Mapify マインドマップ再構成

次の関連記事では、新たな観点を追加する指示をチャットウィンドウに入力して、マップがどのように修正されるかを調べたが、マップの構造を再構成してくれるわけではないようなので、マップを再構成する方法について調べてみた。

目次

マインドマップ再構成

再構成方法(2案)
  • マインドマップをMarkdown形式でエクスポートし、他のAIで新たな観点を加えてマップを再生成する
  • マップを新規作成する画面で、(追加内容)も考慮と指示を与える

 ① 他のAIで再構成しマップを再生成

次の条件でマップを生成

トピック:COVID-19

生成要領:強力

ウェブ検索:有効

手順

マインドマップデータをMarkdown形式ファイルとしてエクスポート

手順

他のAIにそのファイルを添付ファイルとしてアップロードし、
不足している観点を提案させる

手順

提案された内容を加え、Markdown形式のファイルにするようにAIに指示する

手順

Markdown形式のファイルを、「PDF/文書」としてMapifyにアップロードしマップ化する

   マップの全体像

Mapify Pro オリジナル
ChatGPT 4oで再構成
Perplexity Proで再構成
Claude3 sonnetで再構成

   AIはどのように変えたか

ChatGPT

  (要約)

  • セクション追加(変異株、長期的な影響、社会的・経済的影響、各国の対応と政策)
  • 詳細化(診断方法と予防策について、より具体的または詳細な説明を追加)
  • 文書構造の再編(より論理的に整理され、見出しも追加されることで、情報が体系的に提示された)
(詳細)

セクションの追加

  • 変異株: 再構築されたファイルには、主要な変異株(デルタ株、オミクロン株など)に関する情報が追加されている。
  • 長期的な影響: ロングCOVID(後遺症)とその健康や精神的影響に関するセクションが追加されている。
  • 社会的・経済的影響: パンデミックが中小企業や労働市場に与えた経済的影響、医療システムの逼迫、医療従事者への影響についてのセクションが追加されている。
  • 各国の対応と政策: 世界各国のCOVID-19対策の比較と将来のパンデミックへの備えに関するセクションが新たに追加されている。

詳細化

  • 診断方法: 再構築されたファイルでは、RT-PCR検査、抗原迅速検査、CTスキャンの比較に関する詳細が追加されています。
  • 予防策: ワクチン接種の重要性や副反応、公共の場での予防対策について、より具体的な説明が追加されています。

文書構造の再編

  • 再構築されたファイルでは、セクションやサブセクションがより論理的に整理され、見出しも追加されることで、情報が体系的に提示されています。

変異株の主要セクションを追加し、「長期的な影響、社会的・経済的影響、各国の対応と政策」の主要セクションを設けてマップを再構成した。オリジナルのマップ構造をそれほど変えていない。

Perplexity Pro

  (要約)

  • 観点追加(変異株、長期的な影響、社会的・経済的影響、各国の対応と政策)
  • 詳細化
    • ウイルスの変異と変異株
    • 医療体制への影響と対応
    • 教育への影響とオンライン学習
    • メンタルヘルスへの影響
    • 偽情報の拡散と対策
(詳細)
  1. 国際的な連携と協力について、再構築した文章ではより詳細に説明されている。
    • 各国の対策と情報共有
    • ワクチンや医療資源の公平な分配
    • パンデミック対策における国際協力の重要性
  2. オリジナルには含まれていない以下の観点が追加されている。
    • ウイルスの変異と変異株
      • 変異株の発生状況と特徴
      • 変異株による感染力や重症度の変化
      • 変異株の世界的な広がりと対策
    • 医療体制への影響と対応
      • 医療従事者の感染リスクと負担
      • 医療リソースの確保と支援策
      • 医療従事者への支援と補償
    • 教育への影響とオンライン学習
      • 学校の休校措置と教育への影響
      • オンライン学習の導入と課題
      • 教育格差の拡大と対策
    • メンタルヘルスへの影響
      • 社会的孤立やストレスによる心理的影響
      • メンタルヘルス支援の必要性
      • 心のケアやサポート体制の整備
    • 偽情報の拡散と対策
      • ソーシャルメディアなどを通じた偽情報の拡散
      • 正確な情報発信の重要性
      • 偽情報対策とメディアリテラシーの向上

変異株の主要セクションの追加のほか、医療体制への影響、教育への影響、偽情報の拡散など、他のAIでは見られない主要セクションが追加された。追加された主要セクションは多いが、従来のセクションはそれほど書き換えられていない。

Claude3 sonnet

  (要約)

  • 観点追加(オリジナルの6つの主要セクションを拡張し、主要セクションを11とした)
  • 再構築および詳細化 (11の主要セクションに拡張し、より詳細なサブセクションを設けた)
(詳細)

文書の構造と詳細度:

  • オリジナル: 6つの主要セクションで構成
  • 再構築: 11の主要セクションに拡張され、より詳細なサブセクションを含む

ウイルスの変異と変異株:

  • オリジナル: 変異株に関する情報が含まれていない
  • 再構築: 「4. ウイルスの進化と変異株」セクションを追加

社会経済的影響の詳細:

  • オリジナル: 経済的・社会的影響について簡単に言及
  • 再構築: 「6. 社会経済的影響」として独立したセクションを設け、経済、教育、仕事の世界の変化について詳細に記述

国際関係と協力:

  • オリジナル: 国際的な対応について簡潔に触れる
  • 再構築: 「7. 国際関係と協力」として独立したセクションを設け、国際的な対応と渡航制限について詳細に記述

科学技術の進歩:

  • オリジナル: 特に言及なし
  • 再構築: 「8. 科学技術の進歩」セクションを追加し、医学研究の加速とテレヘルスの発展について記述

情報と社会の対応:

  • オリジナル: 特に言及なし
  • 再構築: 「9. 情報と社会の対応」セクションを追加し、誤情報対策と社会の適応について記述

環境への影響:

  • オリジナル: 特に言及なし
  • 再構築: 「10. 環境への影響」セクションを追加

将来の展望:

  • オリジナル: 特に言及なし
  • 再構築: 「11. 今後の展望と準備」セクションを追加

メンタルヘルスの扱い:

  • オリジナル: 特に言及なし
  • 再構築: 「5.2 メンタルヘルスへの影響」として独立したサブセクションを設ける

デジタル技術の活用:

  • オリジナル: 特に言及なし
  • 再構築: 感染追跡システム、テレヘルス、リモートワークなど、複数のセクションでデジタル技術の活用について言及

Claude3によって主要セクションは増えたが、最終的にMapifyによってまとめられた主要セクションも多く、主要セクション数は、オリジナルのマップと同程度となった。

十分な主要トピックのネタ出しを行うためには、複数のAIを組み合わせる必要がある。

他のAIで再構築してマップに戻すと、オリジナルのマップに設けられていた引用リンクに関係する表示([1][3]や、□に↗︎が付いたマークなど)が消えてしまう

 ② (追加する内容)も考慮と指示

マインドマップを新規作成する画面で、「COVID-19のマップを作成してください。その際、変異株も考慮してください」と入力しマインドマップを生成したところ、変異株に偏ったマップとなった。指示の仕方に工夫が必要

その他のリンクに関する事項

MapifyでエクスポートしたMarkdown形式のファイルを開いたところ、参照サイトの情報が含まれていた。

また、[COBID-19は、・・・[1]。・・・](https://www.cdc.gov/covid/index.html)などの記載も見られた。

チャットウィンドウにリンクが表示されることがある

3本線のマークで参照サイトのリンクが表示される

3本線のマークをクリックすると、
参照サイトのリンクが表示される
URLを表示させることもできる
URLを入力することもできる

3本線のマークは、「Web検索 有効」で、参照サイトへのリンクが生成されたマップに表示される

目次