに対して1回の問い合わせで複数の依頼を処理させる機能をテストしていると報じられました。(Reuters)

さらに、実際のiOS 27ベータ版の試用例では、Siriがメールを解析し、そこに含まれていた6件の予定を個別のカレンダーイベントとして登録した事例も報告されています。(The Verge)

これは、今回の用途に非常に近い例です。

メール内の6件の予定
        ↓
内容を読み取る
        ↓
6件のイベントに分解
        ↓
カレンダーへ個別登録

同じ考え方をTickTickへ適用できれば、

牛乳、卵、パンを買って、
明日病院に電話するのも覚えておいて
        ↓
牛乳を買う
卵を買う
パンを買う
病院へ電話する

という分解は技術的に可能です。

③ TickTickを実際に操作する部分

ここが最大の条件になります。

新しいSiriが第三者アプリを操作するには、そのアプリがAppleの仕組みに対して、

  • どのような情報を持っているか
  • どのような操作ができるか

を公開する必要があります。

具体的には主に次の二つです。

仕組みTickTickでの意味
App Entitiesタスク、リスト、タグ、期限などをSiriが認識する
App Intents作成、編集、完了、削除、移動などをSiriが実行する

新しいSiriは発話の意味を理解しても、アプリ側が対応するIntentを公開していなければ、その操作を実行できません。
現在のiOS 27ベータでも、第三者アプリの対応状況が能力を大きく左右すると報告されています。(The Verge)

TickTickの対応状況別に何ができるか

レベル1:新規タスクの追加だけに対応

TickTickが「タスク作成」のIntentだけを提供する場合です。

できる可能性がある発話

「TickTickに牛乳、卵、パンを買うと登録して」

結果は二通り考えられます。

パターンA:1件として登録

□ 牛乳、卵、パンを買う

パターンB:Siriが分解して3件登録

□ 牛乳を買う
□ 卵を買う
□ パンを買う

Siriの処理能力が向上しても、TickTick側が一度に複数件の作成を許可しているか、Siriが作成Intentを連続実行できるかによって結果が変わります。

運転中に思いついた内容を残すだけなら、このレベルでも十分実用的です。


レベル2:リストや期限を指定して追加

TickTickが次の項目をIntentとして公開した場合です。

  • タイトル
  • 期限
  • 登録先リスト
  • 優先度
  • タグ
  • メモ

発話例

「明日の午前中に病院へ電話するタスクを用件リストへ追加して。牛乳と卵は買い物リストへ追加して」

想定結果:

タスク登録先期限
病院へ電話する用件明日午前
牛乳を買う買い物なし
卵を買う買い物なし

ここまで対応すれば、あなたの目的にはほぼ十分です。

運転中は登録だけ行い、細かい修正は停車後にTickTickで行うという使い方なら、最も安全で現実的です。

レベル3:既存タスクの検索・編集にも対応

TickTickが検索、更新、完了などのIntentを公開した場合です。

可能になる発話

さっき追加した牛乳を低脂肪乳に変更して」

「病院への電話を明日から金曜日に変更して」

「買い物リストの卵を完了にして

「今日の買い物を読み上げて」

このレベルになると、新しいSiriは単なる音声入力装置ではなく、TickTickの音声操作エージェントになります。

ただし、「さっき追加した牛乳」がどのタスクを指すのかという曖昧さがあります。同名タスクが複数ある場合は、

「買い物リストにある、今日追加した牛乳でよろしいですか」

などの確認が必要になるでしょう。

レベル4:複数アプリをまたいだ処理

Appleが目指しているのは、この方向です。

発話例

「妻からメッセージで頼まれた買い物をTickTickの買い物リストに入れて、帰宅ルートの途中にあるスーパーも探して」

処理の流れは次のようになります。

メッセージから買い物内容を抽出
        ↓
複数の商品へ分解
        ↓
TickTickの買い物リストへ追加
        ↓
現在地・目的地・店舗情報を検索
        ↓
Apple Mapsで経由地を設定

Appleは新しいSiriについて、メッセージ、メール、写真などの個人情報を横断して探し、アプリ内で操作できることを公式に示しています。(Apple)

ただし、複数の第三者アプリをまたぐ処理では、すべてのアプリが対応している必要があります。

Geminiを使うことと、Geminiアプリを使うことは違う

ここは整理が必要です。

今回の新しいSiriでは、GoogleのGeminiモデルが基盤技術として使われますが、ユーザーが直接Geminiアプリを操作するわけではありません。

ユーザー
  ↓
Siri
  ↓
AppleのSiri/Apple Intelligenceの制御層
  ↓
Gemini系の基盤モデル
  ↓
AppleのApp Intents
  ↓
TickTick

つまり、表面上は最後までSiriです。

  • 「OK Google」と呼びかける必要はない
  • Google Tasksを経由する必要はない
  • Googleアプリを開く必要はない
  • GeminiアプリからTickTickへ転送する必要もない

Geminiは主として、言葉の意味を理解したり、依頼を分解したり、実行計画を立てたりする部分に使われると考えられます。

実際のiPhoneアプリ操作は、Appleが管理するApp Intentsや権限システムを通して行われます。
GoogleとAppleの契約でも、GeminiがApple Foundation Modelsおよび将来のApple Intelligence機能の基盤として使われるとされています。(Reuters)

TickTick MCPは必要か

通常のSiri連携では、MCPは不要になる可能性が高い

新しいSiriがTickTickのApp Intentsへ直接アクセスできれば、MCPを使う必要はありません。

CarPlay
  ↓
Siri
  ↓
TickTick App Intents
  ↓
TickTick

この経路が最も短く、iPhoneの権限管理やCarPlayにも適しています。

MCPが有利になる場合

MCPは、ChatGPT、Claude、Codexなどの外部AIからTickTickを操作する場合に適しています。

ChatGPT/Claude/Codex
  ↓
TickTick MCP
  ↓
TickTick

ただし、新しいSiriが標準でMCPクライアントとして外部MCPサーバーを呼び出すとAppleが発表したわけではありません。

したがって、現段階では次のように考えるのが妥当です。

用途有力な接続方法
CarPlayからSiriで操作App Intents
ChatGPTからTickTickを操作TickTick MCP
Claude・Codexから操作TickTick MCP/CLI
独自Home Assistant連携API、CLI、Webhook、MCP
Siriと外部AIを組み合わせるショートカットやWebhookが必要になる可能性

CarPlayではどこまで許可されるか

新しいSiriがiPhone上で高度な操作を行えても、CarPlayでは安全上の制限が加わる可能性があります。

実現しやすい操作

  • 新しいタスクの登録
  • 複数の買い物項目の登録
  • 期限の指定
  • 買い物リストの読み上げ
  • タスクを完了にする
  • 簡単な修正
  • 登録結果の音声確認

制限されやすい操作

  • 多数のタスクの一括削除
  • プロジェクト構成の大幅な変更
  • 複数候補から画面を見て選択する操作
  • 長い説明文や添付ファイルの編集
  • 不可逆な操作を確認なしで実行すること

例えば、

「買い物リストを全部削除して」

のような操作は、誤認識の影響が大きいため、確認を求められる可能性が高いと考えられます。

一方、

「買い物リストに牛乳と卵を追加して」

は影響が限定的なので、確認なし、または簡単な読み上げ確認だけで実行される可能性があります。

想定される実用レベル

発話将来の実現可能性条件
「TickTickに牛乳を追加」非常に高い基本的な追加Intent
「牛乳、卵、パンをそれぞれ追加」高い複数命令処理
「牛乳と卵は買い物、病院への電話は用件に追加」高いリスト指定対応
「病院への電話は明日10時」高い期限・時刻Intent
「さっきの牛乳を低脂肪乳に変更」中~高検索・更新Intent
「今日追加した買い物を読み上げて」中~高タスク検索・取得
「妻のメッセージから頼まれた物を登録」中程度メッセージ参照とTickTick対応
「帰り道の店を探して買い物も登録」中程度Mapsを含む複数アプリ連携
「買い物を全部適切な店別に分類」中程度AI分類と複数タスク更新
「TickTick全体を自動整理」低~中権限・安全確認・アプリ対応

今回の用途での見通し

あなたが希望している、

CarPlay使用中に、思いついた用件や商品名をまとめて話し、TickTickへ反映する

という用途は、新しいSiriが得意とする代表的な利用場面になり得ます。

特に、次の発話は十分現実的です。

「TickTickに追加して。明日、車屋に電話する。牛乳、卵、トイレットペーパーを買う。Android Autoの接続テストもする」

Siriがこれを次のように処理する未来はかなり近いと考えられます。

用件
□ 車屋に電話する 明日
□ Android Autoの接続テストをする

買い物
□ 牛乳
□ 卵
□ トイレットペーパー

ただし、これが実現するためには、次の3条件がそろう必要があります。

  1. Siriが日本語の複数命令を正確に分解できる
  2. TickTickが新しいSiri向けのApp Entities/App Intentsを実装する
  3. CarPlayからそのIntentを呼び出すことが許可される

このうち、1はAppleとGeminiによってかなり前進しています
最大の不確定要素は、2のTickTick側の対応範囲です。

私の評価

  • 既存タスクの変更・完了:TickTickの実装次第
  • 複数アプリ横断の高度な自動処理:可能性はあるが、初期段階では不安定
  • TickTick MCPをSiriから直接利用:現時点では期待材料が少ない
  • Googleアプリ経由:新Siri対応後はむしろ不要になる可能性が高い

したがって、将来の本命構成は次の形です。

CarPlay
  ↓
Gemini系モデルを利用する新しいSiri
  ↓
複数の用件を理解・分解
  ↓
TickTickのApp Intents
  ↓
買い物/用件リストへ個別登録

Google TasksやGeminiアプリ、IFTTT、MCPを複雑に経由させる方式より、SiriからTickTickへ直接接続する方式が最終的には最も自然になると考えます。
ただし、当面は新しいSiriとTickTickの対応が成熟するまで、Siriショートカットによる直接登録を併用するのが堅実です。

このテーマは仕様変更が続くため、TickTickがiOS 27の新しいApp Intentsへ対応した時点で知らせるよう監視することもできます。

AI音声追加(AI Voice Add)の機能を使うための料金

TickTickで、AI音声追加(AI Voice Add)の機能を使うための料金を調べてください

調査結果

TickTickの AI音声追加(AI Voice Add)は、完全な従量課金ではなく、TickTickのプランに付属するAI機能です。

ただし、現時点の公式情報では、次のようになっています。

項目内容
AI音声追加の単体料金なし
無料プラン月間利用枠の範囲で利用可能とみられる
PremiumプランAI機能の利用枠が付属するが、上限回数は非公開
追加クレジット販売公式案内では確認できず
利用枠の更新毎月自動リセット
対応端末モバイル版のみ

TickTick公式ヘルプには、AI音声追加について「月間利用枠があり、上限に達すると通知され、翌月に自動リセットされる」と記載されています。
一方で、無料ユーザーとPremiumユーザーそれぞれの具体的な回数・分数は公開されていません。(help.ticktick.com)

必要になる可能性がある料金

TickTick Premium

TickTick公式WebサイトでのPremium料金は、現在次のとおりです。

  • 年額:35.99米ドル
  • 月額換算:約3米ドル
  • 月払いは、公式ページには明示されていませんが、海外での表示例では月額3.99米ドルです。

公式サイトでは年額35.99米ドルと案内されています。(TickTick)

日本円では為替やApp Storeの価格設定によって変わりますが、単純換算ではおおむね次の範囲です。

契約方法概算
Webから年払い年額約5,400~5,800円前後
月払いが選べる場合月額約600円前後
App Store経由Apple側の日本価格区分による

日本のApp Storeページでは、アプリ自体は無料で、Premium機能はアプリ内課金と案内されています。
ただし、検索結果上では最新の日本円価格までは表示されませんでした。(App Store)

AI音声追加だけのためにPremiumが必須か

公式ヘルプの表現を見る限り、AI音声追加は無料ユーザーでも一定の月間枠を試せる可能性が高いです。
しかし、次の点は明示されていません。

  • 無料版で月何回使えるか
  • Premiumで何回または何分使えるか
  • Premiumでは枠が増えるだけなのか、実質無制限なのか
  • 日本語音声も英語と同じ枠として数えるのか
  • 複数タスクを一度に生成した場合、1回として数えるのか、タスク数で数えるのか

App StoreのAI機能紹介ページには「アプリ内課金が必要」と表示されているため、正式利用にはPremiumが関係する可能性がありますが、これはイベントページ全体に対する表示であり、無料枠が一切ないことを明確に示すものではありません。(App Store)

添付画面から確認できること

添付画像(本記事の冒頭に掲載した画像)では「AI音声追加」のスイッチが通常の設定項目として表示されています。
もし無料アカウントでこのスイッチをオンにでき、実際にAI処理まで進めるなら、少なくとも無料枠が付与されていると判断できます。

実際の利用枠や契約要求は、次の操作で最も正確に確認できます。

  1. 「AI音声追加」をオンにする
  2. TickTickのタスク画面で「+」を長押しする
  3. AIモードを有効にして、複数の用件を話す
  4. Premiumへの案内や残り回数の表示が出るか確認する

例えば、

明日病院へ電話する。牛乳と卵を買う。金曜日に車の点検を予約する。

と話し、複数タスクへ分割されればAI音声追加が利用できています。

現時点での判断

まず無料状態で試すのがよいです。
CarPlayで毎日数件の買い物や用件を登録する程度なら、無料の月間枠で足りる可能性があります。

一方、毎日何度も使う、長い発話を頻繁に処理する、録音の文字起こし・要約も使う場合は、Premiumが必要になる可能性が高いです。
Premiumに加入しても、公式上はAI処理が完全無制限とは明記されていない点には注意が必要です。

要点としては、

AI音声追加専用の追加料金は確認されていない。無料枠またはPremium付属の月間枠で使う方式だが、具体的な回数は非公開

という状況です。

Premiumプランでできること

Premiumプランでできることを一覧表にしてください

TickTick Premiumで利用できる主な機能を、無料版との違いが分かる形でまとめます。
2026年7月時点の公式Premiumページとヘルプを基準にしています。

TickTick Premium機能一覧

分類Premiumでできること主な用途・効果
カレンダー月・週・日・複数日など、より多くのカレンダー表示を利用予定とタスクを時間軸で確認する
タスクの期間設定タスクに開始日時と終了日時の両方を設定「10時~12時に作業」のような時間割を作る
タイムブロッキングカレンダー上でタスクを時間帯へ配置1日の作業時間を具体的に計画する
外部カレンダー連携Googleカレンダー、Outlookなどの外部カレンダーを購読他サービスの予定をTickTick内でまとめて確認する
カレンダーウィジェットホーム画面で予定・タスクを確認アプリを開かずにスケジュールを確認する
カスタムフィルターリスト、タグ、優先度、期限などを組み合わせた抽出「仕事リストにある高優先度の未完了タスク」などを表示する
作成上限の拡大リスト、フォルダー、タスク、チェック項目などの上限が増える多数のプロジェクトや買い物項目を管理する
タスク履歴タスクがいつ、誰によって、どのように変更されたか確認誤操作の確認や共同作業の履歴管理
リスト履歴共有リスト内の追加・編集・完了などを確認家族や共同作業者による変更を追跡する
タスク進捗率タスクの進捗状況を割合などで管理複数工程のある作業の進行度を把握する
履歴統計過去の完了タスクや実績を統計表示日・週・月単位で成果を振り返る
チェック項目ごとの通知タスク内の各チェック項目に個別のリマインダーを設定買い物や手順ごとに別々の時間で通知する
複数リマインダー1つのタスクに設定できる通知数が増える前日、1時間前、10分前など段階的に通知する
添付ファイル上限拡大1日最大199件、1タスク最大39件、1ファイル最大20MB写真、PDF、資料などをタスクへ多く添付する
習慣の登録上限拡大無料版より多数の習慣を管理運動、服薬、ブログ更新などを並行して記録する
共有人数の拡大1つの共有リストに最大29人を追加可能家族やチームでリストを共同管理する
フォーカス時間の見積もりタスクごとに予定ポモドーロ数や予定時間を設定作業前の見積もりと実績を比較する
フォーカス統計集中時間の詳しい週間・履歴統計を確認作業時間や集中傾向を分析する
Premiumホワイトノイズポモドーロ中に追加の環境音を利用集中しやすい環境を作る
Premiumテーマ追加テーマ、外観、アイコンなどを利用アプリの見た目を好みに合わせる
Android Quick Ballロック画面などから素早くタスクを追加Android端末で即座に用件を記録する
音声録音の高度利用録音と文字起こしを合わせて保存するなど、一部の音声機能を拡張会議やメモを録音・文字化して残す
全プラットフォームでPremium利用iPhone、Android、Mac、Windows、WebなどでPremium機能を共有複数端末で同じ環境を利用する

これらは、Premium公式ページに掲載されているカレンダー、フィルター、履歴、統計、チェック項目通知、ウィジェット、集中支援などの機能です。(TickTick)

主な上限の比較

一部の上限は公式ヘルプで個別に案内されています。
古い公式比較記事に記載された数値は、その後変更されている項目もあるため、現在確認できるものを中心にしています。

項目無料版Premium
共有リストの参加者所有者を含め2人所有者を含め30人
1日の添付ファイル数1件199件
1タスクの添付ファイル数制限が厳しい39件
添付ファイル1件の容量最大10MB最大20MB
カレンダー表示基本的な表示月・週・日・複数日など
タスクの日時主に期限開始日時+終了日時
カスタムフィルター制限あり利用可能
チェック項目個別通知不可または制限利用可能
タスク・リスト変更履歴制限あり利用可能
履歴統計制限あり詳細表示
外部カレンダー購読制限あり利用可能

共有人数と添付ファイルの現行上限は、TickTick公式ヘルプで確認できます。(help.ticktick.com)

AI関連機能について

現在のTickTickには次のAI関連機能があります。

AI機能内容
AI Voice Add自然な音声から日時・リスト・タグ・優先度を認識し、複数タスクへ分割
録音の文字起こし・要約添付した録音を文字化し、要約を生成
TickTick MCPChatGPTやClaudeなどからタスクを参照・作成・管理
TickTick CLIターミナルやAIエージェントからタスクやリストを操作

AI Voice Addは、1回の発話に含まれる複数の用件を分けてタスク化できるモバイル機能です。(help.ticktick.com)

ただし、公式Premiumページには、現時点で次の点が明確に掲載されていません。

  • AI Voice AddがPremium限定なのか
  • 無料版とPremium版の月間利用回数
  • Premium加入時のAI利用枠
  • MCPやCLIの利用条件
  • AI枠が無制限かどうか

したがって、Premiumに加入するとAI Voice Addが無制限になる、とまでは確認できません
Premiumは主にカレンダー、フィルター、履歴、統計、リマインダー、容量上限を拡張するプランと考えるのが安全です。

料金

TickTick公式Webサイトでは、Premiumは現在次の価格です。

契約公式Web価格
年額35.99米ドル
月額換算3米ドル未満

App Store経由の日本円価格は、Appleの価格設定や契約時点によって異なる可能性があります。(TickTick)

今回のCarPlay用途でPremiumが役立つ部分

CarPlayで音声入力して買い物や用件を登録する目的だけなら、Premiumの多くの機能は必須ではありません。
ただし、次の機能は実用性があります。

機能CarPlay用途での効果
カスタムフィルター音声で追加した「買い物」「車関連」「用件」だけをまとめて表示
複数リマインダー買い物前、帰宅前など複数のタイミングで通知
外部カレンダー購読Siriで登録した予定とTickTickタスクをまとめて確認
チェック項目通知買い物リストの一部だけ個別に通知
履歴音声入力後に、いつ何が変更されたか確認
添付容量拡大商品写真や資料をタスクに添付
AI Voice Add複数の用件・商品名を一度に分割して登録できる可能性

音声でタスクを入れるだけなら無料版で試し、カレンダー表示・フィルター・複数通知・履歴が必要になった段階でPremiumへ移行するのが合理的です。

TickTickとGoogleアプリとの比較

TickTickを、予定表アプリ兼タスク管理アプリとして使っていますが、対応するGoogleアプリと比較した表を作成してください

TickTickを1つのアプリとして使う場合、Google側で対応するのは主に次の組み合わせです。

  • Googleカレンダー:予定表
  • Google Tasks:タスク管理
  • Google Keep:買い物リスト、メモ、簡易チェックリスト

TickTickは、これらに加えて習慣管理、ポモドーロ、アイゼンハワーマトリクスなどを1つにまとめた統合型アプリです。(help.ticktick.com)

総合比較

比較項目TickTickGoogleカレンダー+Google TasksGoogle Keepを併用した場合
基本的な位置付け予定とタスクを一元管理する統合型アプリ予定表とタスクを別アプリで連携メモ・買い物リストを補完
料金無料版あり。
Premiumは年額35.99ドル
個人向け基本機能は無料個人向け基本機能は無料
予定表日・週・月・複数日・年などの表示Googleカレンダーが非常に充実予定表機能はない
タスク管理高機能シンプル簡易チェックリスト
予定とタスクの同時表示同じ画面で表示・配置可能Googleカレンダー上に期限付きタスクを表示リマインダー付きKeepメモをTasks・Calendarにも表示可能
タスクの時間割化カレンダーへドラッグしてタイムブロックカレンダー上で日時付きタスクを作成・変更不向き
タスクの開始・終了時刻Premiumで開始・終了を設定可能タスクに日時を設定可能。ただし予定ほど詳細ではないリマインダー日時を設定
サブタスク対応対応項目のインデントは可能
チェックリストタスク内に作成可能サブタスクとして管理得意
リスト・分類リスト、フォルダー、タグ、優先度複数のタスクリストラベル、色、固定表示
カスタム抽出Premiumのカスタムフィルター基本的なリスト・日付中心ラベルや検索中心
Kanban表示対応標準では非対応非対応
タイムライン表示対応標準では非対応非対応
アイゼンハワーマトリクス標準機能として対応非対応非対応
習慣管理標準機能として対応専用機能なし専用機能なし
ポモドーロ・集中記録標準機能として対応専用機能なし専用機能なし
優先度複数段階で設定公式Tasksでは限定的なし
タグ対応標準では非対応ラベルで代用
繰り返しタスク詳細設定に対応対応リマインダーの繰り返しに対応
複数通知Premiumで充実Calendarの予定通知は柔軟。Tasksは比較的シンプルリマインダー中心
添付ファイルタスクへ添付可能Tasks単体では限定的画像、描画、音声などをメモに付けやすい
長文メモタスク説明、Markdownなどに対応タスク詳細欄は比較的簡素得意
共有タスクリストTickTick内でリスト共有個人用Tasksリストの直接共有は弱いKeepの共有チェックリストで補完可能
会議・予定への招待TickTickの中心機能ではないGoogleカレンダーが非常に得意非対応
会議室・参加者管理限定的Googleカレンダーが得意非対応
Gmail連携外部連携が必要
(Sparkなどのメールアプリはサブスクが必要)
メールから直接タスク作成しやすいGmailやGoogle Workspaceと連携
Googleサービス連携外部カレンダー購読などGmail、Calendar、Chat、Geminiとの統合が強いDocsなどへの転送も可能
Apple・Windows環境Mac、Windows、iOS、Android、Webで統一的各Googleアプリを個別利用Keepも別アプリとして利用
AI連携AI音声追加、MCP、CLIなどGeminiからGoogle TasksやCalendarを操作しやすいGeminiでリスト作成などが可能
自動化・外部連携MCP、CLI、API系の活用に強みGoogle Workspace、Apps Script、各種自動化に強い比較的簡易
操作の分かりやすさ多機能な分、設定項目が多いTasksは非常にシンプル買い物リストとして分かりやすい

TickTick Premiumでは、複数のカレンダー表示、タスクの開始・終了日時、外部カレンダー購読などが提供され、公式料金は年額35.99ドルです。(TickTick)

Google Tasksは、詳細、サブタスク、期限、通知を備え、GmailやGoogleカレンダーから作成できます。
期限付きタスクはGoogleカレンダー内でも作成・表示・変更できます。(Google ヘルプ)

予定表アプリとしての比較

項目TickTickGoogleカレンダー優位
個人のタスクを時間帯へ配置得意可能TickTick
タスクと予定を一体で計画非常に得意Tasks連携で可能TickTick
他人を予定へ招待基本用途では弱い得意Google
参加可否の管理限定的出席・欠席・未定を管理Google
家族や複数人のカレンダー共有外部カレンダー購読を利用得意Google
会議リンクの作成中心機能ではないGoogle Meetとの連携が強いGoogle
Gmailから予定を作る限定的得意Google
複数カレンダーの管理Premiumで対応標準機能として強いGoogle
個人の時間割作成タスクをドラッグして配置予定・タスクを配置TickTick
完了した作業の可視化タスクの完了状態を表示Tasksとして表示TickTick
年間の生産性確認年表示、ヒートマップなど一般的な年表示TickTick

Googleカレンダーは「誰かとの約束」「会議」「共有予定」に強くTickTickは「自分が何をいつ実行するか」を計画する用途に強い、という違いです。
TickTickはタスクと予定を同一画面に表示し、タスクをカレンダーへドラッグして配置できます。(help.ticktick.com)

タスク管理アプリとしての比較

項目TickTickGoogle Tasks評価
素早いタスク登録Google Tasksは非常に簡単
詳細な分類TickTick
プロジェクト管理TickTick
タグ×TickTick
優先順位付けTickTick
カスタムフィルター×TickTick
Kanban×TickTick
タスクの進捗率×TickTick
習慣×TickTick
集中時間の計測×TickTick
Gmailとの連携Google Tasks
Google Chatでの担当割当Google
複雑なタスク管理TickTick
操作を覚えやすいGoogle Tasks

Google Tasksは「タスクを記録し、期限を設定し、完了にする」という基本機能に絞られています。
GmailやGoogleカレンダーとの連携は優れていますが、TickTickのようなKanban、習慣、ポモドーロ、マトリクスなどは備えていません。(Google ヘルプ)

買い物リストとしての比較

買い物リストだけを見ると、Google側ではGoogle TasksよりもGoogle Keepが対応先として近いです。

項目TickTickGoogle TasksGoogle Keep
商品を1件ずつチェック
1つの買い物リスト内に項目を並べるチェックリストで可能各商品を個別タスク化得意
項目の並べ替え
項目の階層化チェック項目・サブタスクサブタスクインデント可能
家族との共有共有リスト個人用リスト共有は弱い共同編集が容易
写真を添付限定的
音声メモTickTickの音声機能音声アシスタント経由音声メモ対応
日時通知リマインダーを設定可能
店舗別・種類別のタグ管理ラベルで可能
購入後の履歴・統計基本的な完了履歴簡易的

Google Keepではチェックリストを作成し、項目を並べ替えたり階層化したりできます。
また、他の人と共有して共同編集できます。
Keepの日時リマインダーはGoogle TasksとGoogleカレンダーにも表示される仕組みです。(Google ヘルプ)

音声入力・CarPlay用途の比較

あなたが検討されている「運転中に用件や買う物を音声で登録する」観点では、次のようになります。

方法CarPlayとの相性複数用件の処理登録後の管理
Siri→TickTick現在は条件付き。AI音声追加や将来のSiri対応に期待TickTickに一本化
Siri→Google TasksiPhoneではSiriからの直接連携が弱いGoogle Tasksで管理
Gemini→Google TasksAndroid Autoでは有力AIによる分解に期待できるGoogle Tasksへ反映
Siri→Google Keep定型ショートカットなどが必要買い物リストに適する
Siri→Appleリマインダー→他サービスSiriとの相性は良いデータが分散しやすい

Google側の音声操作は、GeminiまたはGoogle AssistantからGoogle Tasksの作成・編集・削除に対応しています。
ただし、公式に案内されるAI支援機能の一部には地域・言語条件があります。(Google ヘルプ)

CarPlayを主に使う現在の環境では、Google Tasksへ移行しても音声操作が必ず便利になるとは限りません。
iPhoneとCarPlayではSiriが入口になるため、TickTickを登録先のまま維持する方が、管理先を一本化できます。

「Siri→Appleリマインダー→他サービス」の方法は、伝達する情報がAppleリマインダーで制限されてしまう可能性があり、仕組みも複雑になるという課題があるので不採用。
将来の高機能なSiriに期待。

MCP・CLI・自動化の比較

項目TickTickGoogle
AIとの自然言語連携TickTick MCPを利用可能GeminiとGoogle Workspaceの統合
ターミナル操作TickTick CLI公式の一般利用者向けTasks CLIはない。APIやApps Scriptを利用
Codex・Claudeからの操作MCPまたはCLIが使いやすいAPI開発が中心
Home Assistant連携CLIや中継スクリプトを構築可能Google Calendar連携はしやすいがTasksは別対応が必要
定期バックアップ・加工CLIのJSON出力を利用可能Google API、Apps Script、Takeoutなど
非開発者のAI連携MCP接続後は会話操作しやすいGemini利用が分かりやすい
機械的な自動処理CLIが便利Apps Scriptが強力

ここでは、AIに会話でTickTickを整理させたいならMCP、Home AssistantやStream Deckと定型連携したいならCLIというTickTickの利点があります。
一方、GmailやGoogle Chat、Googleカレンダーを中心に業務を組むなら、Googleの統合性が優れます。

Home Assistantとはプロジェクトの進捗管理などの連携を行うなどの活用方法が考えられるが、今のところ、そこまでのプロジェクトの予定もないので実装は行わない。iPhoneのTickTickアプリでタスク完了を入力すると、HOME Assistantのダッシュボードに反映されるという活用方法は有効かもしれない。
また、AIに目的を入力して、それをプランモードで計画案を作成してもらい、タスクやサブタスクをTickTickに一括入力するという使い方も想定される。
また、細かいことであるが、TickTickから昨年の情報を入手し、今年の最適プランを作成してもらったり、定期購入商品の購入間隔の最適化・購入日提案をしてもらったり、災害時の備蓄の長期的な購入予定を立ててもらったりという使い方も有効。

どちらが向いているか

利用目的適した構成
予定とタスクを1画面で管理したいTickTick
タスクを時間帯に割り当てたいTickTick
ブログ制作や検証作業を工程管理したいTickTick
習慣・集中時間も一緒に管理したいTickTick
Gmailからタスクを頻繁に作るGoogle Tasks
会議、家族予定、他人との日程共有が中心Googleカレンダー
家族で買い物リストを共同編集したいGoogle KeepまたはTickTick共有リスト
完全無料で簡単に使いたいGoogleカレンダー+Tasks+Keep
アプリ数を減らしたいTickTick
Gemini・Google Workspace中心で使いたいGoogle側
MCP、CLI、Codex、Home Assistantと連携したいTickTick

あなたの場合の判断

現在の使い方では、TickTickをGoogle Tasksへ全面移行するメリットは小さいと思います。

理由は、次の機能をTickTickだけでまとめて扱えるからです。

  • 予定とタスクの同時表示
  • ブログ記事や検証作業の工程管理
  • タグ、優先度、フィルター
  • CarPlayから記録した用件・買い物の一元管理
  • 将来のAI音声追加
  • MCP・CLIによるCodexやHome Assistantとの連携

一方、予定表についてはGoogleカレンダーの方が、他人との共有・招待、メールやGoogleサービスとの連携で優れています。したがって、最も合理的な構成は次の形です。

Googleカレンダー
外部との約束・会議・家族予定
          ↓ 同期・購読
       TickTick
自分の予定+実行するタスクを一元表示

買い物や個人的な用件はTickTickへ直接登録し、他人との約束や共有予定はGoogleカレンダーで管理してTickTickに表示する、という役割分担が適しています。

総合評価

評価軸TickTickGoogle 3アプリ
一元管理★★★★★★★★
タスク管理の深さ★★★★★★★★
予定共有・会議管理★★★★★★★★
操作の単純さ★★★★★★★
無料で使える範囲★★★★★★★★
AI・自動化の拡張性★★★★★★★★★★
あなたの現在の環境との相性★★★★★★★★★

結論としては、TickTickを中心に据え、Googleカレンダーだけを外部予定の基盤として併用する構成が最も適しています。Google TasksとGoogle Keepは、TickTickと役割が重複するため、特別な理由がなければ追加しなくてもよいでしょう。


CarPlay使用中の通話内容や留守電内容をTickTickにタスクとして入力できるか

CarPlay使用中に、かかってきた電話の通話内容から、タスクを抽出して、TickTickに登録することはできますか。また、電話に出ないで留守電にメッセージを残させて、そのメッセージからタスクを抽出して、TickTickに登録することはできますか。

結論

どちらも、通話内容や留守電からタスクを抽出してTickTickへ登録すること自体は可能です。
ただし、現時点では実現度が異なります。

対象実現性完全自動化CarPlay走行中の実用性
通話中の会話標準機能だけでは困難
通話録音後の文字起こし外部連携を作れば可能停車後に適する
留守電メッセージ外部サービス併用で可能最も現実的
Appleのライブ留守番電話○~◎TickTickへの自動転送は非対応停車後の確認に適する

最も現実的なのは、

電話には出ず留守電に入れてもらう → 文字起こし → AIでタスク抽出 → TickTickへ登録

という方法です。

現状、iPhoneではライブ留守番電話の機能が使えるので、自動的に文字起こしされた文章を、停車後にChatGPTのチャット画面に貼り付けて買い物リストを出力させることができるので、貼り付けた文章を買い物リストや用件リストにするショートカットを作成しておけば、容易に目的を達成することができる。

運転中にかかってきた電話の相手が、すぐに出ないといけない人物の場合は一旦電話に出て、メモを取る必要がある用件とか、細かい相談が必要な用件であると判断された場合には、「運転中なので一旦電話を切りますが、留守電に用件を入れてくれれば、停車後に、文字起こしされたその内容を確認して連絡します」というように伝えれば良い。

TickTickに複数のタスク(チェックマーク付き)として登録するところまでショートカットで行ってもよいが、簡単な内容が多いのであれば、ChatGPTのチャット画面で事足りる。


1.通話内容からタスクを抽出する方法

方法A:iPhoneの通話録音を使用する

iPhoneでは通話中に録音を開始でき、録音終了後に「メモ」アプリの「通話録音」フォルダへ保存されます。
対応言語・地域では自動的に文字起こしされ、話者も区別されます。
録音開始時には、通話参加者全員へ録音中であることが音声で通知されます。(Appleサポート)

処理の流れ
CarPlayで通話
  ↓
iPhoneで通話録音を開始
  ↓
通話終了
  ↓
Appleメモに録音・文字起こしを保存
  ↓
AIで「自分が行うべきこと」を抽出
  ↓
TickTickに登録

通話内容:

「来週火曜日までに見積書を送ってください。それと、製品写真も3枚お願いします」

AIによる抽出結果:

タスク期限補足
見積書を送る来週火曜日相手先をタスク名またはメモに追加
製品写真を3枚送る来週火曜日または要確認枚数をメモに記録

TickTickへの登録方法

登録方法手間編集自動化
文字起こしをコピーしてTickTick AI Voice Add等で処理×
ChatGPTに貼り付けて抽出後、手動登録×
ChatGPT+TickTick MCP半自動
ショートカット+外部AI API+TickTick CLI/API
Mac上の自動処理+TickTick CLI

TickTickはSiriによる直接追加と、ショートカットの「Add Task」アクションを提供しています。
したがって、文字起こしをAIで項目化した後、ショートカットから複数件を追加する構成も作れます。(TickTick ヘルプセンター)

大きな制約

走行中に完全自動では動かしにくい

Appleの標準通話録音は、通話中に「通話録音」を開始する操作が必要です。
公開されているAppleの手順では電話アプリからの操作になっており、CarPlay画面やSiriから自動的に録音を開始する方法は案内されていません。(Appleサポート)

そのため、

  • すべての着信を自動録音
  • 通話終了を検知
  • 録音データを自動取得
  • タスクを抽出
  • TickTickへ自動登録

という一連の処理を、iPhone標準機能だけで作るのは困難です。

また、Appleは録音前に相手の明示的な同意を得るよう案内しており、録音開始時には双方へ通知が流れます。(Appleサポート)

2.通話終了後に半自動で登録する方法

現時点では、こちらが現実的です。

推奨ワークフロー

  1. 必要な通話だけ録音する
  2. 通話終了後、Appleメモに文字起こしが作成される
  3. 停車後に文字起こしを共有またはコピーする
  4. AIに次のように依頼する
  5. 抽出結果をTickTickへ登録する
AIへの指示例

この通話記録から、私が行う必要のある作業だけを抽出してください。各タスクを個別に分け、期限、相手、場所、必要な物を整理してください。相手が行う作業は登録しないでください。

MCPを使う場合

この通話記録から私のタスクを抽出し、期限が明確なものは期限を設定して、TickTickの「用件」リストに追加してください。不明な期限は勝手に決めず、「期限確認」というタグを付けてください。

この方式なら、登録前に内容を確認できるため、誤認識による不要なタスク登録も防げます。

3.電話に出ず、留守電からタスクを抽出する方法

方法B:iPhoneのライブ留守番電話を使う

iPhoneの「ライブ留守番電話」では、相手がメッセージを残している途中からリアルタイムで文字起こしを表示できます。
通常の留守番電話についても、対応する通信事業者・国・地域ではメッセージを文字起こしできます。
Apple Intelligence対応環境では、留守電内容の要約が表示される場合もあります。(Appleサポート)

処理の流れ
着信
  ↓
電話に出ない
  ↓
ライブ留守番電話/通信会社の留守電
  ↓
音声を文字起こし
  ↓
AIでタスクを抽出
  ↓
TickTickへ登録

留守電:

「田中です。金曜日の午後3時に伺いたいので、都合が悪ければ明日までに連絡してください。資料も用意しておいてください」

抽出結果:

タスク期限・日時
田中さんの金曜15時の訪問予定を確認する明日まで
都合が悪ければ田中さんへ連絡する明日まで
訪問用の資料を準備する金曜15時まで
田中さんの訪問予定金曜15時・カレンダー候補
長所
  • 運転中に電話へ出る必要がない
  • 自分と相手の会話を区別する必要がない
  • 相手の依頼内容だけなのでタスク抽出しやすい
  • 音声が記録として残る
  • 聞き逃しを再確認できる
  • 安全性が高い
短所
  • ライブ留守番電話や文字起こしの利用可否は、国・地域・通信事業者に左右される
  • 名前、商品名、日時などが誤認識される可能性がある
  • Apple標準機能からTickTickへ自動転送する機能はない
  • 相手がメッセージを残さず切る可能性がある

4.留守電からTickTickへ登録する4段階

レベル1:手動登録

留守電を聞く
  ↓
Siriに「TickTickに○○を追加」
項目評価
導入最も簡単
タスク抽出自分で判断
TickTick編集手動で可能
複数タスク1件ずつ登録
自動化なし

レベル2:文字起こしをAIへ渡す

留守電文字起こし
  ↓ コピー
ChatGPTなど
  ↓ タスク抽出
TickTickへ手動登録
項目評価
導入簡単
タスク抽出AI
期限抽出
複数タスク分割
TickTick編集登録後に可能
自動化半手動

レベル3:AI+TickTick MCP

留守電文字起こし
  ↓
ChatGPT/Claude
  ↓
TickTick MCP
  ↓
登録・更新
項目評価
タスク抽出
登録
期限・リスト設定
既存タスクとの照合
編集・完了・削除
CarPlay音声中の実行×
停車後の処理

たとえば、停車後に文字起こしを貼り付けて、

この留守電から私のタスクを抽出し、TickTickに登録してください。日時が確定している約束は予定として、行動が必要なものはタスクとして分けてください。

と依頼する構成です。

レベル4:外部サービスを使った完全自動化

通信会社や外部の留守電サービスから、音声ファイルまたは文字起こしをメールで受け取れる場合は、次の構成が考えられます。

留守電
  ↓
音声・文字起こしメール
  ↓
Gmail/自動化サービス
  ↓
OpenAI・Gemini・Claude API
  ↓
タスク抽出
  ↓
TickTick API/CLI/MCP
自動処理例
  1. 件名に「留守番電話」を含むメールを検出
  2. 本文または添付音声を文字起こし
  3. AIがタスク、期限、相手、予定をJSON化
  4. 低信頼度の項目はTickTickの「要確認」リストへ登録
  5. 明確なタスクは「用件」へ登録
  6. 買う物は「買い物」へ登録
  7. 登録内容を通知する
登録例
用件
□ 山田さんへ折り返し電話する 今日18時まで
□ 見積書を送る 明日まで

買い物
□ HDMIケーブル
□ 単4電池

要確認
□ 「7月20日」か「7月21日」か確認する

この方式なら完全自動化に近づけますが、Appleの電話アプリ内にある留守電文字起こしを、ショートカットが自動取得する標準機能は確認できません。
そのため、メール転送機能を持つ通信会社または外部留守電サービスを入口にする必要があります。

5.通話と留守電の比較

比較項目通話録音留守電
運転中の安全性
相手の同意・録音通知必要・通知あり相手自身がメッセージを残す
音声の取得録音開始操作が必要自動
文字起こし対応環境で可能対応環境で可能
誰のタスクかの判定会話全体から判断が必要比較的簡単
複数タスク抽出
標準機能だけで自動登録××
外部連携による完全自動化○~◎
誤認識の確認必須必須
推奨度★★★☆☆★★★★★

6.おすすめ構成

現時点で安全かつ実用的

CarPlay使用中
  ↓
電話には出ず、留守電へ
  ↓
停車後に文字起こしを確認
  ↓
ChatGPTまたは別のAIでタスク抽出
  ↓
TickTick MCPで登録

この方法なら、

  • 運転中に操作しない
  • 相手の依頼を記録として残せる
  • 複数の用件を分割できる
  • 登録前に誤認識を確認できる
  • TickTickの既存タスクも検索・編集できる

という利点があります。

将来の完全自動化案

留守電サービス
  ↓ メールまたはWebhook
Home Assistant/自動化サーバー
  ↓
AIでタスク抽出
  ↓
TickTick CLI/API
  ↓
「留守電から作成」タグを付けて登録

完全自動化する場合でも、日時、金額、住所、固有名詞を含むタスクは、最初から確定リストへ入れず、「要確認」リストへ登録する設計が安全です。
Appleも文字起こしは完全ではなく、利用前に正確性を確認するよう注意しています。(Appleサポート)

したがって、現状では、通話は録音後の半自動処理、留守電は外部転送を利用した自動処理が適しています。
特にCarPlay中は、電話に出ず留守電へ回し、停車後または自動システムで処理する方法が最も現実的です。

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